どくしょかんそうぶん

「怪談」を観た

いちおう、ネタバレ?が含まれるのかもしれません。

Amazonプライム枠。小泉八雲の書籍を原作として、4本立て総じて3時間に及ぶという大作。1965年の作品という事でプチプチとしたホワイトノイズ、いかにもお椀で叩いてそうな馬の足音も奥ゆかしく。

そらあ、面白いだろうという期待は薄かった、正直なところ。二倍速で映画を観るという人の心情がだいぶわかった気がする。前半2話は飛ばし飛ばし、それ以降も10秒スキップ何度も押して都合一時間ぐらいで全部見終わったんじゃないか。

実際に水に浮かべた船の上での殺陣の場面がある。もちろんスタジオ内部だ。揺れで落ちそうになっているのをこらえる切られ役の人の姿が気になって気になって。頑張れ٩( ”ω” )وって思う。プールのへりの部分もきっちりとわかってしまう。こんな昔の映画に対してあら捜ししてやろうってんじゃないけど、どうしても、ごく自然に目についてしまった。

やはり「耳なし芳一」の迫力が違うな、と楽しんでいたのだが、耳取られてうずくまる場面で太ももの裏に書いてないのが見えた。…あら捜ししようとしてないんだけど、こんな露骨な”あら”が見えてしまってはなんかこう…物語のキモの部分だ。実際に皮膚に書いているんだろうから、準備は大変だったのでしょう。

イマイチでしたかね。

ところで、さらば青春の光のチャンネルから人気者になった「ひょうろく」はドラマなんかにも出ているらしい。2025年の流行語大賞にノミネートされるなど本物の時の人になりかけている。彼は「耳なし芳一」役にはぴったりじゃないか?実際は売れすぎてて撮影は難しいのかもしれないけども。

暇なし芳一

4点

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