-
まあ雑記、コンピュータ関係
PCの清掃とちょっとしたパワーアップをしたのだ。
中を開けて、マグライトで照らす、点かない。あれ?電池を変えると無事に点いたんだけど、このマグライトって緊急時に備えて手の届くところに置いてあるものだ。ガチで命を預ける可能性があるものを、ちゃんとチェックできてないのは意味がない。しかしなんでだろう。電池の寿命だろうか。幸いにして殆ど点灯させることがないものなのに、機能しなくなるほど消耗されては困るな。勿論明りを点けてなくても徐々に消耗することは承知しているが、過去にこんな事はなかった。電池にはエネループを採用していて、買ってから三年といったところ。同じタイミングで買った電池がワイヤレスマウスとか時計とかで無事に動いているんだから、たぶん電池は問題無くて、このマグライトになにか特別な事情があったのか。年に2,3回は充電したストックと入れ替えるという事をして準備万端のつもりだったのだけどな。なお、ここでグッジョブな事として、替えの電池もすぐそばにあったので慌てることは無かった。
中をいじっていると「こんなのいつ使うの?」みたいなパーツも取っておいた事が救いになるという事態が発生した。ちっちゃいドライバーも、ラジオペンチも役に立った。取付位置はここで本当にあってるのか、みたいな情報はネットで得られるには違いないと思っていてあまり心配はしてなかったけど、もう歳をとったのでスマホの画面じゃ厳しいものがあった。マニュアルの類は全部企業のサイトからPDFをダウンロードして安心していたところ、PC自体を止めてメンテしているんだから役に立ってねえわ。
少し前にWindows10のサポートが切れた。次のWindowsの情報があまり出てこない。なんでだろう。Windows12とかで検索すると噂話が見つかるけど何が出てこようとも、大幅に変わる事はないと考えている。仮にあったとしても、それはマイクロソフトのWindowsというブランドでは出てこないんじゃないかな…?そして、そんな状況が加速させたのかもしれないけど、Windows10終了を契機にLinuxへ移行するみたいな話を散見する。もう10年近く前から、ライトな用途ではLinuxのGUIで十分だと思われる。ライトな用途っていうのは、インターネットで情報を集めたり、メールのやり取りをしたり、エクセルやワードの類を使う…ぐらいか。Windowsと同じアプリ(ソフト)が使える事だってある。たまにマイナーな機器が繋いでも認識されないみたいなことはある。
状況は一昔前とだいぶ変わったと思う。以前はマニアが”余った”PCで使えるようにして遊んでいるような物だったかもしれないけど、個人レベルでは十分に主力たり得る…。けど、結局Windowsも必要になりがちなんだよな。特に確定申告とかe-taxあたりの、すごく大事な手続き関係。Linuxでトラブルにもならず簡単に出来たらビッグウェーブが来るかもしれない。
ここで、macの事を思い出す。使ったことない。そりゃあ仕事で使ったことはあるが、macbook上でもろもろ作業したり検証するというレベルで本格的なもんじゃない。私用では一回もない。マジで触ったことがないのレベル。必要という場面が一切ない。使ったことがないから体感はないけど、macじゃなきゃできないなんて事も最近は少なくなっている筈だと思うんだよな。macbookがノートパソコンとして性能が良いのは間違いないと思っているけど、その認識もひと昔の物だと思ってる。実際どうだろう?非常用にwindowsのノートPCを一台持っているけど、幸いながらろくに出番もない。
あ。デスクトップPCをメンテしている時の調べものに使えば良かった。なんのためにわざわざ用意してんだ。そして、明かりが付かなかったマグライト。こいつは大丈夫か。大丈夫なのかい。まあ次の連休で良いか。どうせ本当に必要になるような大災害なんで起きないですし~:;(∩´﹏`∩);:
大災害が起きなかった事なんてない。だからマグライトの件はがっかりといおうかげんなりというか…。おざなりな準備しただけで助かると思ってる。いや~危なかった!なんて呑気に語れる気でいる。
話を戻して、パワーアップね。本当はもっと豪快にパワーアップしたいのだった。Windows10が終わるころにやりたいなーと前々から思っていたけど、いざその時期が来ると予算が足りない。全く足りない。PCパーツだから足りる予算でやればいいじゃんという考えもあるが、ある程度の背伸びをしてその時期、その時期の高級品でパワーアップしたほうが経済的だ。安物買いの銭失い的なことを避ける。それにしても、高い。不当に高価だとは思わない。買い手の経済状況を鑑みると予算に収まらないという意味で、安くはない。つまり高い。高いんじゃねえか。爆笑の鬱。
PCパーツの話題になると、スラング的に目にするのが「(買うには今は)時期が悪い」ってやつ。落ち着て考えれば当たり前で、品質のいい商品が出たばかりの時は品薄で手に入らない、しばらくすると次のより品質の良い商品の情報が流れてくるから旧バージョンを買うには時期が悪い、その期間の間にも為替だのなんだので価格変動があって、なんだかんだ。常に時期が悪い。今こそ全員買うべきだ!というタイミングはあとから振り返ってわかるもんだ。でも、本当に必要だったら手に入るうちにすぐに買うというのは当たり前に当り前なのだ。買い時は今しかない。しかし高額であるため、また多少性能を落とせばそれに応じてちゃんと安価になるため、先に述べたようにより性能の良い新商品が出てくる事はほぼ確実であるため、先延ばしにしても問題ないと考えてしまう。所詮は趣味なんだもんなあ。時期が悪いなどと呑気な事が言える。…ま、呑気で正解だ。俺には徹夜で店の前に並んで手に入れるなんて気合はない。
-
めし短観2025年11月
「カロリーメイトバニラ味」アイスクリームのバニラ味しか知らないから、固形物バニラってこういうもんなのかなと…そんな程度の感想。もっとも、カロリーメイトは味わい云々で語るような食品でもないよな。
https://www.otsuka.co.jp/cmt/product/block
「青唐辛子マヨ揚げせん」ま、こんなもんだろなあ、って想像通りの味。
https://hizatsuki.com/news/2025/09/aotougarashimayoagesen2/
「お百姓さんが作ったスイートポテト」お百姓さんじゃない人が作ったスイートポテトの知見がなくて差異についてはわからないが美味しい。商品リンクなし。小さいので一口でぽいっと。
「motTOFU国産なめらか豆腐バー枝豆ひじき」検索しようとしたらモト冬樹ばかりサジェストされた。豆腐食品は数多くあるけど、ついに棒豆腐ときた。ちゃんと豆腐も枝豆もひじきも風味が生きていて美味しい。割と日持ちもするので、冷蔵庫にストックしておやつに良い。
https://www.taishi-shop.jp/SHOP/190150.html
「ヴィックスドロップ抹茶」抹茶!?薬局の商品棚を見かける度に、そんなにいろんなバリエーションに挑戦せんでもなあ、と思ってしまうんだけど、面白半分にこうしてお買い上げしているんだから思う壺であります。効能が劣後せんなら味わいなどまあどうとでも良いか。で、実際に試すと爽やかな感じがない。のど飴は流石にスースーしたほうがそれっぽいもんな。ううむだめだこりゃ。
https://www.catalog-taisho.com/category/02/005/05606
いなばの缶詰「とり・たまご大根」なんだそれはと興味津々。あの、ジャンクフードの真の王様である缶詰焼き鳥の鶏肉と、ウズラの卵、大根が入った煮物の缶詰。肉の味わいはウヴェアーだ砂糖水みたいな味付けもフュンbjだし大根の適度な歯ごたえもゑナルナkkという体感をうずら感じ。美味しくないもの界隈ではマシなほうではあった。このサイズの缶詰でこの商品を出したというところは評価したい。
https://www.inaba-foods.jp/products/detail/1629
ノザキのコンビーフ缶詰脂肪分50%カット。ノンオイルのツナ缶がウヴイヲイってぐらい不味かったのを思いだした。しかし、実際に口にすると力強く脂ぎっている。加熱しないで食べたからかもしれない。味わいはまあ普通の身に覚えのあるコンビーフだった。サイズが小さすぎて個人の非常食としてはイマイチだし、日常的に口にするものでもない。
-
「筒井康隆自伝」を読んだ。
特にファンと呼べるほど好いている作家というものはおりませんが、敢えて一人と言わば筒井康隆。自伝だそうなので読んでみる。その生い立ちから年代を追って構成されていて、実に素直だ。幼少のころから大学生になるまでの、子供の頃の話が豊富で驚く。良く覚えているもんだ。勿論ある程度は記録が残してあるものなんだろうけど、それにしたって細かい事まで。
作家となってからはまるでブログの日記という感じでイベントごとをおいかける。自分のようなにわかファンにはとても面白い。「走る取的」が実話ベースって書いてあってええ…ってドン引きしたりした。芝居をやっていたというのは知っていたが役者として名が通るほどに入れ込んでいたとは。テレビ番組にもぼちぼち出ていたとも知っていたが、想像以上に豊富に出演している。100万円渡すという番組の印象しかないが、他にもたくさん。
初めて筒井の姿を観たのはなんかのコマーシャルで、断筆続けるか、やめるかと悩んでいる所を掃除の邪魔だと扱われる場面だと記憶してる。なんなら名前を知ったのも断筆のニュースじゃなかったかなあ。
当然、というべきか、過去の著作を眺めてみる。知らないのも多い。何か読んでみるか。しかし読んだことがあるのかどうか、覚えてないものも多い。このブログにも書いたけど、中島らもの「今夜、すべてのバーで」を既読であるのにかかわらず気付かずに読み進めた。そんな経緯があるから慎重になってしまう。作品について調べようとすればある程度のネタバレは不可避なものであって、タイトルだけで読んだからどうかわからない以上は困ったことになるのだ。「どうせ内容が記憶にないなら二回読んでも良いのではないか」という考えは合理的な気もする。でもそれは手元に書籍がある人の考えだ。読んだことのある本を理由もなくもう一度お買い上げなんかしねえだろ。電子書籍だって同じ事。
えー、そこで。どうやったら未読の筒井作品にたどり着けるか選手権を
虚構挙行するものである。筒井康隆を知ったのは上記の通り断筆云々の頃。最初に何を読んだかは定かではないが、新潮文庫だと思う。赤い背表紙がやたらに印象に残っている。その後上京し、やはり時間はあったので赤い背表紙を読んだ。「残像に口紅を」は確実に読んだのに、wikipediaに拠れば新潮文庫ではない。また、筒井は短編集も豊富だ。タイトルに覚えがある短編作品を読んだとなれば、同じ書籍に掲載されている他の短編も読んだと見るのが自然だ。前述の「走る取的」は「メタモルフォセス群島」という短編集に収められている。収録されている短編も読んだはずだが、それらのタイトルを見ても、一個も内容を思い出せない。じゃあ何でも良いんじゃないのうるせえそういう事じゃないんだよ。未読の筒井を探すという未曽有の報いに挑もうというのだ。しかしwikipediaの著作リストに拠ればそこには時間軸があり「天狗の落とし文」以降の短編集を読んでない事はtheorem的に明らかであったぐぬぬぬ。
しかし本当だろうか。誰でも編集できるwikipediaに虚構の著作を並べるなど容易なことだ。「カラダ記念日」に「サラダ記念日」へのリンクが貼ってあるようなページを信頼すべきか。筒井康隆だぞ。けけけけけなど笑いながら本人が編集していてもおかしくない。近影画像が1964年なんてのも怪しいぞ。危ない、やはり筒井康隆を信頼してはいけない、小林よしのりあたりと一緒に抹消登録せねばなるまい。
そうして悠々と未発表の作品を探す旅に出るというものだ。けけけ。
けけけけけけけけけけ。
「カーテンコール」をお買い上げ。感想文は書きません。
-
「マイ国家」を読んだ。
ビッグネームらしい星新一である。らしいというのは、筒井康隆と並んでお名前を目にする事が多いという印象だったが、読んだことはなかった。
で。読んだ。
うーんいまいち。やっぱりと言うべきか、新鮮さはなかった。wikipediaによれば1968年発表である。そら当り前のことで、自分が今までにどこかで見聞きした物語の筋書き、アイデア、その大いなる元祖である可能性が高い。2025年に初見の星新一はこんなものではなかろうか。
という所感は当然に想定内。だから不満を覚えるとか、そういうことはなく、初見なのに懐かしい漫画でも読んでいるような気持ちで、作品数はいっぱいあるので次から次へと読み進めていく。別にオチが想像通りだろうと、それはそれで、そういうものだろうと。そうすると、なるほど~というものがいくつか。料理の国の話とか、死にかけの爺さんが飲酒する話とか、小言幸兵衛とか。一番って言われたら幸兵衛かなあ?(´ー`)
とことで、星新一賞という文学賞がある。募集要項を眺めてみると以下の一節がある。
■人間以外(人工知能等)の応募作品も受付けます。ただしその場合は、連絡可能な保護者、もしくは代理人を立ててください。
こいつは驚いた。驚いたけれど、実にエスエフだ!この取り組みを初めてどのぐらい経つのかわからないが、生成AI利用した応募について、割と細かく注意事項も定められている。現時点で実際にAIの文章が受賞したことはあるんだろうか?
https://hoshiaward.nikkei.co.jp
当然、意地でも「人間が書きました」というテイでAI作を送り付けてくるという事態はSF的じゃなくても容易に想像ができる。もちろん露見した場合の対処は定められているが、現代においては、そうそう簡単に見破られるクオリティではない…とは思う。だから、いつの日か受賞した後に「実はAIでした」とか言い出す輩が登場することもまた容易に想像できる。その事態まで含めての文学賞だったら面白い。そりゃあ関係者や歴代の受賞者は面白くないし、なんなら賞自体の存続にも関わるかもしれないけど…野次馬としては面白がってしまう。
個人的には審査員のほうをAIにするのが先決では、と思うがどうだろう。現状だってある程度は審査に使っていると推測する。星新一賞のみならず、なんかこう…盗作とかそういうチェックに浸かってそう。そもそもAIの応募が良いってんだから、AIの審査もいいだろ。
AIの文章をAIが批評し、賞賛する。奇怪に思われる人もいるかもしれないが、審査員の頭数には十分すぎるほどにAIサービスは存在するんだから、いけるだろう。たいだい、AIの学習って内部ではそういう事をしているようなもんじゃないの?人間のご機嫌に合わせると言ったあたりも得意だ。
なんなら審査員に既に居るのでは。審査員って本当に実在するか?エスエフ作品なんてきちがい一歩手前の怪文を何百、何千も審査なんて出来るわけがないんだし、現時点でも本当はそこらのバイt…おっと、玄関のチャイムだ。配達でも届いたかな…
-
「怪談」を観た
いちおう、ネタバレ?が含まれるのかもしれません。
Amazonプライム枠。小泉八雲の書籍を原作として、4本立て総じて3時間に及ぶという大作。1965年の作品という事でプチプチとしたホワイトノイズ、いかにもお椀で叩いてそうな馬の足音も奥ゆかしく。
そらあ、面白いだろうという期待は薄かった、正直なところ。二倍速で映画を観るという人の心情がだいぶわかった気がする。前半2話は飛ばし飛ばし、それ以降も10秒スキップ何度も押して都合一時間ぐらいで全部見終わったんじゃないか。
実際に水に浮かべた船の上での殺陣の場面がある。もちろんスタジオ内部だ。揺れで落ちそうになっているのをこらえる切られ役の人の姿が気になって気になって。頑張れ٩( ”ω” )وって思う。プールのへりの部分もきっちりとわかってしまう。こんな昔の映画に対してあら捜ししてやろうってんじゃないけど、どうしても、ごく自然に目についてしまった。
やはり「耳なし芳一」の迫力が違うな、と楽しんでいたのだが、耳取られてうずくまる場面で太ももの裏に書いてないのが見えた。…あら捜ししようとしてないんだけど、こんな露骨な”あら”が見えてしまってはなんかこう…物語のキモの部分だ。実際に皮膚に書いているんだろうから、準備は大変だったのでしょう。
イマイチでしたかね。
ところで、さらば青春の光のチャンネルから人気者になった「ひょうろく」はドラマなんかにも出ているらしい。2025年の流行語大賞にノミネートされるなど本物の時の人になりかけている。彼は「耳なし芳一」役にはぴったりじゃないか?実際は売れすぎてて撮影は難しいのかもしれないけども。
暇なし芳一
4点