ふでのゆくまま

杞憂

昔のことで御座います。中国に杞という国があり、その国の人々はいつもいつも心配しておりました。「空が落ちてきやしないかしらん・・・」以って、無駄な心配、取るに足らない事を真剣に心配する様を「杞憂」と申します。ミサイルはどうでしたかねー。

ミサイル、などと言ったけれども、実際になんだったかはわからんわけで。それでも、あいつらやりかねないよな~なんて不信感はありありと。国家としての格ってこういうところに出るんだなー。事前に打つ日時とか方位まで申告したのに、「すわテポドンか」と、この騒ぎ。だって脅し文句ばかり放送していたじゃん、って、本気で衛星を打ち上げようとしているのに、東側にある国が迎撃の構えを見せればそりゃあ憤りもするわな。遺憾のいー!だけど。そんなフリをして本気で一発撃ち込んで来ないかと。あいつらならやりかねないと、そのイメージばかりが付きまとう。実際にはやってないのにな。アメリカが日本に何をしたかを・・・まあ、この話は関係ないから置いておくけど、猿呼ばわりして数十万人規模で虐殺したわけで。しかし今そこにある危機的な意味で、恐るべきはその不可解ぶりと混迷ぶり。ああ、衛星だったとしても日本に落ちるに違いないよ!

という、不信感を後ろ盾に、ちょっと防空演習しましたってのが正直なところじゃないのかなー。もちろん本気で撃ってきた場合もちょっとは想定しているだろうけど。本気で想定してあの程度の対応はどうかしら?軍事素人だけど。交通が規制されもしなかったし、お花見盛り上がってたよ、東京都内。撃ってくるわけねえだろ、国内政局的な茶番だと仰る夫人も居るし、種子島でも貸せばいいなんて金にシビアなイメージのあるエモンも言っているけど、自分の感覚だと、あの国にはそんな常識が通用しないな、ってイメージは一般的なものだと思われます。はい。とりあえず対策は取ることでそっちの批判をかわし、大事(おおごと)にはしないことで混乱をかわし、静々とコトを運んだことにしておきたいものです。

ところで、配置したミサイルはそのままにしておくのでしょうか。だとしたらそれはそれで上手いなあと。

で、結局なんだったのさ?????

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