• ふでのゆくまま

    セメダイン:シューズドクターNで靴底補修をしてみる

    捨てる予定の靴がある。

    踵のほうが擦り切れて、穴が開いており、雨の日に歩けば水がしみ込んでくる。大変にお安い靴であったけど、幅とか自分の足にたいそうフィットするし、色も気に入っているため捨てきれず。晴れの日の短距離歩きでたまーに使っていた。そういえば山手線一周徒歩はこの靴だったなあ…。とは言え次の断捨離でお別れかなという所、靴底を補修するパテみたいなもんがあるとのことでお買い上げ。試すには良い機会。

    信頼度の高い、セメダイン謹製でありますぞ。

    https://www.cemedine.co.jp/home/products/shoesdr/shoesdr_n.html

    そもそも捨ててもいい靴と割り切っているため、作業も準備も雑なものだ。ましてや作業者は自分である。処置前の画像を撮り忘れたため、なんとも情報量に乏しい。

    付属のテープで零れないような枠を張り付けて、付属のへらでパテをぬりつけていく。

    24hほど放置して乾燥。雑過ぎワロタ。公式説明動画はこちらですが、一切見ていません。テープの高さを元々の踵の位置に揃えて、埋め尽くすように流し込めば平らにするの簡単だったんだな…。

    自分の雑な作業で、左右で少々高さが違う状態になってしまったが、このままちょっとだけ歩いてみることにした。雨上がりのアスファルトの上を10分ほどあるいて全く問題なし。踵が擦り切れるほど履いた靴なので、少々違和感があるのは当然のところ。水たまりにも侵入してみたが、水漏れは無し。靴としての機能は全うしていると言える。

    しかしこれでは長期の使用に耐えるかは分からない。そもそも靴底なのだから、同じ人が使えばまた同じ場所がすり減っていく。その場合に再度このパテで重ねて補修できるだろうか。また靴底というのは一般的にはグリップを得るために溝が刻んであるわけで、このパテで補修すればツルツルになってしまう。大丈夫なんだろうか。こういったあたりが心配なので、近所のコンビニに行くような用途の靴で使うべきで、アウトドアとか登山用の靴を素人が補修して使うのはやめたほうがよさげだ。

    そもそもが、かかとがちょっと削れてきた、ぐらいの段階で使うものではないだろうか?今回のケースのように靴底が擦り切れて中敷きの底が見えてます、なんて段階で持ち出すものではない可能性もある。

    なお、本商品には「空気中の水分と結合して固まるので、開封後は早く使ってね」と注意書きがあるが、靴底二つの補修では半分近く余った。あまり細かく調べずに買ったので50mlをお買い上げしたが、20mlの商品もある。足りないと困るけど、余ってもそのうち使えなくなってしまいそうだし、これは難しいな。

    ということで実用性はわかりません!

    しっかり固まるのは確かなので、靴以外のDIY用途があるような気もする。しかし工作できるほど十分な容量とも思えず。半分ぐらい残っているので、何かしら使い道を考えてみたいが、本記事の投稿までには思いつきませんでした。