ふでのゆくまま

助からなかった・・・

嘆きと憤怒の激突を曇天#444444に垣間見た。祈りを奉げずに帰路に甘えた諸人は、阿佐ヶ谷駅で回送なので下車しやがれの憂き目に遭った。アーケードにとぼとぼと歩みを進める黒衣の一群にパチンコ屋のねーちゃんが声をかける。客が出入りするたびに開いたドアから店内の喧騒が抜け出しては、雷鳴に一喝されて押し黙る。間をおかずにきゃいきゃい賑やかな女子。休む気にもなれず、たたずむ場所も無く、てくてく歩くとアーケードの終端。傘を差してなんとなく人についていきながら進む。駅のほうへ折り返していくので、油断して着いて行ったら何故か青梅街道にいた。民俗学的に言えば迷子。地図を見つけるまで前進するか、大きく間違ってはおるまい、と地図を見つけたら阿佐ヶ谷と荻窪の中間だった。荻窪へ。途中で人に道を尋ねた。ラーメン二郎を通過。電車がホームに入ってくるのが見えたので、運転再開したと思い、嬉々としてホームにあがったら動いてない。切れて立ち食いそばを食う。材料がなくなってしまったらしく、自分が最後の客になった。食い終わるとホームに出るのも躊躇われるほど混んでおり、いちおう中央線が着いたが、乗れないのでさらにぶち切れて改札を飛び出して、へーいタクシー!状況的に贅の極み。自宅前まで乗るかと思ったけど自重し、吉祥寺で少し休み、やがて電車が動き出したのを目視確認し、混乱したホームでもきゃいのきゃいのと女子、うるせえ。蕎麦くさいげっぷをおみまいするぜ。うぇっうぇっうぇ。へとへとで帰宅した。

のが、月曜日。

街が静かだった。人通りは普段どおりだろうけど、店員の煽りも控えめ。まだ明るい時間だったので証明も灯ってなくて、夕焼けに照らされて即席の花壇はきれいだった。その傍に、だるそうに屯しているTBSこそ狂気の鏡。写真でも撮っておけばよかったな、と思ったがここは静かにご冥福を祈るとする。

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