ふでのゆくまま

三ヶ月後

三ヶ月経ちました。あの日のことは一生忘れないでしょうね。自分は揺れと波で直接失ったものは時計一個ですが・・・。防火壁で仕切られたビルの廊下、階段のヒビ、道を埋め尽くす人々、一切に鳴り響く緊急地震速報のアラート、足を引きずってハイヒールであるくおねえさん、へとへとでたどり着いた吉祥寺駅前の明かり、何十回と見た津波の動画、9時間遅れて届いた安否を気遣うメール、ふっつーに仕事が再開された週明け。

いまここに、復興の歩みの着実なる事を認めることができる。喜ばしいことかと思うが、地震はまた絶対にやってくるんだよね。震災後、東京では都知事選が行われた。防災都市とまで掲げた候補もいたが、ほんとかよwww北朝鮮のミサイルが着弾してたらあいつら何て言ったんだろうかと思う。とにかく。地震が起こるのは防げないけど、被害は防げる。「いやあ揺れたなおいいいい」で済むなら恐れるに足りんよ。それはあまりに楽観的すぎて、批判されるべき考え方なんだろうけどな。

そろそろ、当時かき集めた非常食などの期限が気になる。不安にかられてごそごそと集めたもので、ちょくちょく追加していったもんだから、有事に背負って逃げるにはどうなんだというボリュームになりつつある。まあ、この場所だとあてどなくさまようと言うよりは瓦礫の下で身動き取れない可能性のほうが高くて、そのために少々豪華に用意したつもりだ。整理せねばなるまいね。

秋葉原の事件からももう何年たったことか。あの日に感じた悪寒、手向けに行った時のマスコミに感じた憎悪、覚えてはいるが感情の再現という意味では全く以って希薄になった。未来に対する不安というのは、何が起こるかわからないという事、さらに、過去のことがもう一度起こるという事でもある。過去の記録密度と精度は今、人類史上MAXである。現代は、過去にも未来にも有り得ないほどに近接しているっ!!ぼんやりしていれば未来へと進んでいくなんてこたあもうないのだなあ。船は沈みました。過去に食われて死にますね。やはりね、未来へと、暗がりへと歩まねばならんのです。

そのために、部屋掃除から(またか)

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