えさのじかんだ,  ふでのゆくまま

お客様の中に神様はいらっしゃいませんか?

「もうこれ美味しくないんだよ?」
まだ言うか。

ちと注文を忘れられたら愚痴り始めたじいさんのしつこいの何の。まー確かに暇な店内で注文忘れるのは重過失だけどね。来週のシフトとか確認してたし。しかし、出てきたんならそれはそれで大人しく食えばいいじゃねえか。へこへこ謝る店員に延々愚痴って、帰る、っつって帰っていった。じじいが煩いおかげで周りのメシも不味い。店員一同雁首揃えて、自分の為に謝らないと気が済まないのだろう。「良い店は良いサービスと良い客(と後一つは忘れた)が必須」と某サービス業の会社説明会で聞いて以来、げに、げに、と頷く機会の多いこと嵩張る事。客と店員がいるんじゃなくて、客役と店員役がいるってことだと思ってたんだけどな。もしかしたら、お客様は神様です、なんていう昔の芸人のネタを真に受けている人間が案外多いのかと思っとるわけですよ。五年ぐらい、いるかセラピーでも受けて来いよ。きゅうりをパンに挟む所からやり直してこいよ。

日本で神といったら、崇め奉られるだけの存在ではなかろう?きっと。引きこもりを連れ出すためにマンピー踊りまで催した奔放さ(しかも野音)嗚呼、鳥肌実の魅力はここに通じるか。通じないけど。機嫌を損ねた神様は岩戸の中にでもご案内しておいて、他の神様をお迎えいたしましょう。

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