下賎の失うが銭だけなら寧ろ僥倖である
「安物買いの銭失い」という格言?めいた言葉がある。語源とか調べたけど分からなかった。きっと大江戸の泰平から生まれた言葉なんじゃないかと思った。日本橋あたりの反物屋が「ちょいと値がはるねい」などと渋る旗本の夫人を煽って言うような。金は持ってんだろうがだったら買いませうっひゃっぴょい!!毎度ありやしたー!!
その前提でいくと、「宵越しの金はもたねえ」なんてのはおかしいやね。貯めなきゃ安物買いしかできねえじゃねえかと。でも、きっと、それでもよかった。平和ボケ(左翼と呼ばれる人たちがくたばってからまったく聞かなくなった)を極めた大江戸の泰平、明日の不安がない。これはうすらぼんやりしてても魚も農作物も山ほど取れるような土地に住む人々の気風だとも思う。食い物なんてそこらにあるだろって。南国の島国みたいな感じか?江戸との共通点は、近隣に外敵がおらんこと、だろうか。
まあしかし、どちらにしろ「銭」の使い方に自由な哲学を持てたというのは社会が裕福だったに相違ない。今は哲学で金銭を消費できる時代ですかね?個人差?どうだか…
で。安物買って大失敗な事態に陥っている。まあ2000円ぐらいのものだけどな。イラネって捨てるのに1000円ぐらいかかりそうでもうやだ。クオリティが低いのは安いから良いんだが、それ以外のところで甚大なマイナス評価を送るに値するのがその匂いだったというわけで、まさにamazonさんでは伝わらない点でありましたとさ。