小ん林先生
小林まこと 「青春週間少年マガジン」を読んだ。作品冒頭で、少年マガジン50周年記念で書くことになった作品である、というくだりがあり、マガジンなんて読んだことないなあ~とか思ったんだけど、作品の中身は小林まこと氏自身の回想録であり、氏自身を含めたキャラクターのイキイキっぷりがたまらない。この人の漫画に出てくる人物の表情が好きだ。で、実に面白かった。こういう、一時間あれば読み終わる作品って重宝する。これで十分なんだよなあ・・・何十巻も話が続くのってなんなのだろう。
自分が何十巻も続く漫画読んだことあるかな、って思い起こしていたら、あった、あった。子供のころ、「あした天気になあれ」を親父が買ってきたの読んでた。田舎なのでゴルフごっこで遊ぶ空き地もあって(すぐになくなったけどさ)おかげでゴルフのコースデビューは10歳ぐらいだったw それ以来クラブに触ったこともないけど。で、その、「あした天気になあれ」の最終巻だけ読んでいない。「ニクラスとの対戦、絶望的なスコア差がついて最終ホール・・・しかしトムには神の道が見えていた・・・」みたいなところまでしか覚えてない。これは、これは買うべき!!amazonちゃーん!
そういえば作者はちばてつや。「青春少年マガジン」にも、キャバクラで飲んでたら、ちばてつやがやって来て起立して礼をする、って場面があったな。現実と漫画と時間を超えたゆるい連環。桜の香りの、なせる業、とぞ。