ふでのゆくまま
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毎年言わないと気が済まない
この季節が一番良い。梅雨になる前の、爽やかな青空が僅かばかり続く日々。他にそういう天気が続くことぐらいあるではないか、とは異なことを申される。GWがあるではないですか。まあ、今年は特に連休っぽいイベントなし。
とはいえずっと寝たりインターネッツしたりするわけもなく、初日午前にお出かけ。雨降っていたから傘持って出発、電車降りたら快晴とかそんな感じ。昼過ぎには戻って、午後からもう一ヵ所…というところで、気力が萎えて部屋の掃除など始める。
新しい”生活”になって一カ月過ぎた。起床時間、降りる駅、挨拶する相手も一緒で何も新しくはないのだが…。せめてこれが良い判断だったと思える積極的な材料が欲しい。今のところ無難に過ぎたなあという印象で、ネガティブな要素はまだ無くなり切ってはない。具体的に書けないけど書けないあたりの事情がネガティブなんだわ。あーあ。
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ダメなところ
洗濯が終わって中身を引っ張りだしたらハンガーにつるされたTシャツが出てきた。なんと便利な。これがAI、叡智と慈愛のパロディ。
ハンガーが割れるとかなら兎も角、洗濯機本体が壊れたら洒落にならないし、よくぞ無事で出てきた。いくら俺でもハンガーに吊るしたまま放り込むことはない…と信じたい。物干し竿に吊るしていたのが、そのままスコンと蓋を開けた洗濯機に落ちたんだ。自分の洗濯物しかないから、うっかりなにかが紛れ込むなんて想定してない。洗濯始めにあたっては何のチェックもしていない。むしろ脱ぐときにだけど、スーツ姿で仕事していると、シャツの胸ぐらいしか気を付けるものはない。帰宅すれば財布とスマホはお決まりの場所に置く。
このお決まりの場所に置く、が出来ない性質。いろいろなものを手に取り、放し、いろいろやっていると、必ず何かがどこかに放置される。これはマズイというのは流石に分かっているので気を付けてはいるが、気を付ける必要も薄い自室ではよくやらかすんだ。歩いて十歩の生活空間のどこにスマホは旅立ったのか。あまりうろうろしていると踏んでしまったりしないか。
スーツから脱ぐときには特定の場所に一旦置く、が身についたつもりでいる。鍵を開ける、部屋に入る、靴を脱ぐ、アレはここに、アレはここに、部屋着に着替える。しかし休日に着替え工程をすっ飛ばしてガサツな料理と部屋掃除などしている時は、その最後のタスクはスマホ探しになることすらある。
だったらハンガーごと洗濯機に放り込むぐらいやるんじゃないですかー?
自分など信じるに値しない。そう思うようになってから、このテのやらかしは減った。ところがこんなことが起こって動転してブログに書いた。まあ良く失火もせずに暮らしている。車の運転は東京に住んでいる間はまあしないのでご安心。
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うんこ
タイトル通りの下品な中身なので、続きを読むに適さないと判断された方は読むのをおやめください。本当にうんこの話です。以下、うんPと表記します。
ある日普通にうんPしていると、ケツをふいた時に何かが手に触れたような気がした。恐ろしくて一瞬フリーズしてしまった。古い作りの自分の住んでるアパートでの話であるからして、ホラー映画のように何かが下水からやってきて、なんてことだってあるかもしれない。下水だから、忍者コスプレしたカメがピザをねだるとか。アレの実写版可愛いか?
置いといて。
そろりと中腰に立ち上がって振り返ると、便器の中に生き物の気配はない。自分のうんPがあるだけだ。まだケツをふききってないので、もう一度着席して、トイレットペーパーを装備し、手を伸ばすと、やはり何かに触れた。そのまま体をゆすってみると揺れに合わせて手に(手に装備したトイレットペーパーに)当たるものがある。落下しそこなったうんPにしてはこう…。細い…?ああああああ遂に来ましたか…。
刺身や寿司は大好きです。自分で釣ったり獲ったりしたものを食うような機会はないですが、店に売ってるもの、飲み屋のメニューで良く頂きます。それでもサーモンやサバは控えるとかワサビはたっぷり多めにとか、いちおうの対策はやっていましたのに。海外には行ったことない人間なので、自前で持ち帰ったことはない。直近で食べたのは…とか考えたけど、成虫を食う訳じゃあるまいし、直近のものなんかが原因のあてになるかい。いつから育ったのだお前は。クソが。うんPのなかのクソが!取り敢えずはこの肛門から顔を出しているものを処理しないと次の行動ができません。自分のケツはいまどういう状況なのでしょうか。
そっとつまんでみる。リアクションなし。ぷにぷにしてみる。この食感はうんPではないのは明らかだ。弾力がある。覚悟一発、ゆっくり引いてみる。いやだって肛門に押し戻すわけにもいかんやんけ!!ゆっくり引かれるにまかせてそいつが肛門を通過していく感覚がある。いったいどれぐらいの長さの、あれ?抜けたわ。10cmも引いてないと思う。覚悟を決めて、現物を目視すると、糸蒟蒻だった。せーーふ!!せえええええええふ!!!つきこんにゃくっていうんですかね、太めの糸こんにゃく。あれでした。
カロリー低いし、よく煮物とかにして食べるんですけどね、今までこんな事なかった。冬には一人鍋的なものをしょっちゅう食べるので、そのたびに言ってもいい程にしらたきだの、このつき蒟蒻だのが入ります。10年以上は寒い季節にハイペースで食ってます。それがこう、そのまま出てくるとは、十年を経て自分の腸内を知り尽くしたと見えますね。こいつは実に「ご通過」でいらっしゃる。なんてなwwwww
うんPの話もういっちょいきます。
自分はそそっかしい上にがさつなので、よく細かい怪我をします。先日もPCの廃部品を分解していましたら、指先の腹をすっと切ってしまいました。幸いにも浅そう。流水で血を流して傷の具合を確認。問題なし。しばしティッシュで押さえて、その後絆創膏を貼りました。趣味でも仕事でもPCに触れることが多く、キーボードの入力にやや難がありますが、二日もすればとれる。
そんな日に普通にうんこしていると、ケツをふいた時に何かが手に触れたような気がした。ああん?と思ってケツをふいた手を見ると、ケツをふいた紙も友情出演。絆創膏の捲れた部分にティッシュがくっついたのだ。うおって驚いて、何も反対の手で剥がせばよいのに絆創膏を貼ってある手を軽く振って振り落とそうとしてしまった。
バターを塗ったパンを落としたとき、バターの面が絨毯に落ちる確率は?
…ご期待に沿えず、こちらもセーフ。昭和の漫画なら顔に張り付くところだったわ。
以上、うんPの話終了です。
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もしもあなたの車が勝手に動いて安全に目的地に着くならば
中で寝ますよね?
一定の条件下で自動運転モードになるような機能のついた自動車の宣伝がながれておりました。そのような機能が発動したあとは、運転に集中する必要がなくなるため、車内で精神の病を発症したようなテンションで大盛り上がりではしゃいでいる家族というような描画がされていて、そんなわけねえだろと思いました。自力で運転しなくても移動できる状態が、それそのままタクシーや電車のようなものだと考えると、まずは寝るのでは。
人は仕事に間に合うように目覚め、勤務地へ移動します。寝ながら移動ができないためです。勤務地の隣に住めないからです。おうちを勤務地にするという手法で解決を成し遂げた人もおりますがまだまだ少数派。人間は寝ないと病み、やがて死にますね。寝ましょう。
中では眠っている人が横たわっている車が大量に走っている世界。どうでしょうか…。駐車場が看板をモーテルに変えたら当局から消火設備がないと指導を受けたとか、電車で寝るホームレスが「専用個室とは豪勢」だねえと感心したとか、帰るのが億劫だから車に住んでたら住所不定になってクレカの審査落ちたとか、一切の凸凹のない安眠道路が建設中だとか、販売店のオプションに枕があったとか。まあこんな小噺ぐらいになるな。いや、枕か。わはははははははは。爆笑の渦。
ま、渦を巻くぐらいの人数だったら、ぐーすか寝てないで何をしましょうかという話なんでしょうけども。車の作りって、みんな同じ向きに座って前に二人後ろに三人とかで…その座席で何しましょうね?どうあってもピンと来ないCMに眠くなる春の一日でございまし。
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せとうちフェア
近場のスーパーでやけ食いの依代を漁っていたところ、店内放送が耳に入った。
「とうてんではただいま、せとうちふぇあをじっししています」
瀬戸内フェア。なんとなしに見当がつくが、ふと寂聴のほうを想起してしまった。ボンカレーのパッケージが目に入ってしまい、それを脳内で寂聴に変換したところ実に愉快な買い物ができた。ボンカレーは買わなかったすけど。
こんな一言を書くために瀬戸内寂聴についてネットで調べると、実に豪快な人である。出所が怪しいような情報もあるものの、ちょっとイメージと違っていた。こういう味わいを人間味と言うのだろうか。故事に言う、英雄色を好む。談志が言う、業の肯定。それでいて清らかで純であるという雰囲気を称すならば…例えば「徳」とか?
まあ寂聴さんのケースでは法曹に属していないとまた色眼鏡の色が変わるかもね。西原理恵子みたいな扱いになったら楽しかろう。具体例は書かねえ。徳が下がるし。