ふでのゆくまま

  • ふでのゆくまま

    家政婦は撮ったー

    スーパーに行くと、どっかへ駆け出そうとする子供と、それを叱る母親ってどこでも見かけるもんですね。自分も子供の頃はそうだったかなー。

    という、この母親。鮮魚コーナーで店員さんからお刺身を受け取っておりました。サクを切ってくれるサービスですね。お子様に見せて「凄い量になったね~~」と話しかけており、お子様は「スゴイスゴイ」と言いながらどこかへ駆け出そうとする…やめなさいと言いながらこの母親は、そこらの台にこの刺身になったパックを並べ、スマホで写真撮っておりました。

    何だコイツ…と思ったのですが。きっと家では出来ないんでしょうね。だってそこらの「転用禁止」とか書いてある箱の上ですよ。スマホだって持ってないことになっているのかもしれません。あるいは休日お仕事中の旦那に晩飯の速報を流しているのかもしれません。自分は黙って300円ぐらいのやっすいサクを買い、安い鰹は安いマグロよりマズイという事象の確認に余念がない、ある一日で御座いました。ほんと美味しくない。

  • ふでのゆくまま

    記憶もあてにならない

    チャレンジャー号の爆発事故をご存じの方は多いと思いますが。

    先日、とある街を初めて訪れてちんたら歩いていたら、視線の高さ、思わぬ近さに旅客機が見えた。ほえーと眺めていると、さらに続いてもう一機ゆっくりと続いている。位置的にはもう羽田空港しかありえないので、旅客機が見える事は直ぐに納得できた。あのまま着陸するんだろうか。快晴の薄汚れた都会のそらに霞んで、滲んでいる。爆発せんだろうなあ、なんて思っていると、ふと、滲んだ機影で冒頭のチャレンジャー号の事故を思い出したのだった。あの日は確か、小学校を休んでいて、昼下がりに元気になって祖父母の居間でテレビを見ていた筈だ。やがて事故の一報が入り、ちょうど休憩中だった両親もテレビの前に佇んで「ひえ~~」なんて驚いていた記憶が、ふと、よみがえった。

    まてまて。

    チャレンジャー号が空中で爆発飛散した映像はくっきりと記憶に残っている。地上で悲鳴をあげる現地の人々の様子までも。これがおかしい事に気が付いた。前掲のwikipediaの情報では、現地時間では午前11:39だそうな。日本時間では深夜の1:39であり、自分が見たのがライブ映像の筈がない。時間的にも、日本の翌朝のニュースに間に合わないわけがない。みんな朝のニュースで知るだろう。その日学校を休んだ自分は朝起きてこなかったため、自分がニュースを見ていなかっただけ、と考えると辻褄はあう。事故の日付は1986年1月28日で現地は火曜日、ならば自分が事故のニュースを見たのは水曜日の昼過ぎということになる。家族は朝のニュースでは映像を見ていなかっただけかもしれない。

    記憶などあてにならないもんだね。ならばついでに、平成になった日も自分は学校を休み、同じように家族そろってテレビであの小渕さんが色紙を披露するシーンを見た、という記憶になっているんだが…。実際どうだったんだろうか。検索したら1989年1月7日は土曜日だった。例の色紙のお披露目は14:00過ぎ。なあんだ、やはり記憶違いだった。家族はあまり曜日に関係のない仕事をしていたが、こんな大きなイベントに仕事の手を休めてテレビの前に集合したんだろう。

    今と違って、手元のスマホでyoutubeの動画を観れる時代じゃない。テレビは二台あったと記憶しているが、それでもみんな一ヵ所に集ったもんだなー。今更30年前の、そんなパーソナルなものでもない記憶を訂正したところで、何も起こりはしない。だけど、なんかの折に記憶違いで単なる嘘を言ってしまうかもしれないしな。こうして調べる事ができるテクノロジーに感謝し、ついでに2001年9月11日とか、2011年3月11日の記憶にパッチを当てて、どうでも良い事に時間を使ったわけです。

    このエントリを書いたのは2018年5月17日の0:30ぐらいであります。将来この日の事を覚えているだろうか。今日は天気予報に反して晴れ。30℃を超えた。シャツの色は白。上着は着て出勤。クールビズでこの一年ずっとネクタイなし。水曜日。定時帰りが推奨される曜日で、30分ほどの残業で退勤。地下鉄の車中、ずっと技術系の真面目な雑誌を立ったまま読んだ。カテ6のケーブルの扱いだとかを読んだ。読んだ本の発刊が2011年で、少々内容が古いが、為になるものだった。初めて二台持ちにした安いスマホ、SIMも刺さずに、電力がどれだけ持つのか試すべく持ち歩いた。そのことは誰にも言う機会がなかった。晩御飯は戻した乾燥ワカメと、茹でた鶏むね肉。練り物と豆腐の煮物も食べた。1:00を回り、そろそろ寝るかと、布団に入る。

    …ところで、当時小学校は土曜日休みだっただろうか。

    あゝなにもわからない。ぼくにはなにも、わからない…

  • ふでのゆくまま

    毎年言わないと気が済まない

    この季節が一番良い。梅雨になる前の、爽やかな青空が僅かばかり続く日々。他にそういう天気が続くことぐらいあるではないか、とは異なことを申される。GWがあるではないですか。まあ、今年は特に連休っぽいイベントなし。

    とはいえずっと寝たりインターネッツしたりするわけもなく、初日午前にお出かけ。雨降っていたから傘持って出発、電車降りたら快晴とかそんな感じ。昼過ぎには戻って、午後からもう一ヵ所…というところで、気力が萎えて部屋の掃除など始める。

    新しい”生活”になって一カ月過ぎた。起床時間、降りる駅、挨拶する相手も一緒で何も新しくはないのだが…。せめてこれが良い判断だったと思える積極的な材料が欲しい。今のところ無難に過ぎたなあという印象で、ネガティブな要素はまだ無くなり切ってはない。具体的に書けないけど書けないあたりの事情がネガティブなんだわ。あーあ。

  • ふでのゆくまま

    ダメなところ

    洗濯が終わって中身を引っ張りだしたらハンガーにつるされたTシャツが出てきた。なんと便利な。これがAI、叡智と慈愛のパロディ。

    ハンガーが割れるとかなら兎も角、洗濯機本体が壊れたら洒落にならないし、よくぞ無事で出てきた。いくら俺でもハンガーに吊るしたまま放り込むことはない…と信じたい。物干し竿に吊るしていたのが、そのままスコンと蓋を開けた洗濯機に落ちたんだ。自分の洗濯物しかないから、うっかりなにかが紛れ込むなんて想定してない。洗濯始めにあたっては何のチェックもしていない。むしろ脱ぐときにだけど、スーツ姿で仕事していると、シャツの胸ぐらいしか気を付けるものはない。帰宅すれば財布とスマホはお決まりの場所に置く。

    このお決まりの場所に置く、が出来ない性質。いろいろなものを手に取り、放し、いろいろやっていると、必ず何かがどこかに放置される。これはマズイというのは流石に分かっているので気を付けてはいるが、気を付ける必要も薄い自室ではよくやらかすんだ。歩いて十歩の生活空間のどこにスマホは旅立ったのか。あまりうろうろしていると踏んでしまったりしないか。

    スーツから脱ぐときには特定の場所に一旦置く、が身についたつもりでいる。鍵を開ける、部屋に入る、靴を脱ぐ、アレはここに、アレはここに、部屋着に着替える。しかし休日に着替え工程をすっ飛ばしてガサツな料理と部屋掃除などしている時は、その最後のタスクはスマホ探しになることすらある。

    だったらハンガーごと洗濯機に放り込むぐらいやるんじゃないですかー?

    自分など信じるに値しない。そう思うようになってから、このテのやらかしは減った。ところがこんなことが起こって動転してブログに書いた。まあ良く失火もせずに暮らしている。車の運転は東京に住んでいる間はまあしないのでご安心。

  • ふでのゆくまま

    うんこ

    タイトル通りの下品な中身なので、続きを読むに適さないと判断された方は読むのをおやめください。本当にうんこの話です。以下、うんPと表記します。

    ある日普通にうんPしていると、ケツをふいた時に何かが手に触れたような気がした。恐ろしくて一瞬フリーズしてしまった。古い作りの自分の住んでるアパートでの話であるからして、ホラー映画のように何かが下水からやってきて、なんてことだってあるかもしれない。下水だから、忍者コスプレしたカメがピザをねだるとか。アレの実写版可愛いか?

    置いといて。

    そろりと中腰に立ち上がって振り返ると、便器の中に生き物の気配はない。自分のうんPがあるだけだ。まだケツをふききってないので、もう一度着席して、トイレットペーパーを装備し、手を伸ばすと、やはり何かに触れた。そのまま体をゆすってみると揺れに合わせて手に(手に装備したトイレットペーパーに)当たるものがある。落下しそこなったうんPにしてはこう…。細い…?ああああああ遂に来ましたか…。

    刺身や寿司は大好きです。自分で釣ったり獲ったりしたものを食うような機会はないですが、店に売ってるもの、飲み屋のメニューで良く頂きます。それでもサーモンやサバは控えるとかワサビはたっぷり多めにとか、いちおうの対策はやっていましたのに。海外には行ったことない人間なので、自前で持ち帰ったことはない。直近で食べたのは…とか考えたけど、成虫を食う訳じゃあるまいし、直近のものなんかが原因のあてになるかい。いつから育ったのだお前は。クソが。うんPのなかのクソが!取り敢えずはこの肛門から顔を出しているものを処理しないと次の行動ができません。自分のケツはいまどういう状況なのでしょうか。

    そっとつまんでみる。リアクションなし。ぷにぷにしてみる。この食感はうんPではないのは明らかだ。弾力がある。覚悟一発、ゆっくり引いてみる。いやだって肛門に押し戻すわけにもいかんやんけ!!ゆっくり引かれるにまかせてそいつが肛門を通過していく感覚がある。いったいどれぐらいの長さの、あれ?抜けたわ。10cmも引いてないと思う。覚悟を決めて、現物を目視すると、糸蒟蒻だった。せーーふ!!せえええええええふ!!!つきこんにゃくっていうんですかね、太めの糸こんにゃく。あれでした。

    カロリー低いし、よく煮物とかにして食べるんですけどね、今までこんな事なかった。冬には一人鍋的なものをしょっちゅう食べるので、そのたびに言ってもいい程にしらたきだの、このつき蒟蒻だのが入ります。10年以上は寒い季節にハイペースで食ってます。それがこう、そのまま出てくるとは、十年を経て自分の腸内を知り尽くしたと見えますね。こいつは実に「ご通過」でいらっしゃる。なんてなwwwww

    うんPの話もういっちょいきます。

    自分はそそっかしい上にがさつなので、よく細かい怪我をします。先日もPCの廃部品を分解していましたら、指先の腹をすっと切ってしまいました。幸いにも浅そう。流水で血を流して傷の具合を確認。問題なし。しばしティッシュで押さえて、その後絆創膏を貼りました。趣味でも仕事でもPCに触れることが多く、キーボードの入力にやや難がありますが、二日もすればとれる。

    そんな日に普通にうんこしていると、ケツをふいた時に何かが手に触れたような気がした。ああん?と思ってケツをふいた手を見ると、ケツをふいた紙も友情出演。絆創膏の捲れた部分にティッシュがくっついたのだ。うおって驚いて、何も反対の手で剥がせばよいのに絆創膏を貼ってある手を軽く振って振り落とそうとしてしまった。

    バターを塗ったパンを落としたとき、バターの面が絨毯に落ちる確率は?

    …ご期待に沿えず、こちらもセーフ。昭和の漫画なら顔に張り付くところだったわ。

    以上、うんPの話終了です。