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雑記
「ニュートン」という雑誌を読んだ。特集は超ひも理論。聞いたことはあるけど、まったく意味は分からないものだ。頑張って読んでみたが、もちろん、わからない。現実世界は9次元である可能性とか言われてもさあ。専門用語が多くて内容が難しいというのは、もちろん想定の範囲内だ。それにもまして、本書は一体何を言わんとするのかがさっぱりわからなかった。世界の学者が取り組んでいる内容と、同じレベルで紹介しようとしたのかな?この、超ひも理論の追求は、いったい何を解決しようとしているんだろうか。
観測はできたけど説明のつかないものを追求する。およそ科学のモチベーションかと思う。実験したいから宇宙を再現するってもさすがにアレなので、仮説を立てて理論を書いてとやっていくんだろう。結果、行きつくところはどうなんだろうか。例えばなにか数式にたどり着いたら、芋づる式に他の「観測はできたけど説明のつかないもの」が判明したり、コンピュータプログラム上に再現できたりするのかね。ポアンカレ予想みたいに「これが解決すればいろいろ捗るのになー」なんてもの、説明されてもわかんないことが多い。自分の脳みその能力の問題なので致し方ないとして、読むからにはせめて「ふ~ん」ぐらいの感想は得たかったもんだ。
ハッブル宇宙望遠鏡の特集もあり、数は少ないものの宇宙の写真が多いのは面白かった。ネットで探すとナショナルジオグラフィックの画像など沢山見つかる。宇宙ヤバい。
「& Premium」という雑誌を読んだ。キッチンというのは家の中にあります。家がないとキッチンもないです。お金がないと無理です、といわんばかりの豪勢なキッチンを見せられ頭痛がする。無駄な皿無駄な棚無駄な食器にしか見えない。でも自分もLANケーブルとかネットワークハブとかノートPCの予備なんてあるからな、似たようなもんか?しかし犬がキッチンの傍らに寝そべっている画像で少々薄気味悪さを覚えた。厨房に食材と人間以外の動物は立ち入り禁止じゃないの。あ、食材か。…介助犬ってことにしとこう。キッチンが広い部屋、現実的なご予算で住めるかな?と探したことはあるには、あるのよ。一人暮らし賃貸でキッチンが広い物件となると、かなり絞られる。古い物件でも人気があってまだ賃貸され続けているようなものとか…あるいは、逆に新しいうえにえらく贅沢なもの。または単身者もOKな家族向け物件とか。ただ広いだけではなんとも、とは思うけど、プロじゃあるまいしまずは広いほうが単純に使いやすいよなあ。いつかそんなところに住める身分になれるだろうか、ずっとそう思ってたんだけどね。広い風呂とかさ。20にもならない頃からあああああ。
ちぇ。
まあ、超ひも理論クラスの視座におればね?まな板買い替えなくてはならなかったキッチンも、江戸時代の墓みたいに膝折りたたんで入るバスタブも、食い物が提供されているわけでもないキッチンの犬が許せない狭い心ですら3次元球面 S3 に同相、虚数を超えたリンゴは闇鍋に入れるとのどごしが堪りませんな若旦那。
厨房に動物はないよね。
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「ディア・ハンター」を観た
(結構前に鑑賞したはずなのだが、書き掛けで放置されていた?ので半端に公開)
ネタばれもりもり
なんとなくタイトルを耳にしたことはあった。DearHunterだと思っていたが、DeerHunterだった。鹿。あのメリル・ストリープの出世作と言われても、ピンとこない。調べたところ、彼女の出演している映画で観たことあるの一個もない。はじめまして。いわゆる「ベトナム戦争もの」なのだが、戦場で大爆発したり銃を撃ったりに重きを置いた作品ではなく、じんわりと味わい深いストーリーの作品になっている。
いつものようにぼんやりと視聴を初めて、結婚式の場面がずいぶんと長いと気づく。見ているうちに残り再生時間が気になってくるほど、テッテ的にいつまでも続く。若者ばかりでなく、老夫婦もすっかりパリピになっておられる。みんなこんな乱痴気騒ぎするもんかね。あちらの文化はそういうものかなと納得するものの、少し奇異に映る。実際、あちらの人が見てもちょっと奇異に映ったりはしないかな?というのも、作中の背景がある。登場人物は、結婚式を挙げてすぐにベトナム戦争に赴くという状況。もぉまぢやけっぱちの狂乱でも始めてしまえといったところだろうか。当時はアメリカ中がそういう雰囲気だったのかもしれない。
結婚式が終わり、みなが家路につく。場面は唐突に戦場に変わる。この切り替わりが妙に気に入った。彼らは戦場で捕虜となってしまい、仲間同士で銃口を向けあうロシアンルーレットを強要される。狂気の遊びに興じるベトナムの兵士は、満面の笑みで本当に楽しそう、このようすが…結婚式の参加者たちと同じで。
場面は進み、クライマックスのシーンで狂乱に包まれる。オチが見えてしまう展開で、見えた通りのオチになってしまうんだけど、あの長々と描かれた結婚式。これもまったく同じ狂乱だったなと思い当たる。新郎新婦を祝っているふりをして、嗤っていたんだ。間抜けな面と装いで将来を夢見ている阿呆を指さして嗤っていたんだ。みんなで大笑いして楽しむんだ。
人間が必死で生きようとする姿の滑稽なこと。
鹿はただ静かに佇んでおりました。
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雑記のサイズはどちらがよろしいですか
風呂に浮かべるタッパーの蓋。アーモンド数粒ころがし、塩降ってこれを雪見と洒落込む梅雨の懇ろ。一粒放流してしまい、風呂に塩分はまずいな、と思ったんだけど、人間の汗で平気なんだから粗塩の数粒ぐらい別になんてことないよね?
penという雑誌を読む。グルメに興味ないから流し読みしかしてないのだけど、日本酒がどうのってここ数年煩くないか。この本は読んだ事なかったんだけど、時計の広告なんかが何度も載ってるのが印象深かった。じいさんむけの雑誌なんだなあ。スマホが普通に使える限り、今後の人生で腕時計をする日はやってくるだろうか。スマホ以前、いわゆるガラケーの携帯電話を持ってから数えればゆうに20年を超えるが、腕時計をしたことは一度もない。若者が離れたもの。
若者の若者離れって、まじめな文脈で誰か言うかなと思ったが、案外言わない。面白くないのか、なるほど。自分が率先してブログに書いたりしなくて良かった。
自宅のトイレで自分のうんKがなんか匂う?って違和感。ブルーレットが空になっていた。いつからだろう、ぱっと見では残量が判別しにくいので気づかない。換気扇回るのにそんな匂いを感じるものだろうか?いやいや、換気の流れが匂いをお届けしているのでは。なんにせよ自分のうんKの臭いなんぞで狼狽えてはいられない。
中国の三峡ダムがやばいかもしれない、というようなニュースを見た。この100年で一番というような水害が発生しているらしい。あのダムが決壊すると下流域への被害は甚大で、なんと日本にまで及ぶという話も読んだが、それは流石に無いんじゃないかな。九州でも水害で大きな被害が出た。関連して、下水からの逆流を防ぎえる方法として、水をいれたビニール袋を水洗トイレの便器に入れるという情報が流れてきた。逆流しないようにこちらから圧力をかけるということだろうか。ゴミ袋ぐらいの大きな袋にたっぷり水を入れて、それを便器のなかに置くようだ。それで下水管につながる、うんKが流れていく穴をふさぐ感じに。なるほど。
運慶
腕時慶
スーパーで買ったお刺身が大変美味しくなかった。確かに、やすもんだとは認識して買ったものなんだが。何年も前から市場にいって買えば美味いの買えるのかな、なんて言ってる気がする。ものぐさで実践しない。今回は一緒にうなぎのかば焼きも買ったんだが、またビックリするほど不味かったので、うなぎ屋にも行かねばならない。30年は行ってないんじゃないのか。5000円ぐらいならぽーんと払ったるわい!
レジ袋が有料化になったとニュースを読んで、近くのスーパーも、もともとそうだったような?あれ?袋なしなら2円引くとかだっけ?なんて呑気に構えていたのだが、読んだ10分後ぐらいにドラッグストアで狼狽える。「レジ袋有料ですがご利用ですか?」「はい」「サイズはどれになさいますか?」「へっ?」
客が選ぶのかよ。店員でもねえのに適切サイズなんて知らねえっての。「サ、サイズ…」と絶句していると「この量だったらSで入ると思いますけどー」とお姉さんの助け舟。「ではSでー」なにこの無駄なやり取り?サイズにより値段が異なるようだ。だったら「一律X円」とかで良いんじゃないの。逆に興味がわいてしまったので、ほかの店にも行ってみると、同じようにお会計の時にサイズを聞かれる。自分の買ったものがどのサイズなら収まるのか、やはりわからないが、「一番大きいの一つ」というオーダーにしてみると、ぎりぎり零れそうなぐらいパンパンに詰め込む羽目になった。”一番大きいサイズ”が店によって違うなら、どれ買ったら良いのかわからない。
そこでマイバッグです!なるほどねえ。ところで、この有料レジ袋をマイバッグと称して持ち込んだらどうなんだろ。面倒くせえ世の中ですな。
Amazonの配達も置き配がデフォルトになり、そんなもの集合住宅一人暮らしでできるわけがない。ある日、勘違いと手違いがあり、不在の日に荷物が届くようになってしまった。しかも置き配。この仕組みで配送業者にメリットがあるのはわかるけどさ、そこらに転がって放置されるってことでしょうよ。しかも頼んだものはそんな大きくないものなので、簡単に盗まれるのではないかとますます心配になる。よりによって帰りは遅くなり、配送完了のメールから十時間ほど経って帰宅。ちゃんと置いてあった。後日、Amazonのスマホアプリで見ると、置いた状態の写真が添えられていた。ただの気休めでしかない。
盗まれたらどうすんだろう?と気になったが、Amazonのサポートはこういうトラブル時には頗る好評の様子。でも、盗む機会のないのが一番だとは思わんのかね…。宅配ボックス買うかな?管理会社がOK出せば、の話だけど、もちろん、面倒くせえよのなかと嘆いて、何もしない、下衆の生きざま。
不在でも玄関前にお届慶
-3点。
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昨今のコロナウイルス
騒ぎが一般的になってから半年が過ぎた。まだ薬局に老人は行列しているんだろうか?
緊急事態宣言が解除されてから、近所の飲食店は当たり前のように営業している。入ることはないけど、気になるからチラチラ様子を見ながら通り過ぎた。席を一つ置きにしたりしている店なんかもあった。客入りがどうなのかは、わからない。騒動前から全く気にしてないもんなー。
感染者数が増えてきている。世界は今が一番のピークぐらいの勢いなのだし、警戒を解く理由がないのだが、カラオケだのしょうもないところで感染が報告されている。平時だって、しょうがない理由で逮捕されて懲役になったりする人間がいるんだし、為政者は社会をどこまで信用できるかのチキンレースをしていると思う。警察や役所の言うこと聞いたら負け、みたいなゆとりアナーキストが現代におるぞ。
マスクが売っていたので買ったら、検品しましたー的な意味だと思うんだけど中国語の紙切れ入ってた。去年はウナギ食べたっけなーと思いながら眺めていると、中国産しか置いてない。ベトナム料理屋が過密で賑わいが聞こえてくるが、何語か判別できない。
どこまで信用できるかのチキンレースを、今までもやっていたでしょうよ。
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鉄の餌
味噌を買った。この一年ぐらい?だし入りみそとかそれが液状化したやつとか使ってみたけど、今度は普通の味噌にした。少し舐めたときの強烈な塩分に、あーこれだなって思う。キュウリに味噌漬けてぼりぼりいってみるが、やはりキュウリがおいしくない。…なんかここ数年ずっと生野菜が美味しくないってぼやいてるけど、その気になれば手に入れる方法あるよな。そこんところ、やはし物ぐさでして。
豚汁を作る。自分は「とんじる」と読みますし、ネットで話題になるまで「ぶたじる」というのは聞いたことがなかった。さておき、椀の底に残る味噌っかすもまた、あーこれだな~って。時を同じく、「みそ汁のもと」という商品も試してみた。乾燥したわかめと麩とねぎと…要するにインスタントみそ汁の中身だ。商品説明によると出汁成分は含まれてなさそうなので…器にこの乾いた具材を入れて、顆粒のだしをファサーとして、味噌をぼてっと目分量、お湯を目分量。かちゃかちゃとかき回して…。こいつがまた最高だった。顆粒をこれじゃ多すぎないかなというぐらい入れたのが正解だったんだろうか。あるいは具材のしょぼさ。冷蔵庫の材料を使い切ろうとするので、みそ汁を作るときは具材豊富になりがちなのだが、今回作ったのは口に含んで初めてキャベツも入ってるっぽいなと推測できるしょぼさ、それゆえに汁より舞い立つ味噌のかほりを楽しめた、とでも言えばそれっぽい。
以前にも思ったことだが、ウィンナーの入ったみそ汁って要するに豚汁だ。子供の頃、そういうみそ汁を冷ややかに嗤う風潮が身の回りにあった。考えてみると、「ウィンナー」で連想したのが、あの赤い、子供の弁当に入るあれだったんだろう。タコさんうぃんな。もっと高級感なウィンナーだったら受け入れられたのではないかなあ。当時の田舎にはそんなものが知れ渡ってなかったのかもしれないが、シャウエッセンぐらい普通にあったんじゃねえのか?とにかくも、味噌味のスープなんだから別になんだってねえ。
牛タンというところは、我ながら目の付け所が良いと思う。しかし、牛タンをぐらぐら煮えてる鍋に放り込んでどうなるだろうか。灰汁がすごい事にならんだろうか。保険の意味合いもかねて、じゅわじゅわ焼いた牛タンをこさえて、そのうち何枚かをみそ汁に放り込むスタイルから試そう。はて、野菜は何にする。お料理好きなら牛肉と牛蒡の相性がとか言いだしかねないが、面倒なことはしない。牛タンは牛肉に入りますか?大根とネギあたりか。冒険のついでにナメコというのもあるにはあるな。ナメコはインスタントみそ汁カップを用意しよう。
結論から言うと二度とやらないが、牛タンには味噌漬けなどもあるとのこと、本来の相性は悪くねえんじゃないの。アメリカ産の焼き肉用牛タンを普通に焼く。だし汁で茹でて火の通った状態の大根と、大根の葉(茎。いつも思うけど、葉じゃなくて茎だよな、スーパーで売ってる大根についてるの)つまり味噌を入れる手前のやーつ。火を止めて、そこに味噌と焼いた牛タンをぽいっ。もともと、家で食うものを半生とかまずやらないので、牛タンには焼き肉愛好家の人よりも火が通っていたと思う。また、鍋から器、そこから口に入るまで1-2分は結構な温度だったはずでそれで硬くなってしまったのではないか、という感想でした。ギシギシした歯ごたえは嫌いではないのだけども、みそ汁の中にあのサイズで入れるにはダメでしたー。噛んでもうまみを感じません。
ホッケをフライパンで焼いたら、ひっくり返そうとして魚体が崩壊した。一年使い続けて引っ付きやすくなっているのは確かだ。フライパンを買い替えようとしているのだが、「沼」と形容されるジャンルの一つで、どれを選べば満足のいく結果になるのか、情報を集めてもさっぱりわからない。鉄のフライパンを「育てる」ってなんだよ。メンテナンスも油を塗るのぬらないのと訳がわからない。鉄のフライパンでも洗剤で洗ってよいとかダメとかなんでそんなものが分かれるのか。「十年使えます!」という宣伝文句もあるが「十年手間がかかります!」という意味だったらご免被る。材質による熱伝導の特徴がなんたらと言っても、火が通るまで加熱して用が済んだら火を止めるってのはフライパン全部いっしょだろ?「炒め物がシャキッと!」と言われても、作ったものの8割は冷蔵庫で一晩、二晩たってから口に入る。飯を作って食う、そこにレストランごっこ以外の生活事情があるとかみしめる。手軽に使い続けられるのが一番かな、という結論に揺るぎはなさそうではあるものの…ある程度ちゃんとした、機能的な調理場と洗い場の広さと、使う人のマメさがないと鉄やステンレスのフライパンは難しいということのようだ。自分はお呼びではないお客様なのだが—しかしながら、使ってみないとわからない。フライパンの歴史なんて100年どころじゃないだろう、メンテも使い方も結論出ているに決まっている。ぐーぐる先生に尋ねると、これがまた上記に挙げたように、決まってないっぽい。もういいや、遊びのつもりで買ってみよか。
この疑問はコンピュータに覚える疑問と同じような気がする。シャットダウンなの?スリープなの?とかさ。パソコンだってフライパンぐらいの数が世の中にあると思う。