F.U.C.K.,  ふでのゆくまま

戦争を知らないなんて言えるか

子供の頃から、海外の大きなニュースは事故か戦争だった。テレビは家族で一台って時代だから、朝飯、夕飯時に家族で見たんだ。ベルリンの壁が壊れた、ボスニア、イラク、アフガニスタン。家族のだれもが、特に何も言わず、ぼんやりと映像を観ていた。激動の世紀末!とかなんとか、十年ぐらい言い続けたんじゃないか?

自分は銃に触れたこともない。だけど、こうして生きてきた人間が、戦争を知らないなんて言えるものだろうか。

信じられないぐらいにあけすけに、戦場に立つリーダー、核の脅し、兵士に立ち向かう市民、世界の、世間の反応。新聞に書いてあった、なんてヤワな話じゃない。ライブ映像は「現地」からではなく「当人」から届く。迫真の現地映像が一日も経たずにフェイクと断言される。これを見て今の少年少女は何を思うんだろう。

大人になれば「悪い人がいました」なんて話じゃあ収まらないとを察する。ドイツの七三分けの髭が頭一つ抜けてタブーなのは、戦争に勝った側負けた側の話があるにしても、その裏にはきっちりした手続きで政権を取り、かなりまともな政策を執り行ったと言われる面も、あるんじゃないか。戦争に走らずとも長期的に続いたかはわからんけど。場末のブログだって触れるに気を遣うトピックになっているのは、なんだろう。

ソビエト連邦は停戦条約を破り、日本に宣戦布告した。ロシアと日本で北方領土で係争中。領空侵犯に対応したスクランブル発進は毎日のように行われている。自国民を守るためといういかにもなこじつけて戦争を吹っ掛けた。アカの仲間の国民は日本に多数いる。都内で一番人気の街では外国人参政権で揉めている。そこから電車に乗って15分ぐらい西の街では、防衛を放棄して無抵抗で降伏を標榜する市長がいた。

不穏。不穏に感じるトピックだけ並べているにしても、不穏。20年ぐらい前の、若いころの鳥肌実の演説を思い起こしてしまう。メッセージの無い演説家でございます。

だからって、米国が突然「核は横須賀にずっとあるよ^^」とか言い出したり、国民にMP5を支給されたりしても日本人が安堵するかと言われれば、それは違う。我々は戦争を知っている。安全を保障するというのは、戦時に備えるでもなく、勝利するでもなく、戦争が起こらないということ。きっと核を持つという事は、戦争を優位にするんではなく、戦争が起こらない事を期待する今日のラッキーアイテムみたいなもの。真に受けた馬鹿が使っちゃうんだよなー。1952年10月7日生まれのてんびん座のあなた!今日は釣り合いを忘れて、思いのままに傾いてみては?

備えと覚悟で誤魔化していけ人類。竹槍ではどうにもならんが、スマホならあるいは。

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