一息の至福
いつまでたっても、枝豆の適切な、丁度いい茹で具合が分らない。そわそわして、ひっきりなしに部屋と台所を往復したりするんだけど、覗いてみる以外にすることもなく、箸でつついたり、塩を足したりしてみる。窓を前回にして、うろうろしても汗ばんだりすることのない涼やかな空気を吸う。洗濯物を干すついでに、思いっきり吸う。自然と目を閉じる。何処かの部屋のカレーの匂い。何処かのくさむらの鈴虫。
りりりり。
麦茶に氷をいれない。まだ湯気の出ている枝豆を少々持ってきて、ホクホクと頂く。R.E.M.あたりを静かに聴く。カレーの匂い。ちぇ。筆を取らずには居られない、ある夜のひと時で御座います。りりりり。りりりり。
はい。あ、お疲れ様です。あ、はい。んじゃ明日で。ええ。うーす、おつー。
さ、また頑張りましょう。未来には安息と慈愛しか求めておりません。
4件のコメント
冬の風鈴
「窓を前回にして、 窓を全開にして ですか?
カレーの匂い。いいですね! 我輩も明日はカレーにしようかな!?
そうだ、今年はまだ鈴虫の声を聞いていないような気がする。
いしにょ
全開・・・ですね。
NAF
沸騰したお湯の中に枝豆を投入。
ぐつぐつ茹でて、皮が裂けて中の豆がみえてきたら
(そういう豆が増えてきたら)ざるにあける。
これで十分かとおもうのですが。
いしにょ
開いてくれば良いのですか。貝みたいですな。