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一番カロリーが高いのはどれでしょ
以下の画像に写っている商品のうち、100mlあたりのカロリーが一番高いのはどれでしょう。
正解はキレートレモン。100mlあたり68kcalありました。pokkaの自販機なのでデータはpokkaのサイトにあります。商品情報 | ポッカサッポロ 分量は少ないけどね、健康志向でそれもなんかなあ。尤も、すごく厳密に言えば単なるカロリー量が多いだけで、それが即ち太りやすいということでもないんだろうけど。
ちなみに自販機の画像を数十枚ほど集めて一番カロリーが高い自販機はどれか、みたいなことを考えていたんだけど、一つ調べてみたら面倒になってこのようなエントリでごまかしました。以上です。
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燻
お料理系男子は自前で燻すという。鶏のささみやなんやらと燻製にして食うらしい。最近はそういうものを作るキットを売ってるが、それにしてもご苦労なことで、ものぐさな自分にはなかなかやってみようという気にならない。そもそもアパート暮らしでできるわけがないと思うが。まあ出来上がったものは間違いなく美味かろう。
ここ一年ぐらいだろうか、コンビニに一個500円近い缶詰が並んでいる。鮭のハラスやサバやウィンナーなどがラインナップだ。これが大変に美味で驚く。燻製の味わいが実に好みで素晴らしい。業務用燻製風味調理液なんてものがあるがそれはおいといて、美味い。そんなに燻製が好きという認識はなかったが、疑いようもなく私は燻製が好きだ。ちゅっちゅ。
初めて「いぶりがっこ」の名前を耳にしたのは深夜にやっている流浪の人気番組だと思う。その呑み企画では、酒屋を巡ってただ呑むというものだったのだが、つまみに出てきたのが「いぶりがっこ」だった。同僚に秋田出身のやつがいるので聞いてみると、秋田名産としてはそこそこ有名だと。たくあんの燻製みたいなもん、らしい。…燻製…。ならばいつか食ってみるかと思った矢先、ご近所のスーパーでふつーに売ってた。あらま。
これがまた美味い…。麦茶との相性がたまらん。元が野菜だと思うといくらでも食ってしまうが、塩分キツイ。…まあすぐに飽きるだろ。
唐突ですが食料品の調達です。
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centigrade 150
毎年ながらこの季節の過ごしやすさよ。
地方から修学旅行的なイベントで来ていると思われる中学生が見られるのもこの時期だ。制服着て5~6人で男女混合で群れているからすぐわかる。んで、自分が駅で見かけるということは、いわゆる通勤ラッシュの時間帯。あのね、なんでそんな時間に電車で移動するようなスケジュール組みますかね。どうせ学校から何時に宿泊先を出て、戻りは何時で、なんて言われてるんだろうけどもさ。もうちょっと学校も配慮してやれば…と思うのだが、案外当人たちも楽しんでいるのかもしれない。やっぱりみんな原宿行ってスカイツリー行って雷門で写真撮って、なんてするのかね。レアなスポットを楽しんだりしねえのかな。
レアスポットに足を運んできた。高輪橋架道橋であります。品川駅近辺にある、山手線の下をくぐるための通路なんだけど、一番低いところで1.5mしか高さがないらしい。地下鉄で泉岳寺駅が近い。A4出口から出ると第一京浜道路沿いにでる。南にある高輪センタービルを目指して歩き、ビルを超えればすぐに入り口だ。
ゆっくりと歩く。実際にやや屈むところはあったけど、167cmの自分でもほとんどは普通に立って歩けた。150cmの部分ってもしかして歩道ではなくて車道なのか。ここ数年で随分話題になったようだから、自分のように野次馬的に通行する人の姿も、姿も…ま、一人それと思しき人はいたけども、じっさいここは近隣にお住いの人やタクシーの近道としてよく使われているらしい。
抜けると、そこに小さな公園があった。水道の生臭い水で手を洗い、ベンチに腰掛けて一休みする。実はここに来るまでに他の場所もほっつき歩いてかなり疲れてはいた。公園は思ったより奥行きがあり、遊具も何点か置いてある。ここいらのアパートにお住いの親子連れだろう、にぎやかに遊びまわっていた。とろける様な平和がここにある。いくらでも長居したい雰囲気だ。とはいえ明らかに不審者な感じなのでそそくさと退散する。
高輪橋架道橋を抜けた道をそのまま進むと、品川駅付近にでる。東京に住んで20年近いが、おそらく初めてだろう。大きな駅だ。天井が高く、頭上の空間が広い。先ほどの1.5mとは比べようもない。そういえば品川丼などといった名物があったのではなかったかと思いついたが、もう疲れていたので帰ることにした。途中で回る寿司でたらふく食って休日終了。
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等々力渓谷へ
一つ前の投稿が真冬の風情であるのに、今回は、完全に夏の一日。等々力渓谷という所へ行ってきた。淡々とつづるだけであるので訪れようと企てている皆様のご参考になれば。
5/3 11:00ぐらいに等々力駅に到着。ド快晴。等々力駅から人の流れに沿って歩く。混んでいるなどとは微塵も思わなかったけど、そーいえばGW二日目にしてド快晴のお昼前、一年で一番混んでいても不思議ではないのであります。想像以上に近くに渓谷への入り口がある。階段で下りるが、渓谷はそこまで深くはない。名だたる観光地のような大袈裟な景色ではないのだが、これでも地理的には渓谷と呼ばれるのだろう。
谷底には小規模な川の流れがあり、川面から2mほどの高さに歩道がある。水深20cmぐらいだろうか。川底は見えている。歩道のスペースは狭い。すれ違う事は出来るがやや気を使う必要がある。先に述べたように、一番の混み具合かもしれない本日でこの程度ならそこまで憂慮するもんでもないかな?見上げれば緑に覆われており、文句なく美しい。歩道があるだけなので、ゆっくりと腰を下ろして過ごすような場所ではなさそう。虫も多い。
思ったより歩道は濡れていた。山側から染み出る水もあるんだろう、所々にぬかるみがあった。狭い事もあり、混んでいる日には足を突っ込むぐらいは覚悟する必要がある。キツイ起伏もなく、のんびり歩むには不満ないが、やはり狭いので周りのペースに合わせる事にはなる。渓谷自体は15分ちょっとも歩けば抜けてしまう。そのまま住宅地を抜けて十分ほど進むと多摩川の土手に出る。土手に沿ってしばらく歩くと二子玉川の駅前に到着する。案外良い散歩コースとなりそう。渓谷の道中には茶屋と等々力不動尊があるが、混雑していたし、どちらも素通りした。
二子玉川からは渋谷にも、都心部へも出れるので良い。
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天に唾を吐けば粉雪が
休みの日に雨が多い、という感覚は、平日は雨が降ろうが震災が起ころうが客先のオフィスで仕事しているからなんだろう。出かけようか、洗濯物を干そうか、などと思うから空模様に気を配る。さらに言えば、平日は帰路は日が落ちている。見上げれば空の底もあやふやだ。
昨年(2014年)の関東地方は、2月、北国出身でなければ恐らくは今までの人生で一番という大雪だった。空の底が抜けた、とかいう小説なかったっけ?夜の底が白くなったのは雪国か(読んだ事ない)雪国でもド雪国でなければ数年に一回あるかないか、そういうレベルの雪が東京を埋めた。今年は冷たい雨が何度か降った。やはり休みの日に多いように思うのだが気のせいではないんじゃ。もっと寒ければ昨年と同じことになっていたのだろうか。売れ残ったスノーダンプが店頭に並ぶ日は来るだろうか。雪の降る場所で売ればいいよね。桜の花びらを集めるなんてのだったら風情がある。ほら、雪月花というじゃない。桜の花びら30cm積もったら、得も言われぬ美しさ、なのは一日ぐらいで、あとは多量生ごみだわ。
唐突に話は巻戻る。師走もド師走というある日。東京都心。
勤務先のビル、トイレの窓からから遠くを見下ろす昼休み。同じフロアの他のテナントの社員も歯磨きなどしており、割と人が多い。じゅうぶんな時間とは言えない昼休み、何かみんなが慌ただしい。窓の外、ふたつ、みっつ先の通り沿いのビルを見下ろすに、屋上に備え付けられた社の前に数名の人影があった。並んでじっと立ち尽くしている。それだけで遠目にも随分と畏まった印象を受ける。きっと見えないところに神主でもいて、何かまつりごとが行われている場面のだろう。1分ほど眺めていたが、この寒さの中でじっとしているので、何かの息抜きに寄り添って雑談している、なんてことは、やはり、ないだろう。祝詞でもあげているに違いない。ごん太い空調配管の陰から、ちらりと何かが風に翻ったように見えた。同じくして、立ち尽くす細身のおじさまのネクタイが翻る。自分からは見下ろす角度ながら、あの屋上で地上数十メートルはあるだろう。流石に風が強かろう。こんな長いとか聞いてねーよー、とか思って寒さに耐えているるんだろうさ。
見上げれば晴れやかな空、見下ろせばグレーの屋上、激しくはためくネクタイが、炎から逃れようとする生き物のように美しく、静かだ。
その…一つ手前のビルに視線を移すと、補修でもするのだろうか、とび職たちがビルの外壁に足場を組んでいる。この寒さの中、吹き曝しで働くとび職は大変な思いをしているだろう。この界隈にお世話になり始めてからもうW杯二回分ぐらいになる。その期間ずーーーーっとどこかしらで再開発が進み、大きな新しいビルがぽこぽこと建った。こういうのはビル一個、ということはない。大規模開発というやつだ。周りのビルたちも、その工程がこれより始まるに違いない。とび職が仕事をしているあのビルも、きっと取り壊されるのだろう。となれば先ほど見たビルの屋上で催されていたまつりごとは、ビルを壊す前にお社をどこかに移す準備ということだろうか。
思えば我がアジトの最寄り駅前もまた開発が続いている。立ち寄ったことこそないが、何時も賑わっていた中華料理屋などがシャッターを降ろし閉店のお知らせを掲げている。ふうん、と通り過ぎるだけではある。通りを渡ればまたそこには外装が出来上がったビルがまたひひとつあり、シャレオツな店舗でも並びそうな1Fの面構え。このビルもあと何年かすれば壊されるんだろうか。想像がつかないな。多くの漫画やゲームなどで登場する東京の廃墟には、崩れかかったビルの姿などが並んでいるが、案外建物はそのままに、人間の姿だけがすかっとなくなってしまうような景色なのかもしれない。そういえば東京の風景写真で、人の映っていない写真を集めた作品があったな。こういうのってブッコフがお安く手に入るのだ。また行こう。
再開発とはジャンルが違うが、解体が進む国立競技場の景色がAKIRAの世界のそれだとちょっと話題になった。AKIRAもまた東京の復興とオリンピックなんて舞台背景がある。2013年のいつだったか、東京オリンピックの開催が決まった時、七年後に日本は残っているのかね?というテーマがちょっとだけ流行った。それから一年半、どちらともいえない空気のまま暮らしている。我々は熱気も安息もないままにお祭りのその日を迎える。ビルひとつと崩れぬままに、すぅと消えていく人々の。滅びゆくとはそれ、桜の如く雪の如く、足跡を残すことなく。
この国で活躍するのが夢だったんだ…。
人っ子一人いない競技場に長い影が一つ、逃れようとする生き物の如くに。