ぐらでゅえいしおん
晴れ着という言葉がありますが、生憎の氷雨。なんでこないな日にこのお嬢さん方は斯様な装いに佇んでおるのかしらん。・・・ああ、卒業式か。メリケンの香気漂う学び舎ではあの不可思議な帽子を冠してマントを羽織ったりしてるんだろうけど、女学生は一様に和服ですよね。こすぷれ?むう。自分は卒業式でコスプレしました。私服コスプレで至福。
バイトだったんですよ、式の日。卒業式など最初から微塵もでるつもりがなかったので日程としてはシカトしていたんですが、卒業証書はどうすんのかと訊かれて、はた、と、困惑致しました。学生課に問い合わせたところ、どうしてもという時は郵送などの方法もあるらしいし、後日学生課で受け取ることも可能らしい。大っぴらにすると卒業式参加人数へるから知らせてないのだろう(笑ひ)
幸いなるかな、その日のスケジュールを見るに、バイトの中休み時間はたっぷり三時間あり、時間の都合もばっちりなので、式後に渡される卒業証書だけ受け取りに。式典は武道館で、うけとりはせまっくるしい教室。私服姿は浮くのなんの。周りは卒業の日を迎えて至福で浮かれているというのに(7点)
わざわざ一人一人呼ばれて、前まで出向き、その場で学生証を渡して証書を貰う。悪評の高かった某刑法の教授に。貴様など知らん。・・・なんと阿呆らしいイベント。時間に余裕はあったが、「仕事のなのでこれで・・・」と抜けてきた。立派な卒業式でございましたー。おめおめ~。こーしてスカスカの大学生活はオシマイ。その日より、つげ的世界観。世に言う引きこもり状態であるが、貯金を削りながらバイトで食いつなぐ日々がはじまつたのです。