• ふでのゆくまま

    羊たちの焼き肉

    年賀状が店頭に並ぶまでは干支など気にしておらぬ、といった感じの年の瀬が何年も。「剣は一人を相手にするもの、名は自分の名が書ければ十分、万民を相手にするすべを学びたい」と言ったのは誰だったか。項羽?志は異なれど、ワテクシも干支など自分の干支だけ知っていればよいです。えーと、へびの筈。

    年明けは郷里で迎えた。年末から年明けまでを郷里で過ごしたのは数年ぶりで、混雑を嫌って年明け後に帰ったり、そもそも帰らなかったり、仕事で帰れなかったりしている。そういった年末年始休暇であるから、帰省ラッシュの予測などの情報を気にするのも久しぶりだが、あろうことか帰省予定日がピークと出ていた。其れを知ったのは前日の21:00あたりですでに荷物は郷里に送付済みだったため、早起きして始発で帰ることにした。と、同時に、新幹線切符買ってねえわと気付いた。当日朝は駅の券売機で並んでいたりするとすぐには買えないので、さらに早起き。

    翌朝、想像通り券売機に二人ほど並んでおり、始発には間に合わず。一本遅い電車で東京に向かうと、到着した東京行きの電車は通勤並の混雑を見せる。思わず乗るときにマジマジと見渡してしまった。これでは新幹線も酷い事に、いやしかしこの電車は一番早くに東京駅に着くので奪取すれば座席は確保できる筈、などと焦っていると新宿で大多数降りた。どうやらコミケ参加者らしい…。

    余裕でのらりくらり歩いて座席確保。降りる駅までひたすら寝ただけ。着いたのも午前八時前で、ちょっとお散歩。

    間もなく吹雪。

    めげずにお散歩。そこいらの写真を撮ったり、ingressしながら歩く。いい加減どこか食事をとれる場所がオープンしなかいと思いながら結局10:30ぐらいまで時間をつぶし、駅そばを食す。ホームの蕎麦やはもうなくなったらしいので、お土産やとかが並ぶ一角の蕎麦やへ。如何にも駅の蕎麦、というチープな味わいを楽しみ、また電車で郷里へと。

    スーパーに寄り道して、酒を買い帰宅してちびちび。夕飯まで寝る。夕飯後、本棚に「北斗の拳究極版」があったのを見つけ、風呂上りに最初から最後まで全部読む。寝る。

    翌日。帰省前に目を付けていたマイナーながら面白そうな観光地へ赴こうとするも、頼んでおいた自転車修理がされておらず、徒歩にて向かう。google先生に入力した住所が誤っており、想像を超えた道を通らされた上に大幅に目的地が誤っているというアクシデント。雪が降ってきたところで、傘を持ってきていない。

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    動けなくなったら白骨化するまで見つかるまいとすら思うが、ここから少し進むとサッカーのゴールが置いてある広場などあり、意味が分からない。近くに学校もないし。結果、三時間近く歩いて、小栗山観音堂という所についた。

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    写真ではニュアンスが伝わらないと思うが、圧倒的な存在感。周りはただの田んぼであるあたりが京都とは違うリアリティなのかファンタジーなのか…。このお堂について詳しい情報は一切わからない。震災の影響だろうか、落石がお堂をの一部を損壊しており、壁と床の一部が今にも崩れそう。中に入るのは本気で命の危険があると判断したのでやめた。

    ヘロヘロになって帰宅し、うだうだ寝っ転がっていると夕餉。21:00ぐらいに年越しそばを食い、23:00にはみんな寝た。地震で起きるも、異常もないのでそのまま寝る、起きると年が明けているわけです。

    あとはずっとグダグダしていただけなのでいいよね。羊が2015匹。

  • ふでのゆくまま

    月に油を注ぐ

    原油の価格が下がっているという。ガソリンスタンドでの価格も安くなり始めているらしい。車持ってないのでなんの実感もないけどね。それにしても、原油の存在価値が下がるようなニュースもまた聞こえてこない。いつまで原油というか石油に依存するんだろう。依然として依存したまま、需要に陰りもないならば、どうして価格が下がるのか。

    経済については疎いのでためになるようなことも書けないんだけど…大雑把に言って「発電に使うエネルギー」と「車の動力」が原油から作る何がしじゃなくなったら、当然に原油の需要は下がるだろうなあとは思う。例えば宇宙から無限にクリーンなエネルギーが発見されたとか、太陽光発電パネルが従来の2億倍の性能になったとか。しかしそういう話のないままに相場が動いている。需要が高いままで価格が下がるというのはどういうことかと想像すると、何かコストが安くなる方法が発見されたとか?あるいは世界中がもう原油を使うべきではないと一致団結するような何か良くないことが発見されたか、とんでもない埋蔵量が発見されたか。

    子供のころ、自分が30を過ぎるような年には石油は枯渇すると言われていたのを覚えている。もう何十年も前からだ。しかし何度も大きな事故を起こしている原子力発電に対する期待も薄まった感じもある。日本は福島のみならず東海村でもやらかしているから、原子力に対する風当たりも強いのかもしれないが、日本こそあまり資源に期待できない国土であります…何とかしてエネルギー問題を解決する必要はある。シェールガスがどうなるか知らないが、水力も潮力もなんとかならないのか。なんなら月でも掘ってみるかね。

    人類は月に行ってない説、個人的にはそこそこ信憑性があると思ってる。

    過日の職場の忘年会。毎年のように気を遣うお客様がご臨席なんぞしてややモゴモゴする場面もあるのだけど、今年は全員顔なじみと弊社一同ということで、だいぶ緩やかに会は進み、酒のペースはだいぶ早く、十五分ほどで良い気分。店もこの会社が出来てからの馴染みで、まあ気楽なものだ。毎年こういう忘年会なら良いのにね。

    ふと、隣のテーブルから一つ質問が飛んできた。人類は月に行ってない説、どう思うかと。即座に「行ってないと思う派です」と答えた。その場では、それ以上話が進むことはなかった。疑惑の存在を知ってからは、行ってないと思っている派となった。このテの事業が40年も話が止まったままなのは明らかに不自然だ。月に着陸しました、って結果として成功なんだよね?他に宇宙開発のプロジェクトいくらでもあるよね?あるいは、その、月に「降りた」だけですべて結論が出て、二度と行く必要もなくなったとでも?

    そもそもこの論議の発端は、月面で作業をする様子とされる映像、写真への疑惑にあるかと思うのだが、ぶいろいろと検証はされているみたい。

    しかしこの検証だって、本気でやればもっとはっきりした結論が出るでしょうよ。月に降りるのがなんらかの理由で至難の技だろうとも、現地の様子を写真なりなんなりで確認することができないとは思えない。だって火星表面まで行ってんのに…できるよね?いずれgoogleあたりが何か発見するに違いないよ。

    今年冬至の夜に、月はほぼ消えていたと言います。次の満月、涼やかに光る姿に、私は物静かに油を湛えた表面を想像する。遥か宇宙の漆黒の最果てまで薫る、月の油は満ち満ちて、薫りに惹かれた兎の群れがまた一匹、ほれ一匹、痛めた肌を癒しに月へと。あゝある人のいうにそれは鷺のよう、なれば一羽、ほれまた一羽。

  • えさのじかんだ,  ふでのゆくまま

    年末年始お買い上げ。

    正月の贅沢品や買いたいものの放置していたグッズをお買いあげる。別に特別な収入があったわけでもないので、支払額を計算すると非常に残念な収支報告となります。

    ラーメン。

    カレー。

    カニ!!!!!!!

    ハム。

    ここまでは郷里のへのお土産も兼ねて。タイミングが合えば自分も実家で頂くことになるでしょう。Amazonさんはお土産エージェントとしても大変に優秀なのですよ。

    そしてここからは自家用。酒!!

    酒!!!

    包丁!!

    メッセンジャーバッグ…はまだ迷っているけど。やはり手持ちもできるほうが良いのですがねー。そうなると大多数がビジネス用途でイマイチ…デザインが。フォーマルな私服など着ないので、カジュアルな感じのバッグが欲しいのですがねー。ねー。

    ブックマーク代わりに貼っておく。一万円割ってればこれだったかな。

    これは…手持ち出来そうにないもんなあ。

  • ふでのゆくまま

    2014年まとめ

    みなさま本年もお世話になりました、とあいさつするような人はあまりここを見ていないが。

    今年のスタートは一人公園にて酒を飲むところからでありました。穏やかに晴れた元日の昼さがり、その気もあまりなかったのだけど寄り道した公園で煎餅とスミノフアイス。ベンチでぼんやりと平和を楽しんでおると、近くで酒盛りしているおっちゃんがたに「一人で呑むのもいいもんだよなあ」などと声をかけられ、満面の愛想笑い。不満ない。永遠に続けば良いのにと思う、幸せな人生の一場面でありました。

    二月、大雪。せかせかと写真を集めに参りました。山梨のあたりでは災害となりましたが、冬季オリンピックを放映していたテレビではほぼ扱われないという有様でした。

    三月。特に何も。よく散歩したと思う。夜更けに一人公園の滑り台から落下する。片山氏の事件が盛り上がるが、少し日を置いて興味のあった人全員が( ゚д゚)ポカーンとなる顛末へ。

    四月。珍しく遠出して関西へ一泊二日。参加したイベントは素晴らしかった。十年ぶりの面会は感動的であった。XPなくなるよ対応を実家に投入など。

    五月。特になにも。仕事は忙しかった。富岡八幡宮へお散歩。乗降客が少ない駅というので越中島という駅にも行ってみた。

    六月。仕事忙しかった。

    七月。仕事忙しかった。

    八月。夏休みに帰省した。IRroid。免許更新。

    九月。毒蜘蛛騒動。

    十月。麻婆豆腐。

    十一月。特になにも。

    十二月。これから始まる忙殺と心の闇。

    皆様来年もよろしくお願いいたします。

  • えさのじかんだ

    凍てる餌場、ギョーザとピザをレンジの奥に祀ること

    最近の冷凍食品は実に美味い!

    らしい!

    スーパーにお買いもの行くと、冷凍食品よりもお総菜を買いがち。帰ってすぐに食べるからな。幸いにして深夜まで開いてるスーパーが生活圏内にあったりして、自分のレトルトや冷凍食品比率は案外少ない。自分で作る、というのもあるからなあ。準備も始末も自分のぶんだけでよい特権だ。…ちぇー。

    といったところで冒頭の評判を聞きおよび、中でも良かった、セブンイレブンの冷凍ピザと、味の素のギョーザをお買い上げした。味の素のギョーザはどこのスーパーでも冷凍食品売り場に置いてありますね。セブンイレブンも近所にありまして、ふらりと30分ほど散歩ついでに両方お買い上げ。

    まずはギョーザから。なんでカタカナなんだろう。フライパンに並べて蓋して加熱する、以上。油もいらないの?簡単すぎて油断があり、ちょっと放置時間が長すぎて、焦げた。張り付いてしまい、削ぎ取るのにおよそ半数のギョーザが瓦解した。中華そぼろワンタン添えみたいになったが、半数は無事なのでおkとする。頂きまs

    うめえええええええええええええええええええええええええ

    数年ぶりにフォントにスタイルを適用するほどに美味しい。これはちょっと…一カ月ぐらい前に王将に久しぶりに赴いて餃子食ったけど、こっちのほうが断然好みでありますね。あまりに期待以上なので、一緒に買ってきた太巻きを翌日の朝飯にまわし、セブンイレブンのピザを食う。

    こちらはオーブンで加熱する。うちの古いレンジにもオーブン機能がある。十分ほどの加熱で良いようだ。…以前に食ったことある気がしてきた。あれはファミマだったかな。はたして焼き上がりは上々であった。ただ、当然ながら丸いままであり、キレテナーイ。あのグルグル回るカッターなどうちにあるわけもなく、しょうがないから手でちぎろうとすると「みみ」の部分だけ離脱していってしまうのであります。しょうがないから、まん丸のピザを二つ折りにして箸で持って齧り付いた。ピザ職人卒倒。

    はぁんうめええええ

    記事のふっくらモチモチ感が、うちの十数年前の電子レンジオーブンで焼いたとは思えないふくよかな味わい。なお、具材は流石にちょっと寂しい。バジルソースとトマトソースの上にちょこんとチーズが乗っている。ここに豊富な具材つうのは冷凍ものとして難易度が高かったんだろうか?

    いつか料理って無くなるのかな。そらあ、海から焼き魚が釣れることはないから、どこかで調理の過程はあるのだけど、ご家庭で料理をする、ということが無くなってしまうことはないかな。だって、例えば和服の着付けだとか、刃物を砥ぐだとか、筆で手紙を書くなんてできなくても不思議に思われない。ロープの結び方をいっぱい知ってるとか、馬に乗れるとか、「昔はみんなできたけど今は必要ないシリーズ」に料理が入るかもしれない。