ふでのゆくまま

重い殯

今上の帝のお気持ちにより、にわかに来客が賑わった。その通り、このmogari.jpというドメインは、”その”「殯」から来ております。中の人たるわたくしの、身罷るまでのあれやこれやを書き留めております。セルフもがり。

こういう話の流れで、チラ見ぐらいしかしてなかった動画をもう一度見てみた。もう一度見始めると、その画面の様子が実に不思議だと思う。皇室の紋も、日本国の国旗もない。日本語を解せず、この原稿を読み上げている人物が誰かわからないと、これがどういった動画かわからないだろう。お召し物も洋装だ。アジア系の老人が何か言っているなあ、としかわからない。個人としての「お気持ち」を強調してんのか。

とはいえ、ちょっと聞いてほしいことがある、という時点でもう異例だよなたぶん。国民はみんなふうむ、と取り敢えず耳を傾けてはみただろう。皇室はあの発言受けてどうするんだろうか。こうして公式に発表したからには、皇室内部でもなにかしら意見の交換ぐらい事前にあったろ。粛々と「その」準備が始まったりしたのだろうか。例えば武蔵野の陵で何か整備が始まったりしてねえか。普通の民家に近くてええって思ったもんだ。

なんにせよ、マスコミが今年の流行語に「お気持ち」など選びませぬよう。

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