• どくしょかんそうぶん

    「まんカス」を読んだ

    酷いんだろうなと思って読んだら酷かった。漫画業界もついに人材不足か?と思ったけどQJ連載だったそうなので判定はセーフだ。

    キッズの頃は少年ジャンプしか読んでなかったと思う。だから「漫☆画太郎」の作品を初めて見たのも少年ジャンプだ。覚えてる。なんか酷い絵柄だなーって。

    酷いしか言ってないが本当に酷い。下手な落語やユーモアの理解が乏しいけど有名になりたいYouTuberみたいな印象を覚えた。端的に言えば気まずい。

  • fuckyeahinternet

    文字化けしたファイルが削除できない

    見慣れた(?)shift-jisとUTF-8での化け方とも違う、謎のファイルがFTPサーバに残ってて削除できない。接続時の文字コードをUTF-8にすることで解決。解決した結果、素の文字が判明したのだが、過去に使っていたCMSか何かのタグ付けがファイルデータとして残っていたようだ。そんなことあんのか😰

  • どくしょかんそうぶん

    「デスノート」を読んだ

    Fac fabulam veram.

    おっさんになると、少年向け流行りの漫画のネタバレってない。少年誌の漫画の話などしない。子供も居ないからなおのこと。だからこんな大流行した作品をゼロから読み始めることができた。尤も、ネットのジョークなんかで何コマか見た事はあったな。うわあ急に落ち着くな!そういえばとあるテレビタレントのブログがデスブログなんて言われた事も。

    さて。そんなことを言いつつも、古い作品であることを言い訳に、ここではネタバレ全開で行きますゆえ。

    思った以上に伝統的な探偵ものだった。死神だなんだと少年漫画っぽい仕掛けだけども、犯人側と刑事側の知恵比べだ。トレンチコートの男だとか伝統的すぎてパロディなんだろうか?とすら思った。読者は犯人側と刑事側両方の視点で物語を読み進めていく。当然(?)どちらも非常に天才的な頭脳を持っている。そのやり取りは見事なもので、ずーっと会話しているのに飽きさせない。探偵もの常なんじゃないかと思うが、全部が全部読者に把握されては面白くない。当然、予想を裏切っていく展開を用意する。作品を順に読んでいるだけでは絶対に分からないもの、後だしの設定とか、付け足していく。例えば二冊目が存在するとか記憶から消えるとか…。これがあんまりにあんまりだと、作者の名前がデスノートに書かれるわけだHAHAHA。大場つぐみと小畑健ねえ。知らない名前だ。

    Lが死んだところで、跡継ぎがひょっこり出てきて、なんか”2週目”が始まる。うわっ。しょ、しょーもな😰がっかりポイント。アバン先生が生きていた、ぐらいのクソ展開だと思うんだけどな。正直、これ以降は流し読みになってしまった。この記事を書くにあたって調べると、週刊漫画誌の連載時にはここで1部と2部に分かれていたようだ。わずかの休載を経て再開という形になっていたらしい。キラがすっかり世の中に影響を与えてから、少々時間が経過した世界の物語。無理やりという感じもない二部構成だけど、ちょっと好かないかな。1部で終わってほしかったな~。あるいは単に、キラの勝利に終わった世界の展開が、思いつかなかっただけだったりして…。

    人が死ぬ、という効果絶大なアイテムに、顔の認識が必要で、その認識と一致する本名を手書きするひと手間が必要という設定は、実に良い設定だったんじゃないかと思う。人の本名は変わり得るとか、顔と名前の一致は錯誤でも良いのか、とか20年ぐらい前の画像を見た認識でも良いのかとか、作中設定にあったかのかどうか疑問に思う点もあるにはある。しかしそんなものは死神の目がお見通しという設定も良いじゃないか。

    「顔と名前(本名)が分かれば殺せるノート」という根本的な設定に何か背景があったりしないかな?例えば犯罪者が匿名で匿われることに対する批判的な発想とか。死亡診断書と組み合わせてみると?書類ではなく死因のほうを真実にする。正体不明の亡骸なんて結構あるらしいから…。あとは当時の世相とか。キリがないけどね、いくらなんでも。住民基本台帳ネットワークが始まったとかAdoが爆誕したとかいろいろ…。

    神戸連続児童殺傷事件

    西鉄バスジャック事件 通称ネオ麦茶事件

    原作者の大場つぐみという人はじっさい正体不明らしい。そりゃあ関係者は知っているんだろうけど、まったく明らかになっていないそうだ。本作以前に著名な作はなさそうだから、デビュー作がデスノートか。凄いなー。デスノート本物を持っていたようなリアリティだHAHAHA

    ああなんだ、漫画家自身か?

    因果ではなく件を真実にする。


    機械仕掛けの紙。

    8点。

  • えさのじかんだ

    めし短観2024年10月

    ペヤングの焼きそばを食った。ずいぶん久しぶりな気がする。とっても美味い。以前よりペヤングが大好きだったという事実もない筈なのに「やっぱりこれだよな~~~」としみじみと懐かしく美味い。刷り込みって奴だろうか。子供の頃のCMまだ覚えてるんだもんな。ペヤングの名前の由来がペア・ヤング(pair young)だと聞いたことがある。でもURLはpeyoungですって。確かにpairyoungにしたら焼きそばのペヤングに繋がらない。でも例えばpeyangなんてしたらヤング要素がどこかへ行ってしまう。ジャポニスムの魔境、言の葉地獄祭文。まろやかぁ~ン。うまい。

    https://www.peyoung.co.jp/products/000007.html

    かっぱえびせんのフレンチサラダ味を食う。なんだこりゃ。よくわからん。不味くはないが普通のでいいよ。(期間限定商品だった模様。実際に買ったのは6月の末ぐらいか)

    https://www.calbee.co.jp/newsrelease/240508.php

    同じくカルビーから、ケンタッキー・フライド・チキン味のポテチ。早速頂いてみるが、マジで美味しくないので困った。芋と鶏肉が同じ味になる筈もないのは当たり前だけど、なんーーーの驚きもないコンソメチップスみたいな味で、Gordon Ramsayだったらゴミ箱にブン投げてる。F$$k me!!!!

    https://www.calbee.co.jp/products/detail/?p=20240606173307

    レンチンお料理シリーズ。今回は「鶏とねぎの香ばし醤油味」をチョイス。鶏もも肉を一枚放り込むというなかなか豪快な物。長ネギを入れて、きっと焼き鳥で言うところのネギマの味わいかなと想像したら、本当にその通りになった。レンジの中でパンッパンに膨れている状態を見ると本当に大丈夫かと心配にもなるが…問題なく作れた。だいぶ濃厚な味付けで、学生のお弁当のおかずなんかには良さそうだ。ご飯の上にドカンと載せてしまえ。なお、胸肉を使うなと念押しがされている。胸肉はレンチンで破裂するのは自炊勢にもおなじみだ。こういう密閉タイプに向かないんだろう。

    https://www.ajinomoto.co.jp/steamme

    キッコーマンの低糖質麵。大豆麺。味わいまあまあよし。実際に食べた商品が公式サイトのリストにないんだけど、俺、何を食ったの?

    https://www.kikkoman.co.jp/kikkoman/soynoodles/set

    幻と呼ばれる梅干しを頂いた。ぶよんぶよんのハチミツ漬けだった。しかし、幻とまで言うからには、期待していたのはクッソしょっぱいすっぱい、保存食としても成り立つ、日の丸弁当に使うような本格の梅干しでありました。コレジャナイ感。とはいえ味わいは良好。おやつに消費する。

    https://okahata.com/SHOP/151232/150153/list.html

    じゃあ、ってんで梅肉のチューブ入りを試してみる。こちらがうひょおおおおおおおおおおというほどに酸っぱくて、頼もしい。これこれ!!どう使おうっかな♪タモリ倶楽部の傑作企画の一つに「焼酎の梅割りに合うのはどんなタイプの梅干しか」という企画があった。こういったチューブ梅肉はどうなんだろう。酒飲みの方に、お試しいただきたいものであります。わたくしは茹でたオクラにでろでろぶっかけて食った。

    https://housefoods.jp/products/catalog/cd_1,091587,spice,neri,popular.html

    野菜生活100の甘夏&レモン。見事に野菜の味がすっとんでいる。微かにパセリっぽい風味があるかな?これなら野菜嫌いのキッズにもいけるかしらん…ああ、季節限定ですってよ。

    https://www.kagome.co.jp/products/drink/A4236

  • ふでのゆくまま

    忘れもの忘れ

    風呂でシャワーを浴び始めて、ふと視線を左に送るとオレンジの靴下が干してあった。

    風呂に干していた靴下を取り込まぬままに、服を脱いでシャワーを浴び始めたということのようだ。なんというか、がっかりだ。がっかりすぎて10秒ほどそのまま眺めていた。確かに風呂に干した洗濯物を取り込んだ。取り込んだのだが、この一足だけが残されていた。先に他に干してあったものを取り込み、まだこの靴下が残っているにも関わらず何か他の事をして、そこで残ったこいつを取り込むのを忘れられたのだろう。自分の人生にはこれが多い。さっきまで持っていたのに、どこに置いたっけ?みたいなこと。そんなもんだから、鍵、スマホ、調理中の火といった取り返しのつかない事になりそうなものは特に気を付ける習慣ができた。

    靴下なあ。例えばこの一足が自分の見ていないところで不可思議な穴に放り込まれて消え去ったとしても、気付かず過ごすだろう。風呂に干してある洗濯物なんぞ、注意を払う対象ですらないのであります。慣れた申し開きをしておりますが、それ以上に気付かないってところね。視界に入らないものだろうか。自分で再現してみたが、確かに案外目に入らない。FPSゲームみたいなクリアリングするわけじゃないからな。風呂の入り口の折り戸を開けて、正面にシャワーがある。一目散に浴びようとすれば気付かないもんな、いやあしょうがない、わけねえだろ😰大丈夫か俺。

    なんでその一足だけ後回しにしたんだろうな。ミステリー小説だったら、謎解きの鍵になってしまう。「犠牲者はここで靴下を一足だけ干したまま、現場を離れた可能性が高いのです!」「馬鹿を言うな!やっぱりそんなことがあるわけないだろう!」「しかしそれ以外に考えられないでしょう。先ほどもその結論となったじゃないですか」

    22:00を回った。薄明り。小部屋。沈黙が続く。一同がうろたえたまま泳がせた視線が徐々に自分に集められ、そこで終端していることがわかった。納得できない点はあるが、いったんはこの結論で前へ進めれか良いじゃないですか。そう言っている。全員がそうしましょう、そうしましょうとお互いを後押ししている。まずは一旦この部屋から出せよと謗りながら眉間にしわを寄せている。しぶしぶ口をひらいた。

    「こちらにあるペットボトルのキャップのようなもの―――」ジップロックの中に雑に放り込まれた、まさにキャップのような黒い部品。椅子の真下に落ちていたものだ。しかし、椅子にはその”キャップ”をはめる場所が見当たらなかった。横から見ると凸形に絞られており、その狭くなった首の部分には何か液体が残っている。潤滑油だろうか。普通に考えれば椅子の部品だ。椅子のメーカーと商品の特定はできているので、明日の朝に問い合わせる事になっている。こっちの鑑識もこの時間では動いてはくれない。それにこの部品だけ渡してもどうしようもないだろう。あいつらはこういう部品に異常に詳しい。まさに職人のカンとでも言うべきものだろう。明日、現場で椅子と一緒にあれこれ調査してくれれば、案外すぐにわかるんじゃないかと期待している。その期待というのは、勿論、「この部屋にある家具の部品ではないですね」だ。そうすれば実行犯の手掛かりとなるに違いない。

    しかし、俺はこの部屋に一人で住んでいるわけで、やっぱり椅子の部品だと思うんだよなあ。椅子は問題なく使えているけど、この部品が取れたことで何処かの接続というか、組み合わせがおかしくなって、普通なら壊れないような場所がある日突然ガッコンと外れたりするかもしれない。そう思ってもう二回ほど椅子をひっくり返してマグライトで照らして「🤔ふーむ」なんてやっているのだけどな~~。あるいは机か?机の部品だったら、猶の事すぐに影響が出るだろう。ドゴシャと崩れ落ちてもおかしくない。今日はちょっと念入りに調べてみるか。机の下に潜り込んで、こんな時だけでも体重半分にならんかねとひいひい言って足の部分とか隅っこの結合部を覗き込む。脱いだ靴下がゴミ箱の影から出てきて、床に顔を近づけたままため息ついていると、なんか風呂場のほうで何か落ちたような音がした。ああ、そうだ、洗濯物を取り込もうとしてたんだった。オレンジの靴下を握りしめて、いったん机の下から立ち上が―――

    やれやれ。

    知人が親が存命のうちに実家の断捨離をしておけと。ほんとその通りだけど、こちらから懇願してもやらないだろうなあ、めんどくせ。言う前に自分もやるかーという秋の一日。