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めし短観2025年3月
「おさつどきっ 塩バター」芋だ芋。あまじょっぱくてうまー。UHA味覚糖はどこか尖った駄菓子を出しているイメージがある。あのクソ辛いハートチップル…は違った、こちらはリスカですって。聞いたことない会社だなって思ったらうまい棒の会社だった。いやいや、うまい棒はサンドウィッチマンのコントでも出てきたじゃないか、やおきんでしょ?調べると販売と製造が別ということだった。菓子業界深い。
https://www.uha-mikakuto.co.jp/osatsudoki
蒙古タンメン中本の冷凍。有名店。何となく買ってみた。自分には辛すぎて美味しいとか美味しくないどころではなかった。それでも食べきることができる程度の辛さではあったし、嫌な味もしなかったんだけどな。辛いものが好きな人には良さそう。自分にはちょっとしんどい。
https://www.sej.co.jp/products/a/item/410506
りんご100%を謳うアップルシードル。これはすごく美味しい。りんごの風味がちゃんとする。リンク先で知ったのですが、アルコール使わないカクテルをmocktailって言うそうな。ただのソフトドリンクとは違って、
高い金取れそうな微睡んだ雰囲気を纏った素敵な飲み物に。しかしながら個人的には、この商品はスポーツドリンクみたいにガブガブ飲みたい。腰に手をあてて。ふぁいとーーーいっぱあああああ井村屋のゴールド肉まん。セブンイレブンのブランドと同じように「金」と銘打たれている。しかし、こちらは残念なことに、いまいちでした。肉まんの密度が高すぎるんだろうか、レンチンでうまく解凍できなかった。冷たい部分が残っている。味わいも…ま…普通?残念。
https://www.imuraya.co.jp/goods/nikuman/frozen/2gnikum
ここで自炊のコーナーです。
包まない餃子というのがある。なんでも、餃子の皮を並べて敷き詰めて、その上に餃子の中身を乗せて、ピザのようにするんだそうな。上からも同じように皮を被せて、ひっくり返してさらに焼くということだ。天才かよ。少し前に知って、以来、実際にやってみたかったこのアイデアを挙行した。結果としてはひっくり返すのがうまくいかず半壊したものの、残った部分はちゃんと美味しかった。こんな大きいサイズにしなくても、一個ずつ敷いた皮と載せた皮で挟むように作っても美味しくいただけるんじゃないかと思われた。平たいおせんべいみたいな。こうなると餃子ではなく、他の国に現存する別の料理という事になるんだろうがそれはとにかくリトライするぞ٩( ”ω” )و
恐ろしい事に、ここまで書いてその出来上がりを想像しているうちに、「過去に実際に作ったことがあるのではないか?」との疑念を抱き始めた。まん丸い餃子。くるくる回しながら端を押さえつけて圧着していく作業。どうしても作ったことがあるような気がする。いつの事だろう。子供の頃か?…作ったことがあったからってどうってことも無いようだが、いやいや問題だ。今、自分はこの、乗っけて作るというアイデアをとても良いアイデアだと思っている。それは、手間が軽減されているから。あの、真ん中に乗せて折り返してはみ出ないように破れないようにクニクニしていくめんどい作業から解放されている。過去に作ったことがあるのだったら、なんでこんな便利な手法を忘れているんだ?ガサツな自分が如何にも好みそうな心地よい手抜き感なのになあ。
年に1,2回ぐらいしか作らないとか、どこのお総菜売り場で買っても美味いとか、冷凍餃子もバチコリ美味いとか、餃子の造成にこだわりがない理由はいくらでも見つかる。だからって忘れるもんかね?こういう所から。ここを起点に「おじいちゃんご飯はさっき食べたでしょ」みたいな事態になっていくんだろうか。
さて、実際にやってみると、目論見はご破算と言わざるを得ない。餃子の皮二つを合わせて、ぐるっと一周その端を封じるのは、簡単ではなかった。通常の餃子が一枚を折り畳んで封じるのに比べて、数学的にも二倍の距離を封じる必要がある。また、その作業を手のひらの上で実施するのはなお困難で、皿に置いて実施することになる。これじゃあ通常版のほうが楽であった。
加熱調理に関しても、平べったい面を焼くために最初に下にした面が多く油をすってしまった。しかしこれは逆に狙いに近づいた。パリパリのリッツみたいにならんかなと思っていたのだが、見事にパリパリになった。流石に餃子の皮は薄すぎて歯ごたえは完全に別物だが、これはこれでいけている。中身だってその狙いに応じて変えてある。たまごサンドの中身のたまごを自作した。皮の端の接着がうまくいかず、加熱により殆ど浮いている。極薄オレオ状態。齧れば破片が降り注ぐ煩わしさ、しかし味わいやよし。
とろけるチーズも挟んでみて美味かったのですが、もう餃子じゃないじゃん。リッツ買ってくればええやんけ!!!というわけで、今後も普通の餃子でやっていきます。あのサイズ、形であるからこそ、箸でひょいひょいとお口に放り込めるわけなんですね~~~。でも自分で作って焼くと、焼いたときのぷにぷに感がまるで出ないんだよな。水を入れて蒸すタイミングとか水の量とか火加減とかそれはそれはいろいろあるんでございましょう。
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Artificial Intelligence Quotient
『ケーキの切れない非行少年たち』の10巻を読んだ。んで、たまたまこの動画をみた。
動画に出てくる藤川という人物については、「令和の虎」というyoutubeの企画でネガティブに名前が知れた過去がある。持参した模擬試験の結果が捏造だろうというものだ。その後どういう経緯か把握してないけど、その「令和の虎」に出演していた英語講師の元で大学受験や英検に挑んでいるという事のようだ。
4級。
英検4級て。自分が中学生の頃でも持っているやついた。30年も前の話なので、当時と傾向や難易度とかはだいぶ違うのだろう。でも、経緯や理由はともかく、プロの講師がついて大学受験を志す人間が躓いてよいレベルの課題ではないと思うのだが。過去問あったわ。
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_4
この人物の関連動画も山ほどあった。そして冒頭の書籍の内容が頭を過る。
受験産業と言われる業界は縁がない。自分自身も無かったし、自分には子どもが居ない。まるでわからないのだけど、結局はサービスを利用した分のお代金を頂くわけだ。合格の見込みが無かろうが不真面目だろうがなんなら虚偽の情報で応対してこようが、お客様(の御子息)なんだから適度に転がしておくといいますかあ。これだと冒頭の動画に関する皮肉に読めてしまうかもしれないけど、他の予備校だろうが大学だろうが、山ほどある話だと思うんだよね。やるだけ無駄ですよ、で門前払いしてては稼ぎにならん。レベルに応じた教育内容というものは様々なレベルで対応できると思う。そのレベルに応じた目標を受け入れるかは、最終的に当人だろうから「絶対にあきらめません(`・ω・´)」とか言われればあとはじゃあまあ頑張って、としか言えない…のか?実情はわからんが、想像はできる。
教育”側”から「IQが低いから無駄です」なんて言葉が出てくることはあるんだろうか。自分の身の回りにおいて、心当たりも無くはない。冷静にそういう判断がされるから養護学校みたいなものが存在すると言えるのかもしれない。子供のころ仲の良かった同級生にそういうクラスの子がいた。子供の頃の話だからなあ…会話は普通に出来ていたと記憶している。しかし、なにかおかしいところがあるという認識はなかった。んんん…小学生の頃だからそんなこと考えながら話していたわけはないか。
本書の内容は問題行動を起こした少年少女が送致されてくる施設の話だから、受験に挑む学力のレベルという話とはフィルターが少し違う気がする。課題に対する問いを実践できるか、克服できるかという点では同じ評価ができるのかもしれない。脳科学という分野が進めば、IQテストを受けるみたいな事ではなく、もっと医学的にストレートな診断をするのかな。骨が丈夫とか血管が太いとか腸が弱いとかと同じように、頭が悪いと。
このへんの話が飛躍すると『アルジャーノンに花束を』の世界みたいな事になると思う。IQが低くたってそれなりの人生でそれなりの幸せがある…ある筈だろう。だからってあなたはそれを受け入れるべきだ、と他人が押しつけがましく言えるもんだろうか。現状ではそんなアプデが簡単ではなさそうという理由で、真剣に考えてみた事は無い。それに脳みそに手動アプデをかけることには、なんとなくまだ抵抗を覚えてしまう。なんでだろか。脳腫瘍とかの外科的な治療となにか違うのか。もし「事故でIQが下がったけど、治療で元に戻りますよ」だったら抵抗感がなくなる。これはどういう価値観だ。我ながらわからん。ただ、IQの計測値という価値観を、”それまでの何か”の価値観よりも重視すれば、理屈は成り立りそうじゃないか?IQが高まるっつうならそれが正しいよって。将棋でいう評価値みたいなもんか?
既に本エントリも話が飛躍しているけど…。「反省がない」「良心に欠ける」「自分を制御できない」といった振る舞いに対して、境界知能と呼ばれるIQの低さが深く関わっているのではないかという『ケーキの切れない非行少年たち』シリーズの主張は考えさせられる。なんでこのテの連中はいつまでも変わらないのか、みたいな疑問に対するひとつ明確な答えでもある。その一方で、新たな火種たり得る。計り方もようわからんIQなんてものでこうも明確に区分され得る事に対して、新たに不安を抱いてしまう。自分のIQ把握してる人ってどのぐらいいるの?いつどこで測っても信頼できる数値になるの?
年収、BMI、もらったチョコの数、フォロワー数…。いろんな場面でいろんな数字が個人の指標として用いられるけど、そこにIQを加えてみようというならば、どうしても不安を覚える。なんでだろうな。俺のIQが低いからか?🤣🤣案外笑いごとではないかもしれない。自分のIQなんてシラネって人がおそらく多いと思うんだけど、みんながその数字をぶら下げると世の中に新たな基準が生まれて、新たな境界が出来上がるに決まっとるじゃないか。
本書では生活や幸福の基準という所とはまた別の、犯罪の処罰や行政による保護の対象という境界の話だ。だから、この人(少年少女)はIQが~~と語られても今の自分の状況には直接結びつかない話として飲み込んでいる。これが、年収、健康状態、社会との関りなんたらと、IQを紐づけられてみたら、どうやら自分も――。数字は嘘をつかないが噓つきは数字を使う。自分が報われる指標は、自分は世間に害を及ぼさないと表明できる指標は何処にある?
なお、教会知能と変換されたのを見て、筒井康隆ファンの俺は信仰性xxxxなどと思いついたがこういうのはやめておくのがIQ仕草ですわのよさ。
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東京地下神殿
下水道の陥没事故対応が思ったよりも長引いた。このエントリ書いているのは二月末。事故発生のニュースを見たときには、すぐに車も引き挙げられて運転手も助かるんだろうなんて思っていたのだが。
そんなニュースを見るとやっぱり自分の身の回りも気になるものだ。散歩の道すがら、路上のマンホールを眺めながら歩いてみる。すぐに気づいたのだが、普段通っている道でも、すんごい数のマンホールがある。正しくはマンホールの蓋と言えばいいのか。家があればそこに上下水道は当然繋がっているので、少なくともそれだけの数のパイプと連結部があるわけだ。大小さまざまで、人が入れるサイズ以外にも、きっとメーターが埋まっているだけとかそんなのもあるんだろう。こういう物が道路にあるというのも、考えてみれば当然だ。建物の下にあってもアクセスできないもんな。という事は、開口部だけではなく、配管も全部道路の下なんだろうか?そんなクネクネと配管を這わせても、水は流れにくいし、詰まりそうだ。ある程度は家屋の下も流れているのではないか?
坂道はどうなんだろう。地下でウォータースライダーになっているんだろうか。あるいは階段状になっていて、徐々に段をおりていくのか。なんて想像していると、行政の資料が開示されていた。そらそうだ。すんごく細かく記載してある。リンク先は東京都のもの。
https://www.gesuijoho.metro.tokyo.lg.jp/semiswebsystem/TspAgreementWeb.aspx
わりと専門的な図面のようだ。配管の太さとか勾配なんてデータもある。高さ4m幅6mなんてものだってある。そんなところに落ちてしまえばそう簡単に助けられないのも納得だ。インフラの老朽化の話もよく耳にするけど、こんな下水道なんてものを本格的にやるなら、住民がいなくならないと出来そうにない。そうなると「インフラの本格的なメンテするからどっか引っ越してくれませんかねえ」という話になるんだろうか。
もう年度末だ。年度末に道路工事ばっかりやってて渋滞が多いのは、予算使い切るためにテキトーに掘り返しているだけだ、なんて悪態を耳にすることがあるけど、実際にそういうのもあるとしても、住人が多数いるなかでの都市のメンテというものは、そのぐらいが限界なんだろうか。交通規制しながら夜中にドガガガガってできるような範囲。でも、それにしたっていつかは、💩流すのも風呂もダメです、って通告を受けての大工事なんて日が来ると思うんだけど。どうだろう。あるいは過去にあったんだろうか。
こちらは、そんなメンテのために工事を進めているという紹介記事。すんごい深いところを掘っているのだけど、東京って土地は凸凹だからなあ。オランダみたいに平坦だったらもっと楽なんだろうか…。
https://tokyodouga.metro.tokyo.lg.jp/qc5wrynnjtk.html
今回はずっと「だろうか」「だろうか」って書いてるな。それだけ興味津々ではある。短期的な停電や断水を経験したことはあるけど、長引いたら生きていけない。1400万人の生活を支える仕組みが用意されており、問題なく使えているということがマジすげえんだわ感謝🙏
「メトロ2033」っていう小説をもとにしたゲームシリーズがあるけど、東京でもあれと同じような事ができるだろうなあ。個人的には、東京マップの場合にキーになるのは暗渠だと思うんだ。…ま、ゲームの妄想しても詮方なし、災害の備えをちゃんとしましょう。インフラぶっ壊れましたという災害のパターンも考えておきたいもんだね、という無難なまとめで〆だろうか。
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めし短観2025年2月
大豆ミートのジャーキー。大豆ミート製品は、チキンナゲットがわりと美味しいのでちょくちょく食っておるのだけど、ジャーキーはどうだろう?ビーフのイメージあるよな🤔実際に食べてみると…うーん、少し違和感を覚える。言葉でお伝えするのは難しい。大豆肉製品をいくつか食べたことがある人なら、商品を知らずに食べても「ああ、これ大豆肉か」って気付くと思う。如何にも大豆肉味とでも言えば良いんだろうか…。うわ~お口の中が大豆畑や~。
https://www.kabaya.co.jp/catalog/sozai/4110.html
正気か?ポテトチップス鯛味。不味くはないがその味わいには正直なところ驚きも無く。お値段10倍で良いから鯛そのもののチップスに挑戦して出直してきましょう。
https://www.calbee.co.jp/newsrelease/241113.php
食塩無添加のポテチ。私は知らなかったけど、他にも同じような食塩無添加商品はあるらしい。食べた事も無くはないと思う。こちらの商品は一発で気に入ってしまった。そこいらのポテチのように、あんなに塩気を強くする必要なんて無かったんや!jagabeeの食感で食塩無添加あればなあ。って調べると過去には売っていたらしい。うーむ。
https://www.koikeya-online.jp/shop/g/g17934-c
乾きものばかり続いておりますので、ちいかわカレーを頂いてみる。勿論、大人の口には美味しくはない。とうもろこし入っていたのは覚えているので、おそらくはポーク&コーン甘口をいただいたのだろう。こういうのって、キッズ向けに棚の下のほうに置いてあるんだよな。こういう、おっさんが躊躇う商品を買いやすいのもセルフレジの良いところでしょうか。
https://www.marumiya.co.jp/cms/web/viewitem/5577/1
カラムーチョCRASHとやら。カラムーチョのあの細切りの生姜みたいな形状ではなく、なんかこう、折り畳んで焼いたみたいな形状。その味わいは、美味いも不味いも特にどうという感想も無く。40年になるんですって。確かに子供の頃にも食べたような気がする。でも本当に辛かったのはハート形の…ん~なんだっけあれ。ググったらハートチップルという商品かもしれないが、こんなパッケージだったかな?わからん。ヒー。
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「関心領域」を観た
Amazonにて。プライム無料枠ではありません。日本語字幕はあるが、音声は吹き替えの日本語とドイツ語の選択だった。ドイツ語音声で視聴しました。
原題は「The Zone of Interest」邦題だけを見るとちょっと小首をかしげたくなるが、そんな原題とかけ離れてはいないわけだ。作品を観終わった後で、この言葉自体が当時のナチス政権が”あのあたり”を示すために使っていた言葉だという情報も見つけた。でもこれ、ほんまか?
観る前からエンタテインメント作品ではないと分かってはいたけど、なんかこう…あまり面白くなかった。コンセプトは明確だ。悪名高い”あのあたり”はあれだけの規模で稼働していた。管理側にも相当の人員と組織が必要だったに相違ない。前線でもなければ割と長閑な時間だってあった。権力と共に豊かな暮らしが付いてきた当時の人々を映し出す。なんなら、あの場所の隣のご家庭の様子が本作の中身である。
また視聴者への問いかけでもある。現代の世界を映した場面が挿しこまれた。あれは何か、お前まさか知らずに生きてないよな?って。領域とは地図上の領域であり、演出に拠る本作品画面上の領域でもあり、我々の記憶の中での、”この場所”についての領域である。時が経てば発散、中和されて消えていく。
そうはさせない、というのが我々に課せられた使命でもあり、枷でもあるんだろうか。跡地の隣の道には「ファシズムの犠牲者」という名前が付けられている。
https://maps.app.goo.gl/LG4S2Qo7GJmMzCUh9
なお、自分の記憶領域にはほぼ残っていなかったが、日本でホロコーストに関する有名な事件といえばこちら。発売日が阪神淡路大震災と同じ日だったというのを知った。
ところで、本作の制作を手掛けているA24というスタジオの評価が、ここのところ映画愛好家の間で爆あがりという点に興味を惹かれてしまった。そっちをあとで調べてみたい。