-
かわきもの試したら非常食のアルファ米すごかった
海苔を常備しない。
白飯を毎日炊かないということもあって、そんなに使わんということであります。ところが、買ったら買ったで無駄に使ってすぐなくなる。海苔には代用品がないからね、そこに海苔を足したくなったら海苔以外にない。ご飯、蕎麦なんてものはもちろんだけど、パスタに冷ややっこ。なんなら海苔自体に適当な調味料とかつけて、そのままパリパリ。ふと考えてみれば、ここのところ、かつおぶしにいりこぶしと乾物に縁がある気がしたもので、調子に乗って使ったことない乾物にトライする。すなわち、高野豆腐、きくらげ、水入れて60分待てば食べれる非常用の特殊ごはん。
高野豆腐は簡単だ、てきとうな煮物に放り込めば良いんだろう?という認識だけど、意外とメモパッドぐらいのサイズがあった。なるほど、俺が食ったことあるものはカットされていたのか。面白そうなのでメモパッドを放り込む。こんにゃくを濃い目の出汁でグラグラとしばきたおしているところに、ポイっと四枚。もちろん、予め水と出汁は多めに入れてある。すぐにメモパッドが出汁をすって煮汁が一気に減った。さて、ここからどのぐらい火を通せばよいのだろう、と疑問に思う。一気に減った出汁だが、見た感じではそのままをキープしている。メモパッドに十分にしみ込んだということだ。良くわからないけど、五分ぐらいとろ火でコトコト言わせて終了。器にとって、冷蔵庫に入れるべく、小一時間ぐらい冷ましたものをがぶりとつまみ食いしたら死ぬほど美味かったんで享年。
きくらげは中華。卵と豚肉の炒め物しか記憶にない。ではそれを作ればいいわけで。きくらげ一袋を水で戻す。ググると、いしづきを取るって書いてあるけど何処だよ?手探りで硬そうな部分を見つけ、包丁で切り落とす。包丁の切れ味が悪くて難儀する。戻したきくらげの水気を取るってんだけど、どのぐらい取ればいいんだ。キッチンペーパーでしっかりと取ることにする。豚肉適当にじゅわ~~~と炒め、きくらげ追加。どのぐらい火を通せばよいのかわからない。豚肉にしっかり火が通ったところで溶き卵。最近学んだのですが、鉄のフライパンだと油が足りずくっつくいてボロボロになりますね。先に作って皿に取っておくって、こういう理由が?んま、面倒くさいのでやらんのですが。こびりついた卵もぼそぼそになったあたりで、味付けに創味シャンタンいれて刻み葱放り込んで完成と。卵は無いほうがマシという仕上がりだけども、味は文句なし。しかしプリプリ感に欠ける。油が足りなかったか、火を通しすぎたか、戻すのが短すぎたか水気取りすぎたか。
本命。
非常食カテゴリになるんだろう、お湯で15分、水でも60分で米飯が食べられるというアルファ米商品。この尾西食品っていっぱいこういうの出してるっぽいので、安牌だろうとぽちって試す。もちろん、水で試すに決まってる。実際、沸騰レベルの熱々のお湯を、この不安定なパッケージに入れるのこわくないか。パッケージの説明に従って、袋を自立する感じに整える。そこに水道水を目盛まで入れる。お米って普通に炊いても水加減で台無しになるものだから、ここは慎重にきっちりと目盛に合わせた。放置時間の60分もきっちり測った。んで、おそるおそる覗き込むと、ものすごく美味そうになっている。米粒の形がしっかりしていて、艶がある。
食べたら享年でした。これすごいな??
冷めたお茶漬けみたいなものを想定していたんだけど、これはちゃんとご飯。普通に炊いたものを、器に盛って冷ましたようなイメージ。米粒の食感がある。ファミマのお弁当より米が美味いんじゃないの?ちゃんとおにぎりになるのは、パッケージのサイズが計算されているんだろう。米自身が膨らむ圧でおにぎりの形になるような工夫がされているとみました。今回は「五目おこわ」味を試したんだけど、味にも文句がない。まいった。
-
雑記
どえらい台風がやってきて、幸いにも歴史的な被害とまでは言えない規模のままに去っていった。じっさい、事前の予報程の威力ではなかったことに加えて、あれだけ事前に勧告をしていればそれなりに対策はされるもの…だと良いんだけどね。30分後に東京に来ます!とか突然言われたらどうなることやら。データ上は観測史上最大の風速を記録したということだし、油断ならんもんですな。その夜は、鹿児島の海辺にあるホテルのライブカメラなど見ていたが、何せ映っているのは夜の海であるからして、何かがすっ飛んでいくようなこともない。やがて映像は途切れてしまい、これはヤバいのかなあと思っていたが、翌日にはしれっとライブカメラが復活していた。停電の影響でもあったんだろう。
防災の日ということもあって、非常のリュックをごそごそしたりした。消費期限の切れた缶詰を恐る恐る食べてみたり、家にある備蓄で消費期限が一番遠いものと入れ替えたりした。電池の充電や入れ替えなど。何年以内に関東大震災クラスの地震が起こる確率が~~なんて言われているが、地球の仕組みが変わってないんだから、そらいつか100%起こるんじゃないの?これが「5年で90%発生」とかだったら、首都を移転しましょうとか始まるかもしれないし、都内に家を買う人はいなくなる。土地はわかんないけど。買い時かもね。でも、果たして、その情報が公開されますかね。
なにしろ、もうちょっと防災に個人的予算を割くべきだと思ったが、それなりのものは、当然それなりのお値段。ガチの災害時に使える携帯浄水器は4万円ほどするようだ。TEDでセッションするぐらいだからガチもガチの商品だと思ってチェックしたのだけどな。数千円もしないような価格のものは、魚が泳ぐ川とか雨水なら大丈夫です、という程度のもの。数万円で命が助かるなら安い買い物だよ、と言われればその意見自体に納得はする。するものの、二の足を踏んでしまうあたりの判断力の覚束なさは、非常時にまったく頼りない。およよ。俺さっき100%起こるとか言ってなかったか?
コロナ騒ぎでリモートワークが盛んになった印象があるが、リモートワークなんてものはほとんどの企業で10年前にでも実施できたこと。そのコストをかける理由がある企業は、そう多くなかったかもしれない。あるいは従業員から要求がなかったかな。地震が来た後に「本当は10年前に東京から出れたのに」という後悔が無ければいいと思う。いいと思うなんて書きながら、考えてみれば実際は、後悔をするか死ぬかの選択しかない暮らしをしている。困ったときの選択肢の少なさは、アリとキリギリスの例えの通り、自分が悪いんですが。
おさかなグリルに皿を入れたまま十分ほど空焚きしてしまう。鶏肉を炒めようとして水分が多すぎた結果、弾いた油で火柱がたち、火事になりかけた。あわわわわって言ってるうちに火は消えたからよかったのだけど、振り返ればそこに消火スプレーが置いてあるのに、驚いてしまって気が回らなかった。火柱は間接的な原因として、鉄のフライパンを使い始めたこともある。毎回カンカンに熱して使うのがセオリーのようだし、使う油もテフロンに比べて多くなる。そこに、まな板の上から雑に鶏肉を放り込んだ。手入れも面倒だし、使うのやめようかな。自分に向いてない。少なくとも学びがあったということで次に生かしたい。…「放り込んだ」が一番ダメだったんじゃねえのか。
-
「裏切りのサーカス」を観た
で…?って。
まいどAmazonプライムさんで視聴。やっぱり登場人物の名前と顔がうろ覚えのまま観ている自分には、こういう推理物はいまいち楽しめていない感じがある。伏線狂信者の人たちがあれこれ言うような作品なのかどうかも…わからなかった。最後撃たれたのなんでだよ、なんであいつが撃つんだよ、なんで泣いてるんだ。そもそもあいつ、最初に疑惑の対象になったリストにいたっけ?最後あの一人に絞ったのなんでだっけ。
そんなわけで、まったく腑に落ちないままに終了。最後まで見るほどには、映画自体は良かったです。嫌なところがないというか…落ち着いた感じでずっと続いてて。わかりやすくもないので、「どういうことなんだろうな」と思いながら見続けて、そのまま終わってしまった。
書くことがないのでネタバレが書いてあるサイトでも探してみたけど、あまり拾える情報もなかったので〆。どうしても、犯人を一人に絞った筋書きが腑に落ちなくてね。その本人だけが偽の情報に釣られてあの場所に登場するから?そのアイデア自体は納得が行くけど、こいつ本当に作中に出てきたっけ?あーもうおじさまが多すぎんだわー。
-
「ご飯は私を裏切らない」を読んだ
ネットでレビューを見かけたので拝読しましたが、これはなかなか良い。自分も20代半ばはまだバイトで暮らして、先のない人生に投げやりでした。路上で昼飯を食う、なんてのもやったなあ…。先のなさを先延ばしにしていまのういいっじょじょじょじょじょはわわわしい;う。20年経つ。
作者をキャラクターに投影させて、好き勝手なことを代弁させるパターン、漫画の面白みの一つだとも思います。自伝?ドキュメンタリ?エッセイ?ルポタージュ?絵日記?吉田戦車だって子育てを漫画にするし、なんなら西原理恵子は子育てが代表作になった。絵日記か。漫画には魔法があり、人生って人生なので、どこを切り取っても絵になる。作者の日々派遣バイトで勤労してい(る|た)というのは事実だろうなぁ。切り取り方がFPSだ。
ではご飯は裏切らないというのは事実だろうか。これは事実だ。安売りしているくそまずい刺身とか具材が何もないレトルトのハヤシライスに裏切られたことはある。でもご飯には裏切られなかった。賞味期限切れたお肉とかヨーグルトで後悔したこともある。でもご飯には裏切られなかった。「ご飯」と言いくるめることで、食う金がある時間がある家がある許されている。実感。獲物を得ねば飢えて死ぬような時代から、ご飯システムに収まる心地よさを求めているんじゃないかな。「空気は私を裏切らない」だったらどうした大丈夫かってなるよね。ご飯じゃなきゃダメなんだ。ご飯から連想されるもの、記憶に残っているそのすべてじゃないと。少々つらい思いも含めたとしても、ご飯じゃなくてはダメなのです。
自分はご飯とあまりに仲睦まじい感じになりすぎてこんな体型になった。それはそれ、手前の不始末で話を収めて、今後もご飯と寄り添っていければ、人生もギリギリ大丈夫だと思えるんでないかな。
-
ざっき
dancyuを懲りずに読んでいたら、大竹聡という名前を見かけた。おや?この御仁は確か、T倶楽部の酒飲み企画に何度か登場していた人ではないのか。焼酎お湯割りに合う梅干しはどれか、みたいな企画。これは個人的に傑作だと思う企画だ。大竹氏が企画する「酒とつまみ」という…冊子…?は自分も読んだことがある。Amazonでも売っていた。
んで、梅干しを買ってきた。夏には、衛生面を懸念して自作のお弁当を職場に持っていかない。自分の弁当にはほとんどご飯は入れない。でも、お弁当と言えばご飯に梅干しがちょこんと。これが伝統的な設えで、母親の弁当にもコンビニの弁当にも梅干しは入っているもんだ。ご飯の雑菌を抑えるとかなんとかいわれがあるけど、実際のところは、昔ながらの強烈な塩と酸味が効いたような梅干しじゃないと衛生面での効果は期待できないらしい。スーパーの店頭においてあるのは、減塩だとかハチミツだとかで、いかにも効果がなさそうだ。自分で漬けるなんてのもなあ…そんなわけで、梅干し作戦を実践したことはない。では今回スーパーで買ってきた物はどうするのか、そらあ冷房効いた部屋で麦茶のつまみでモニュっと一つつまんで食べてみるとうますっぺえという、
塩梅で。
みそ汁のだしっていつもの粉のやつをファーって振りまいて終わりだったんだけど、かつおぶしで出汁を取るのに挑戦。挑戦もなにも、湯がく程度のことなんだけど。本格的にはちゃんと漉したりするらしいんだけど、自分は面倒なので穴あきのお玉で掬って、八割程度は鍋のかつおぶしを回収したかな、ぐらいで妥協。あとはいつも通りに、具材入れて火が通ったら味噌。特に美味いとも不味いとも思わない、試しがいのない結果になった。
じゃあ、いりこだしにもトライしよう。カーチャンの作るみそ汁は、にぼしが入っていた。カルシウムとらせようという母のこだわりだったのかな?と思いながら料理サイトで調べると、どうも「みそ汁はいりこだし」という風潮があるらしい。今までずうっと、先に挙げた顆粒のファーで満足してきたんだけどな。昆布とかつおの二択も適当に選んで使っていた。こちらはかつおぶしに比べて試しがいのありそうな予感がある。ネット調べで前の晩から水につけておくと良い、と書いてあったので、ボールに水、いりこを適当にどぼっと、冷蔵庫へ。これが流石に多すぎたようだ。翌朝、いりこを入れたままに鍋に移して着火、あとは具材を入れて火が通り次第味噌。これはこれは、確かに別の味わいだけど、頭もワタも取らないままでいりこを沢山入れすぎて、少々苦い。いりこを食べてみるも、身もあまりおいしくないぞ?次は頭は取ってみよう。
おさかなグリルが折角あるものの、掃除や準備が面倒に思えて、焼き魚が大好きな割にはあまり使ってない。週に一回もない。アルミホイル敷いて焼いてるから、かなり掃除の手間は軽くなっている筈と思っているんだが、そもそも面倒だったら、ホッケの干物だって鰤の切り身だってフライパンで焼けるもんな。逆に、おさかなグリルで焼くの、別に魚じゃなくても良いよね、とばかりに鶏のモモ肉焼いたらそこそこ美味しかった。アスパラガスなんかも良い感じ~。使えるものは使わないと、とはいえやっぱり、アルミホイルは事実上の使い捨て、掃除とのバーターとはいえ面倒でもったいないし、ホイル外すとき結局汁をそこらにこぼしたりするし。足の甲にサバの油こぼしたことありますか皆さん。
そこでグラタンとか焼いたりするような、オーブンに突っ込むような皿は使えないかと思ってしらべてみると、そのものズバリ(昭和)さかなグリルに入れて使う調理皿があった。なるほどねえ。小ぶりなの一個お買い上げ。グリル用途ならずとも、例えば作ったものの冷蔵庫ストックとしても便利そうなサイズ感。気を払うべきはこいつは落としたら割れるということ。割れ物なしの気軽さに甘えて数年、器を流しに投げ込んでガロロン!音を立てるもいとをかし、そんなことやってる自分がこのシャレオツ皿を無事に扱えるだろうか。ううう精神の不安を覚える梅干し食べよう。
すごく見たかった映画がAmazonプライムビデオにあって、喜んでみようとしたらお住まいの地域では見れませんという。たまにある「おま国」状態。ちぇ。プライム無料枠じゃなくて有料でも見たい作品だったんだけどね。見れないんじゃ無料も有料もない。
頭を取ったいりこだしの味噌汁も美味しくはなかった。あれまあ。もっと減らすのかな。
遠きかな 出汁の塩梅 つゆ知らず
残暑の一日でございました。