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ご鞭撻
古くからの、というかweb経由の知人である庵が学校で働き始めた。彼のことだから塾でも開業したのかと思ったんだけど、どうやら教師である。庵なら
ネット経由で変なもの流出させない限りきっと良い教師になる!温度を失って尚、そこに希望があれば炎は灯るし、地図の裏表もわからないような幽かな灯りでも、高く掲げれば数億人の目に留まる。太陽が臭くてかなわんときは、まっくら森もまた心地よからむ。
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雨が透き
交差点の角、電柱の陰に靴が一つ立てかけてあった。曲がり角を折れて、水溜りを避けて、やや壁にスーツを擦るように歩き、気がついた。子供サイズの、サッカーの時に履くような靴でつま先を下にして、立てかけてある。つま先が僅かに曲がっており、その、部分だけ見ると、陸上のスタート、クラウチングスタートの時の、へんな器具に乗せた後ろ足、の、靴にも見えるんじゃないか。雨上がりの薄暗い空模様、靴の横から踵に抜けるオレンジのラインは、ゆっくりと、無数の粒が流動しているようにも見えた。雨に逆らい立ち上る、仄かに暖かく、暖かく。
立てかけられた靴の前にはやや広い水溜りがある。こどもひとりだったら、すっぽりと、とびこめるさいずだ。
ら。ひとりだと、べちゃ、うおおお、んだよもおおおお。
ヤな季節!
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最近、大事な用事や成すべき責務を有耶無耶にして、何事かを考え込むことがある。
や、まあ、そんなの小学生ぐらいの頃から誰にでもあるんだろうけど、ここ一週間ほど顕著というか、限がない感じで長引いている。結局良くわからないとか、どうでもいいとかで終わってしまう。あるいは寝る。もぞもぞとしやがって、何がしたいんだ。手首を切るのと変わらん。議論などする時代は終わりつつあり、情報量を知性で実装し、人間の名に置いて知恵で武装し、結論を彼らの頭上に降らしめる必要がある。言葉を噤んでいると何も言えなくなる。好きな歌ぐらいは歌えるようでありたいが、その為のハードルが高い。
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雨ですね。
梅雨にはまだなっていないのだろうけど、ここんところ雨が良く降る。これからキツイ気候が続くので快い雨として有難く頂戴する。それでも洗濯物が乾かないとか毎年ながらに面倒なのだけれども・・・。苛立つような暑さがないので、正直、雨天時のほうが快適だったりもする。穏やかな日は、緩い心持ちで過ごすことを許されたようで、大変によろしい。よろしいが、所詮天気の話であるので、勝手に礼賛して満足せずに、滞りなく日々を乗り切ってなんたらかんたらひいひいはあはあ。
文章を書く時間が取れなくなった、というよりは、文章を書くのに時間がかかるようになったというべきかねー。何よりも過去の自分に嫉妬するが、なに、当時の自分から考えれば自分もそうとうにできていると信じたい。あん時と同じ、透明のビニール傘で雨音を愉しむ由、みなづき。
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レシピ,23:45
駅の北口方面へは滅多な事では行かない。全く以って行く用事がない。もしかするとお世話になるかもしれない警察署も市役所のほう、南口からさらに南下したあたりに引っ越してしまったらしいし、何年か前に一度電気料金を滞納して、北口の東京電力に支払いに行った筈だが、今年の正月ぐらいにまたやらかした時には確か荻窪で支払った。いや、北口のはNTTだったのかもしれんぞなもし。あ、中央線が止まった時に北口から吉祥寺まで歩いたね・・・。
つまり日常的に行く用事はないのだが、先日、twitterで三鷹な人と会話してて、どこそこのカフェでは電源が借りれるのでノートPC使えるのなんの、などとやりとりをしてたのだ。ふと、なんとなしに散歩に出る気分になり、なんと無しに現地の下見にでも行くか、となった。時刻にして24:00ごろである。その店(ルノワール)は開いてる訳もなく、その辺をふらふらと歩いていた。五年ぶりぐらいなのかなあ、なんて思いながら。そしたら、煌々と灯りの灯るスーパーを発見。「深夜一時まで営業」
まじすかー!これで終電近くで帰っても、買い物できる!すげえ!・・・とこうふんしながら過ごすこと3日、我慢しきれずに行ってきた。23:30を回っているというのに盛況。品物も豊富にある。野菜など一個も売ってないような状態を想像していたのだが、そこそこ売っていた。お惣菜も思ったよりは残っていた。春巻き美味いです。東急系なので、プチセレヴな気分を味わえる、びみょ~な値段の良くわからない品も売っていた。ボトル入りの炭酸水など思わず買ってしまったではないか。ペリエだって。
23:45分のレシートを貰ってやや嬉しい。いつか閉店間際の01:23が貰えると良いね!そんな時間まで帰れないとかごめんだけどな!クソが!