Newsweekを読んだ
日本版。2019年11月12日号。
正直、面白くて驚いたというか…。猫も杓子もインターネットという世代ですので、インターネットの素晴らしさとともに、しょうも無さというか、残念ですねという面も見聞きしたつもり。紙媒体でニュースなんてものにどれほどの需要があろうか…なんて話はもうされつくしたよねたぶん。結局は内容だと。それが得られるならば人は、路傍の落ち葉でもひっくり返す。
情報の中身と鮮度というド本質なところでアピールしてくる力強さがある。ビジネス誌もニュース番組も見ない自分には、端的に言うとテレビも新聞もない自分には、こういう雑誌に載っていることはとても目新しく、自分が使うインターネットではリーチしない情報なんだなあと感じた。
とはいえ、目ん玉飛び出るほど驚くようなこともなく。ほぉほぉふむふむと、風呂で読んだりするのにちょうどよろしい。じっくり堪能したところ、今回のハイライトは意外なところにあった。訂正記事だ。「サッカーの試合中」は「フットボール試合中」の誤りでした、という内容。おおおお、こ、これはっ!?
日本ではサッカーという呼び名が一般的だけど、欧米ではフットボールが主流っぽい。そこで、footballという単語を、日本向けにサッカーと訳したら、やっぱりフットボールと訳すのが正解でした。そういう訂正内容だと読める。これはどんなシチュエーションだろうか?アメフトかな?アメリカンフットボールをfootballと表現していた。これを日本向けにサッカーと訳しんだけど、正解はフットb…あれ?だとしても訂正の内容は「アメフト」とか「アメリカンフットボール」が正解でした、となるんじゃないの。おかしくないか。
いったい、この部分の原文はどうなっているんだろうか?もし、原文にsoccerって書いてあったら「サッカー」で正解だもんね。これをわざわざフットボールと直すことはありえないと思う。原文にはfootballと書いてあったか、何か前後の関係でややこしいジョークみたいな言い回しになっていて、とか…。訂正記事の全体は下記。
10月29日号20ページ「ラグビーの歴史的大転換」の記事で、「ウィリアム・ウェブ・エリスという少年がサッカーの試合中」とあるのは「フットボールの試合中」の誤りでした。おわびして訂正します。
ネット上のリソースでnewsweekの原文は見つからなかった。そこで取材班は、このウィリアム・ウェブ・エリスという名前に注目した。すると、あっさりとWikipediaに項目があった。そしてこれまたあっさりと、この訂正記事にかかわるようなエピソードが載っている。そもそもが、ラグビーの起源の歴史が実にややこしいようなのだ。まあ読んでみ。この一連の流れがインターネットっぽいだろHAHAHA
どうにもややこしいとはいえ、誰かが急にボールを抱えて走り出したというのは、サッカーだろうとフットボールだろうと事実のようだ。なるほど~インターネットには実に面白い発見がございます。こちらからは以上です。