• ふでのゆくまま

    雪の降る街を

    「降るらしいよ?」「へえ」

    事務所の窓を開けると牡丹雪が舞っており、見下ろした車の屋根にははっきりと積もり始めていた。息を吐いたらゴジラになったのもずいぶんと久しぶりな気がする。事務所をでて、濡れない様にしながら不恰好にカバンから書類を取り出し、ポストに収めるころには体の半分が雪に覆われていた。ばふばふと払いのけて、ふと、これもずいぶんと久しぶりな気がする、と思った。雪合戦のときの、雪玉を食らった感覚は実に独特で、みんなよけるフリをしながらも当たってはおおはしゃぎでさあ。どうせ最後には人型にダイブして雪まみれ。雪の中でかくれんぼして、「死んじゃうよばか!!!ああもう!!!」ってタカユキ君のカーチャンに怒られた。今考えると本当にしんじゃうよな、あれ・・・。

    翌朝。積もってない。郵便受けの上にわずかに残っていた雪を握り固めて、溶けるまでずっと握っていた。硬く硬く握り締めた。電車が遅れるかもしれない。急ぎましょう。急ぎましょう・・・・。

  • ふでのゆくまま

    lang-8

    掲題の通りでして、lang-8をはじめました。はじめたばかり。

    一時はすごく面白かった現smart.fm(旧iknowからわざわざ変えてこの名前なんだよなあ・・・)もさっぱり足が遠のき、遠のくどころか消失点に呑まれたんじゃね?ってほどの見事な音信不通。いやまったく英語を使う機会がなくなってしもうて、使うどころか読んですらいない!こりゃあ良くないよ。使える言語が一つだけなんて今後は「ありえない」ってことになるんだろうし、まあそんなシリアスに考えなくても、一年半ぶりぐらいに英語のブログ書いたら簡単なスペルも忘れているってわけで・・・。ひどいな。

    このイキオイでもう一つぐらい学んでみるのも・・・なんて思ったけど、現実的には無理っすねー。

  • ふでのゆくまま

    雑記

    久しぶりに遠回りして帰宅などすると、あれ、地下室を発見した例の家屋はどどんと四階建てになっていた。告知用のプレートを携帯の灯りで読むと、「うんたら邸なんたら」とあるので、個人の住宅だと思うんだけど、違ったのかしらん。覆いの形も良く見ると、四角い。普通の家ならトタンにしろ瓦にしろ、三角になるもんだと思うんだけど、まあ暗くてよくわからなかった。いずれすべてはあきらかに。

    深夜までやっているスーパーが思いのほか安いのでたまに足を運ぶ。この街に住んで十年以上たつけど、初めてそこに行ったのは半年ぐらい前のことだったかしら。品揃えも充実してて、何よりこの夜更けに買い物しているというだけでなにがしかのイベント感が満ち溢れ、要らない物を買うこと請け合いのすばらしさ。何がだ。普段なら買わない高いカレールウやら、ペリエのスパークリングウォーターなど買ってしまう。先日もおもちゃの鏡餅みたいなサイズで800円しやがるチーズなど買ってしまった。まあ美味いんだけど、コンビニで売ってるチーズでも良いよなあ。と、棚の端に鎮座ましますあれはなんと。

    SPAMでございました。これが噂の。スパムというと迷惑メールや自動化されたコメント書き込みのことを思い浮かべるもんですが、その「スパム」の語源とされているのがこの商品。・・・諸説あるけど、モンティ・パイソンのコントでやたらしつこく「スパム!スパム!」と連呼するのがあるらしく。それが由来とかなんとか。wikipediaをご参照。にまにましながらお買い上げしましたよ。味はまあ美味くもなく不味くもなく―――。塩気と油ぶんが強いので、炒め物に良い感じだそうで。沖縄料理の店で出てくるチャンプルーの肉はこれだったのかな。なるほど。では、もやしと炒めて生姜醤油で味付け、ご飯に乗せてもやし丼の完成。もぐもぐ。

    という本日の朝ごはん。油きついぜ、ほんと、げおぷ。チャーハンとかにも良さそうね。スープはどうかなあ・・・・?残りはカレーにしてみましょう。

  • ふでのゆくまま

    芥の価値

    高校生の時分で御座います。担任の先生は言い放ちました。「ゴミを只では棄てられない時代が来るでしょうね。」1995年ごろのこと、福島の片田舎で御座いました。15年。東京。その時代はやってまいりました。

    まあ当然のこと。さほど騒がず暢気に受け入れまして、数ヶ月がたち、本日初めて、プラスチックゴミはスーパーの袋で出して良いことを知りました。嗚呼。おそらくは三千円程度の損失で御座いましょうが、今まで全く気づかなかった自分が恐ろしい由。

    つーかどういうシステムでそんな分かれ方してんだよもう・・・。

  • えさのじかんだ

    手作りもどき納豆への道 3rd strike

    まあ失敗はしなかった。

    ご飯が炊けました、というところで食べてみることにする。もぐもぐ・・・全く以って普通に納豆だ。オチもなにもない。ご馳走様でした。ちゃんちゃん。画像など少々flickrに。味はまあ普通だけど、粘り気が全然足りない。箸で混ぜてもなんの抵抗もない。食べやすいとも言えるかもしれないけど・・・何でかな。

    反省会。やはり40℃に12時間も保つのは有り合わせのものじゃあ難しい。使用期限が切れてないカイロだったらいけたのかもしれないけどね。発酵用の調理器具などもあるけど、そこまで導入するのはなあ、ちょっとね。でも、ちゃんと食べれるものになったのは満足。満足なんだけど、特に積極的なメリットがない。手間もかかるし、安くもない。大豆だって良いものを選べるような環境にない。じゃあ売っている納豆を選んで買うよ、って話でございましょう??

    うーん。まあ良い経験でしたということで。