えさのじかんだ
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めし短観:2023年12月
冬is鍋。ここ数年は中身を鍋に入れて作る鍋のスープが売られているけども、最近、著名なラーメン店の名前を冠した商品もみかけるようになった。というわけでこちら。しかしながら、元来のラーメンの味も全く存じません。ここに具材をてんこ盛りで入れて作るのに、細かいスープの違いは出ないんじゃない?って思いました。もちろん美味しいのですが。とりま楽に作れるのが良いよね。
レモン果汁のボトル入りを常備しておるが、最近(2023年9月~11月)どの店でも在庫が少ないように見える。たまたま?もしかして不作?今年の出来高をネットで探ると、不作を嘆く農園のブログもあったが、そんな大きなニュースになっていない模様。たまたまかな?無いなら無いで詮方なしだけど、代わりに生のレモン買ってくる気にもならない。これは怠惰なのか。
何となく作り方を知っているものでも、新しい知見でも得られないかとレシピを探ることはままある。今回は豚の角煮を探っていたら、農林水産省のレシピサイトにたどり着いた。こいつは日本国謹製レシピであるぞ!宮内庁ご推薦!「令和4年度「アフターコロナ」を見据えた野菜・果物の消費動向調査結果と野菜・果物のレシピ紹介」ってカテゴリが日本の政治って感じじゃないか!どんだけ煮詰めても煮え切らないってぇ申しまして。実際のところ、一般的な食材と調理手順でかつ衛生面で問題がなければ、どのレシピもそう大きな違いはないと思う。プロの調理人や家族の食事を用意する立場の人は、作業効率の良いレシピなど求めるだろうけど、それこそ設備なんかの環境次第って話で。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/engei/aftercovid19/182.html
チーズハットグなるものをお召し上がり。冷凍ものなんだが、所定の時間で作ったら中心がアイスみたいに冷たくて参った。2倍界王拳で良い塩梅になりましてハフハフ。カレーパンの中身をチーズにして棒に巻いた感じ。んまい。若者に人気ありそうな油まみれのハイ㌍のスナック。
大晦日の召し上がりものを何にしましょう。今年も幸いに大晦日はお仕事なし(であることを希求する)。一日をまったり過ごして、めっちゃ早寝して元日早朝お散歩の運び(となることを希求する)。ここまで、そば、うどん、どん兵衛、春雨、フォー、イカフライ弁当とまあいろいろ試してみたが、何が良かったとも悪かったともない。そりゃ無いよね。このさい何か縁起物を捏造するか。世に曰く、細く長く生きるも、清らか透明に生きるもイカフライ食って生きるも我が本意に非ず。私は兎に角平穏に生きたい。平穏無事な食い物とはなんだ?外れ屋の立ち食いソバか?健康に良いものか?どこでも手に入るものか?味わいに紛いがないものか?うーん。
正解は来年1月の短観やらSNSにて。良いお年を。
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めし短観:2023年11月
パキっと。
https://www.nagatanien.co.jp/brand/pakitto/
一般的な電子レンジサイズに合わせる都合上「折らなくてはいけない」というひと手間を、商品名に取り入れたらまるで「便利な新機能」のように感じる。そうか!折っちゃえばいいのか!みんな知っとるわ。実際に頂くにあたって、パスタもないし、せっかくなのでマカロニでやってみました。結果として問題なし。味わいも良かった。おいしい。実は「投入する水の分量をちゃんと測る」という手間も増えているんだけど、それでもレンジに放り込んで加熱だけで良いというのは、火災の心配がないから目を離せる。この手の商品はこれが非常に大きい利点となる。それに、小学校ぐらいでも自分で作れそう。
シャインマスカットをお買い上げ。ブドウなど食うのは何年ぶりだったろう。そしてびっくりするほど美味しくなかった。甘すぎる。なんか不愉快な味。これは…まさに「ブドウ糖」の味ってことだろうか…?酸味がないのが薄気味悪くて、ひとふさ食べきる気になれなかった。
松屋の創業ビーフカレーなるレトルトカレーお買い上げ。松屋なんて15年行ってない。なんならその15年前はどこだったか、と確実な記憶もある。ところがググるマップで記憶の場所付近見たら吉野家だった。違ったかな…改めて記憶を掘り起こすと、おそらく20年前、神楽坂だ。どこの店舗にしろ、牛丼屋でカレーを食べた事はない筈だぞ。初体験のつもりで頂きます!美味しかったけど特に松屋に思い入れもなく、感想もないよね。
なお、商品情報をよく見たら、松屋は「監修」であって、実際に商品を作ったのは中村屋であった。中村屋のレトルトカレーも良く見かけるなあ。他のレトルトカレーも販売しているが、そちらは松屋フーズが作っているようだ。
普段よく買っているものとは別の乾燥わかめを買ってみた。特に意味も理由もない。しかし、なんだがひ弱なわかめで、妙に噛み応えに乏しいというか…厚みがないんだろうか?一つ一つが小さくて、粉末に近い状態のものもあった。これはお口にあいませんので、今後も今までの商品、ふえるわかめちゃん®をご愛顧したろ。
https://www.rikenvitamin.jp/products/fueruwakame/
マジックパスタ。非常食のバリエーションになるかもと、買ってみたが、味わいがいまいちで残念。非常時を想定して水で作るも、はっきりと美味しくない。次にお湯で作っても、イマイチ。どうも水分が多すぎるのではないかと思って、目安になっているお湯の量よりも少なくしてみると、まだマシになった。熱湯なら3分でできるのは大変にありがたいし、賞味期限も数年あるので残りはストックへ。2個しかないけど。
https://www.satake-japan.co.jp/products/foods/pasta/000115.html
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飯盒ロイドは電気炊爨の夢を見るか
ダイソーで炊飯マグというものが売られているらしい。改めて調べると、他の企業からも何種類か同じコンセプトの商品があった。つまりは電子レンジでご飯が炊ける!
ほおお。
おおよそ「レンジで時短なんたら~」というものはですね、レンジに任せている間に、何か他の事ができるから時短たりえるのです。メシを炊くなんて仕事をレンジに任せるのはおかしい。炊飯器でポチーじゃないか。でも、うちのように炊飯器をしまい込んでいる家庭とか、そもそも持ってないという家庭には十分に役立つのでは。わたくしはフライパンでご飯炊いたこと何度かありますが、やはり火にかけているのでその場を離れるのが憚られますし、火加減も気になる。電子レンジなら簡単なもんだと思ったけどはてさて。しかしながら、パッケージには結構面倒な調理手順が書いてある。うへえ。炊飯器よりはるかに手間がかかるじゃねえかコラ。でも300円なら1回試してみるもありだよね。
というわけで実際にやってみたのです。画像ないです。
白米を1合研いで、分量の水をいれて炊飯マグの中で30分ほど給水させる。そしたら電子レンジに入れて、500wで7分、続けて200wで4分(※)…うちには200wがなかったので300wで3分半。その後、15分ほど蒸らせば出来上がり。今回は蒸らし終わりまでレンジの中に入れた状態にしました。
(※)商品パッケージには「500Wで4分その後200Wで7分」と記載があります。自分がパッケージに従ったのか、上記の通り間違った時間で実施したのか不明…ということを一応書いておきます。200Wが無いのは確かです。3分半にセットした記憶もあるので、間違った時間で炊いたんじゃないか。結果として…↓↓
さて蓋を開ければ…仕上がり文句なし!!これは良い。飯盒の火力をマイクロウェーブにしただけと考えれば納得のクオリティ。途中で火力変えるのは正直面倒くさいと思ったけど、これならまあいいでしょう。飯盒だって火力変えるし!こちらはうっかり放置しても火事にはならないので安心。炊飯器でもならねえけどさ。考えてみれば、加熱の部分だけで見れば、10分ほどで炊ける。1合専門とは言え、十分に早くて便利だと思う。
…ところがですね。
2回目は米の芯が残ってボソボソに、3回目は水気が多くてねちょねちょになってしまった。1回目も含めて、厳密に水の量と吸水時間を測ったわけではないから、当然仕上がりにムラがでる。蒸らしの時間も適当だった。蒸らしが長すぎると、冷めて水滴が中に落ちてくるのかな?こんなふうにこちらの作業が適当だったとはいえ、出来栄えにこんなに強烈に差が出ると使い勝手が良いと言えるか微妙じゃないか。一方で炊飯器で炊けば、ある程度適当で問題ないもんな~。実際に1合の分量で炊くことはあまりないが、水の量はこんなもんだろう、んで炊飯スイッチポチーで問題なかった。水の量を目安線も付いてるもんな。
そういうわけで、1合だけ炊く需要があって炊飯器持ってないけど電子レンジはある、という場合には役立ちます。ただし、食べるまでに諸々手をかける必要があります。また、同類の商品はお値段も含めていろいろあるので、あくまで本商品だけの使用感ということをご注意ください。もっと高くてちゃんとしたのは流石に使いやすいのかもしれない。って、それだったら炊飯器買えばいいのでは?
結論として、お勧めできず。実用的とは思えません(´・ω・`)
ただ「レンジで米が炊ける」という点については嘘偽りなく、炊けます。食糧が米しかない、調理器具も電子レンジしかない、お金もない、という極端な状況では助かることがあるかもしれませんね。
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めし短観:2023年10月
そんなわけで、久々におうちで炊いた飯をわしわしと消費した。納豆でわしわし、牛タン焼いてわしわし、明らかに食べすぎである。見様見真似親子丼なんてものまで作ってしまった。そして炊飯器は再び封印の眠りについた。炊飯マグは簡単に取り出せる場所にはあるものの、イマイチであったので次の出番もこないまま断捨離で捨てちゃいそう。勿体ないから何かには使いたいんだけどなあ。すぐ冷めるし注ぎ口もないから飲み物とかオイルポッドにもむかない。ある程度の火力に耐えるなら、アロマキャンドルとか蚊取り線香焚けるかー?それこそそんな機会ないだろ。どうしよう。保存の効くものを入れておく壺と考えればその用途がなくもないような…うーん。
幾度か訴えておりますが、ご飯、とりわけ白米を勢いよく食うときの擬音は「わしわし」です。
セブンイレブンの「金のなんたら」シリーズは当たりが多いと思う。今回は冷凍ピザ。金のマルゲリータ。本商品は、一旦解凍してから焼くことを求められる。めんどいね、と思ったけど、見事に美味しかった。ハンバーグとかは自分で作っても美味いけど、ピザは自分ではちょっと無理がある。ありがたや。
https://7premium.jp/product/search/detail?id=7005
数か月前の話にはなるが、タイムマシーン3号という芸人さんのyoutubeで、「パクチーすぎて草」というピザの紹介というかネタがあった。その商品URLがlolとか書いてあって草。パクチー嫌いではないけど、てんこ盛りは流石にどうかね。茗荷とかカイワレ大根が山盛りみたいなことでしょこれ。もう売ってないみたいだ。
https://www.pizzahut.jp/topic/coriander/lol/
カップヌードル特上!特上とな!!!どん兵衛の最強とかいうものは美味しかった。本商品も期待できるのではないかと頂いたのだが、普段の癖で作ってしまって台無しだった。つまり、あまりに濃すぎるスープを薄めるために、中身をいったん別皿にだして粉末を捨て、かやくを戻してお湯を注ぐということをやっている。本商品でもそれをやってしまった。結果、大差ないのではって感じに。じゃあここに書くなという話ですが、食べるには食べたのでええやろの精神。
https://www.nissin.com/jp/products/items/11964
ラム肉のスープと言うのを作ってみた。これが実に簡単で、湯を沸かしてラム肉と野菜を入れるというだけのもの。ラム肉から風味が十分に出るので、味付けは塩を足すぐらいで完了。自分はチキンコンソメの野菜スープをよく食べるので、それと比べると薄味の印象ではある。しかし何しろ簡単だ。これは良い。切り落としの肉ではなく、骨付きのちょっと高い肉だったらもっと美味いかも。とても伝統的な雰囲気のある味わいだ。お口の中が異国情緒や~。
そういえば、YouTubeには伝統料理的な手法を紹介するチャンネルも多々あります。例えばこう、賑やかな感じの物…
淡々として…
なんかこう…いいよね。
冷静に考えれば、これらの動画もどこかにはYouTube向け演出が小さじ数杯入っているでしょうよ。だとしても、とても自然な感じで、ぼんやり眺めるにはとても良いコンテンツ。
世界はそれをメシと呼ぶんだぜ。
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春巻の皮でブリトー🌯いけんじゃね?
以前、自分でこさえた野菜春巻きがクッソ美味いと評価したことがありますが、それ以来もたまに春巻きやっておりました。正統のレシピも、悪ふざけもしました。
https://blog.mogari.jp/archives/5613
あるひセブンイレブンに行ったところ、弁当の類がすっからかんで、代わりにブリトー買ったんだけど、こいつ春巻きそのまんまでいけんじゃね?
まずはジョンソンヴィルのごんぶとソーセージを茹でます。キッチンペーパーで水気をとって、春巻きにのせまして。そこに溶けるチーズを追加。胡椒をすこし振りかけて、巻く。ちょっと大きすぎたがはみ出て上等!あとはなるべくチーズが漏れないようにコロコロと転がして焼くだけ。
もぐもぐ。ソーセージとチーズと春巻きのバランスがわるくてあまり美味しくない。
完。
春巻きの皮を普通にフライパンでコロコロしながら焼くと、どうしても焼きムラが出ます。そのあたりの歯ごたえの違いも美味しいものなんですが、中に入っているソーセージが強力すぎてそんな風情を語ってられない。ブリンブリンの歯ごたえしてます。春巻きの皮を二重にして巻いて、少々厚みを出したところ、マシな感じはありましたが、ガッツポするほどでもなく。また、噛みついた瞬間にソーセージの汁気がでますが、焼いた春巻きの皮ではうまく吸収しないというか…なんというか。なんだろねこれチーズと混ざってもいまいち美味しくない。千切りキャベツでも足すべきだったか。味付けももっと味の濃いサルサソース的なものなら良いのかな。
なお、インターネットにてこの脱法ブリトーに挑んで生還した人々の談話を集めると、ハムを使えとのことです。今回のジョンソンヴィルたまたま家にあったのね。もちろん面白そうだと思って面白85%で実行に及んでいます。春巻きでいけんじゃね?と思いついたのは、家に帰ってブリトー咥えながら冷蔵庫の中を見たときなんですよ。これは叙述トリックだ!
まーそのぉ…
シンプルな料理も、定番の家庭料理も、ちょっとしたズレで大惨事になるということ。これはお馴染みの「嫁のメシがまずい」にて大いに学びがありました。なんでも良い部分と良くない部分がございます。みなさまは真面目にやっていきましょう。