どくしょかんそうぶん

「City of God」を観た

事実を基にしたこの映画から14年後、その街でオリンピックが開かれるのです。当時の人に言っても誰も信じなかったりしてね。(この作品中の舞台は1960-80年ぐらいですが…)ブラジルの貧民のガキなんて自分も実際にこんなイメージを抱いている。いつか東京もこうなるんだろう。

んで映画。これは良作だと思う。狂ったエナジーの奔流を作中ずっと浴びる様な感覚。適度なタイミングで人が銃でぽんぽん撃たれていく、なんというかここは映画を見る前から想定の範囲内ではあったのですが、映像が凝ってて良いねこれ。大人の良心派だったキャラクターが、当人たち以外にはわからない形で報いを受けるのも実に心打たれる場面…。展開もサクサクしていて良いです。パルプフィクションとか彷彿とさせるとか書こうとしてネットで調べたらみんな書いてた。確かにあの感じ。

なお、2003年という公開時期ながらまだ公式サイトが現存しており、当時としては十分だったであろう大きさのポップアップブロックに引っかかるウィンドウが開いたりし、文字サイズも小さく、公式BBSもリンクは生きているが男性向け風俗サイトに繋がるというwebの遺跡みたいになってる。

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