冷却水二様
コンビニでクジを引いたら、麦茶が当たった。「鶴瓶の青いの」と言えばまあわかるでしょう、アレですよ。例年準備する麦茶はこれなので嬉しいが、何せ既に一袋ある。50パック入りの鶴瓶、この夏のうちには消費しないだろう。大変にお得感はあるんだが…。
と思っていたのだが、エアコンが壊れたので気持ち麦茶の消費量が増えている。エアコンの具合は、冷房にしても冷風が出ず、むしろ温風がでる。もろもろ調べているうちに、室外機がホカホカにあったまっているのに気づいた。バケツの水をしゃばしゃばと注ぐと、室内のエアコンから冷風が出た。室外機からは今かけた水が温まり、湯気が立ち上る。1分もするとまた温風が。室外機のファンが回ってないのに気付く。風で冷やせていない!これではアイロンが置いてあるのと変わらないではないか。原発に例えると、えー、やめておくか。
そら湯気も出るわ。洗濯機のホースを延ばしてちょろちょろと水を出し、流水冷却とかも考えたが、いくらなんでもこんな状態で使っても安全とは言い難い。試してみたらまあ冷房になったはなったが、ベランダにそんな水を垂れ流しておくわけにもねえ。諦めるかー。
エアコンの送風モードは無事動くのでそれだけ使ってはいるが、いかんせん風力も弱く、換気の役にも立たない。部屋での居場所は常にPCおいてある机の前になるが、そこがエアコン直下になる。風を直に体に受ければ少々は涼しいが、なんとも心許ない。20年近い運用のエアコン、修理する価値あるだろうか。町の電気屋さんを探し出して依頼しても1万円では済まないだろう。電気代とか考えたら買い替えだって悪くない。うーん最安値で40000円ほどか。取り付けって自分でできるのか?この壊れたエアコンの撤去もある。家電販売店とかで買えば両方やってくれるが、その代金込みではお幾らだろう。
あゝなんなら扇風機ではどうか。エアコンの冷却は確かに効果的で快適なのだが、朝に出かけて夜に帰る生活が続く限りはそこまで必要だろうか…。夜には涼しいので窓を開け、扇風機で風を浴びて換気。これだ。しかしこれは縁側とかで楽しむ風情だなあ。将来はこういう暮らししてけど望みが薄いなあ…。
しょんぼりと暗い将来に思いを寄せながら網戸を取り付けなどしていると当然、蚊が侵入してきた。コンセントに差し込んで使うタイプの蚊取線香を炊く。…これも鶴瓶が宣伝してなかったか。
笑福亭一門に見守られる夏、悪くない。