ふでのゆくまま

夏爪

足の小指の爪が裂けているのが治った。

特に治療を受けたわけではないので、仔細は不明だが治った。爪を見下ろした時の、いわゆる肩の位置から、親指側:外側=8:2ぐらいに分割できる線で縦に割れてしまっていた。付け根のほうまでいくと根っこは同じである。途中から木の枝みたいに分かれていた。靴下を履くときなどたまに引っかかって捲れてしまい、あいててて、となるのでした。しかし歩くのに不自由するほどでもなく、ちょっと違和感程度のものなので特に対処もなく。その都度細いほう、外側の爪を根本の分岐点近くまで切って、捲れないようにするといった作業をここ数年。これがさっき見たら治っていた。ふつーの一枚の板となっていたのであります。

…と思ったのだけど、よく見たらどうも割れた層よりも一枚下に層が形成されて伸びてきたように見える。即ち、8:2の8のほうが爪の上にうすーく載っているように見える。やや変色しているので僅か二層の河岸段丘と言った塩梅だ。怖いので変にいじらないようにしておくけども、もし二枚に分かれて今後も育つというのならば結構な面倒事になりはせんかと心配しております由。

今年も夏が来たが、もう一年エアコンなしの夏を堪能してみたい。正直しんどかったが、具合を悪くするほどでもないもんだった。むしろこう、何か納涼の工夫でもしてみたいと。そういうのが却って手間もお足もかかるからこその近代社会なのですが、なかなかどうして人々の知恵もテクノロジーに負けておりませんことよ。

まあそういう知恵とか道具もインターネットで調達してくんだけどな。

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