ううう,  えさのじかんだ,  ふでのゆくまま

アンソニー・ボーデイン氏の訃報

お気に入りの書籍に、「キッチン・コンフィデンシャル」がある。めんどくせえ人生の困難に、ゴリゴリと立ち向かっていく印象だった。ああ、細かい内容はもう覚えていない。若い男の、人生のモチベーションっつうやつ?読み直そう。

No Reservationsもとても面白い。世界を旅して飯を食う。単にうめえ店で食って終わり、じゃなく、ちゃんと「会話」があったり、放映向けの「冒険」があったりする。そこいらの露店で現地のシェフと飯を食う。なんならご家庭にお邪魔する。また一方で、高級店にも訪れる。たしか東京ではすきやばし次郎に行っていたような記憶がある。日本人だって訪れないまま死ぬ人が殆どのお店じゃねえか。チキショー。

残念なことに、ホテルの自室で首を吊って自殺したそうだ。この手の訃報が届くたびに、人は、他人の心の中まではわからないものだ、と噛みしめる事になる。ご冥福。

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