ふでのゆくまま

雪の降る街を

ゆぅきぃやこんこ♪

東北育ちといえども豪雪と呼べる地区ではなかった。膝まで埋まる雪が降るということは数年に一回ぐらいではなかったと記憶している。それがここ東京となると、数十年に一回となるようでありまして。幸いにして週末にやってきたため、この雪で通勤に困ることはなかった。週末の用事をこなすには困ったは困ったんだが、ま、それは良い。

物珍しさに押されて、土曜の夜にお散歩と洒落込んだ。すでにここ東京では見たことがないぐらいの積雪になっていた。それでも雪の明るさに実に美しい夜の風景…であったのは最初のうちで、徐々に風は強くなり、地吹雪とでも言うような状況になり、氷の粒に全身を打たれた。んまあ、それもまた楽しい。どうせだからと足跡もまばらな公園に踏み入っていくと、同じような事を考えた輩が数名、スマホを雪明かりに照らされた薄暗い景色に向けていた。あゝ確かにこの景色は二度と見れないかもしれない。自分も真似してカシャコカシャコとあいぽんで写真を撮りつつ、わざわざ雪深いあたりへ突撃しながら小一時間ほど歩き回り、帰宅した。

途中、雪を手に取ってみると、しっとりと重みがあり、雪合戦向けの良い雪だった。信号待ちの間ムギュムギュと握って、適当なそこいらの看板に炸裂させた。何年ぶりだよおい…と灌漑にふけっていると警邏中のミニパトが横切ってぎくりとした。いや、悪いことはしてないんだけどね、なんかね。おっさん楽しんでますが~。

しかしこういう天気において、雪かきがされないご家庭があるのはどういうわけか。そのままにしておくと、踏み固められて見事に傾斜のついた氷になり、非常に危ない。東京の三割ぐらいは雪の降るところ出身だろうに、家の前ぐらいせんかいおらおら、と集合住宅すまいの楽ちんさを前面に押し出して一人憤慨、翌、日曜日に買い物にでたら「雪かきスコップ売り切れ」の札が。あゝ、そうね、雪かき道具なんて備えてあるわけがないね…。自分もないわ…。

といった景色の一部。

雪

雪

雪

もっと大量に撮ったけど面倒なのでこんぐらいで。

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