ふでのゆくまま

夏日、

相変わらずキシキシと整備不良の音を響かせながら大手M証券のシャッターが開く、のを横目に、信号を渡り、日本橋。何度通っても凄い眺めだと思う。盛夏となり、朝もはよから陽射しが厳しい。応じて、影は色濃く、歩みを止めて其処彼処でだれぞが踏み入るのを待つ。夜のにこごり。圧するほどの首都高の影、よりもさらに一つ黒い影、禅僧の姿をして橋の中ほどに立てり・・・・。・・・。耳欹てながら過ぎ去ると、公明党の批判をしていたようだった。この男は前にもぶつぶつと力の無い呟きを漏らしており、間抜けですらある。地蔵が物言わぬことを誇るがよ。

都議会の選挙だったようだ。投票はしていない。インターネットではハッピー党はもとより、鳩ぽっぽ党もヘンなことばかり言ってるなあ、って印象。選挙が終わり、問題のはとぽっぽに凱歌があがったというのに、なんか争点も特にわからないまま。国会が閉会になる理由もわからない。いくつかの法案は有耶無耶になってしまったようだ。だいさく党はせんきょがじょうず。定額給付金は殆どだいさくの手元に戻ってるような気がするので選挙資金はたんまりあったか、って、一声かければ演説にはロハのサクラが大量にあるまるようですよ、わたしは吉祥寺でその光景を目の当たりにしてから恐怖しか感じませんよあの人たち。

誰が出勤前に足止めて駅前で演説聞くか、この痴呆。そんなわけねえだろ。常識的に考えろ。人が多いところのほうが効率が良いとか、邪魔なだけですよ。うるさいです。複数で同時に喋らないでください。貴方が人と話そうとしたら、絶対に静かなところを選ぶはずなんです。人ごみ溢れる駅前なんて選ぶはずないのです。箱並べてチラシでも詰めとけばいいのですよ。

ただ、やはり、政治家の方々はやはり選挙期間中はインターネット上での更新なども規約に抵触するようで。破ろうと思えば簡単に破れるし、誰がどう見ても破るメリットには溢れているのに、やろうとはしません。マスコミは批判論調の記事にするでしょうが、インターネットは受け入れます。インターネットを味方につけましょう。いや、表現の自由を主張しろとかコンテンツ規制を取っ払えとかそういう意味じゃないんで、あの、ちょっと、おいおい。

涼風が葉を鳴らす竹林にて世を語った賢人たちがいたとのことで御座います。しかしながら現代はそのようなものがないので、炎熱と排気ガスを浴びながら、橋の半ばで一人呟かねばならないのであります。彼が話しかけてくれば鬱陶しいと思いますし、彼が選挙に出ても応援すらしません。しかしそれでも、あの喧騒に苛立ちと腐敗臭を足して二で倍にした候補者たちと比べると、その暗澹たる呟きに、底の冷える涼を感じる由、梅雨明け。

2件のコメント

  • say*3

    ご無沙汰であります。久方ぶりにうちの記事へカキコいただいたので折り返し。
    P.O.S.は日本に来るんでしょうかねぇ。

    演説をまったくしない候補者がいたら逆に入れてあげたくなったり。

    • いしにょ

      おおおお!ようこそ!って自分が呼び寄せたようなものではありますが、いやいやご無沙汰しておりますね。あれ、最初はPOSつながりでしたっけ?あのころはファンサイトやってたかな・・・。資金面さえ解決すれば来日は可能っぽいです。

      >演説をまったくしない
      以前、青島都知事になったときはなんか簡素な方法が受けたんではなかったですかね。ま、やはりインターネットですよ。わはは。

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