ふでのゆくまま

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    昨今のコロナウイルス

    東京都で緊急事態宣言が解除された。別にウイルスの治療法が広く行き渡ったわけでもないので事態は解決してないのだが、感染者数が減ったのでいったん解除ということなんだろう。また増えるだろうか。あるいは…これから夏になって高温多湿の環境では活動が弱まるんだったら良い兆候なんだが。そう考えると、ブラジルで流行りだしたのは南半球が冬になりつつあるから?

    この五月最後の金曜日は、ネット上でも「プレミアムフライデー」を見かけなかった。会社勤めの方々が帰るような時間になって「そういえば忘れてた」という趣旨のツイートが流れてきたりするのが通例なんだけど、まったく無かった。飲食店が集まる界隈をあえて通り抜けてみる。23時近かったので閉まっている店も多いが、そのうち幾つかはすでに閉店してしまったお店もあるだろうか。営業中の店からは賑わいが零れてくるが、どうしたことか違和感を覚えてしまう。酒場を嗜む人種ではないけど、こういう界隈が適度に賑々しい事も、それはそれ、情緒があるというか、ある種の健やかさってもんだと、思っている。横目で通り過ぎただけでも、店も客も無理してこの場にいるような圧を感じずにはおれなかった。なんなら、イチかバチかこのタイミングで店を開けているようにすら思えた。もちろん、そうでもしないと、というような事情を抱えているような事もあるでしょうし、店を開けるなんてとんでもない!とは言えない。自分だってその界隈をふらふら歩きまわったんだし、テレスクリーンにはその姿も映っているだろう。

    そう、こんなご時世だからというわけでもないが、1984を読み始めた。ビッグブラザーというミームの元はこれかあ。

    後ろめたい。コロナのお陰様で働き方改革が達成されたような人たちもいると思う。できるはずなんだけど、なんやかんやと先延ばしにしてきた改革が、一か月もしないうちに実現されてしまった、というような現実に、喜びの声は上げにくい。例えば出生率があがったという報告があるか、個人的に興味深い。ちょうど、子供が生まれた知人夫婦が、このご時世で心配事がだいぶ解決したといっていた。ならばその心配事とは、未知のウイルスの感染より上だったのだろう。

    ホームセンターが混雑しているらしい。DIYとかは春先やGWがやるひと多そうなイメージだし、家庭の構成とかも春先に変わること多いもんな。昨今の事情で先延ばしになったりしたのが、宣言の解除で押し寄せたか。密に飛び込んでどうするよ。こりゃだめそうです。

    「あらゆる予言も占いもこのコロナウイルスを当ててない」ってどストレートで面白い。言わんでもいんちきだと確信しておりますが、あの界隈のしぶとさは、未来はこうだと言っておいて外れても素知らぬ顔をするという点にあると思っている。ただ発言するだけなら責任も問われはしないからね。”集金”とかすると揉めるのかもしれない。未来なんて本当にあたるわけないじゃないか、という居直りがきくのかな。天気だって気象予報士という資格が要るご時世にサブカル気取りなのかしらんけどさー。

    以上、交通情報でした。続いては、明日の病気です。疫病予報士の石原さーん?

    はーい石原です。明日は気温の低下とともに、夕方相模原市東部からインフルエンザが発生する見込みです。近隣の方はご注意くださーい。金沢市で先日発見されたボツリヌス菌は、洗浄に成功していますのでご安心ください。続いて各地の一週間の病気です。

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    雑記

    ルワンダ虐殺の”責任者”が潜伏先のパリで逮捕されたというニュースを見かけた。責任者って…。ま、責任の帰属が論じられるほど、組織的に行われたということなんだろう。少数派が多数派の民族に虐殺された、ということなので、日本だったら全国民が東京都民を目の敵にするようなものだろうか。実際には目の敵どころではなく、むごたらしく殺害される。さらなる武力の介入で一旦は落ち着いたのだけど…その後の一部顛末はわかりやすいページがあったので下記リンク先。

    https://diamond.jp/articles/-/218630

    こういう過激な時代を経過した国や地域は、wikipediaにとても興味深いことがさらりと記載されていることがある。

    ルワンダ虐殺で男性の数が減り、さらに憲法で女性議員数が全体の30%を超えるように決められているため、女性議員が世界でもっとも多い。2008年には女性議員が世界で初めて全体の過半数を占めた

    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%80

    首都だったらストリートビューで何か見れるかなと思って訪れたところ、行政府近辺のごくわずかな範囲だけ見れた。しかしその撮影はgoogleではなく、ローカルガイドが行っているようだった。ごく短い距離のストリートビューや、360°画像が点在している。一部画像は、他では見たことのないユニークなものになっているので見てみると宜しいかと思う。カメラ位置よ。虐殺の記念館があるが、そのwebサイトのゲストブックはオンラインカジノやらポルノやらというスパムで埋まっている。

    一方、買い物の通り道には樹木で埋まっていたお宅があったのだが、ある日気付けば全部伐採されていた。樹木が無くなると初めてそのお宅の全貌が見えた。広い庭がある、結構良いお宅に思える。建物自体はやや古そうだ。昭和を感じた。枝が道路のほうまではみ出していたことを考えると、長年誰も住んでいなかったんだろう。そのまま誰か住むのだろうか、取り壊されて新しくなるだろうか。

    初めて東京へ出てきたときの、物件の間取り図が見つかった。自分のメモも残っている。結局この物件にしたのだった。インターネットもない時代、上京勢はみんな不動産に飛び込みで入っていった…と、思う。今は各部屋ごとの間取りが公開されているのが一般的だが、この図ではフロアごと一枚に収まっている。重要事項説明書も出てきた。当時と比べて自分は成長できただろうか。いや、さすがに成長したと言い切れる。とはいえ、阿呆で間抜けで怠惰で冴えがなく、なんというか人が良くない。

    責任の帰属。梅雨が来る。

  • えさのじかんだ,  ふでのゆくまま

    ラーメンハゲ

    漫画って強烈な個性を持つキャラクターが出てくると思う。なんでかね。世に倣って「漫画の魔法」とか言えばいいのか。「ラーメンハゲ」もその一つで、特にグルメでも、ラーメン好きでもない人間でも知っていたりする。自分もその一人で、グルメでもないし、なんならラーメンもそんな好きではない。このたび、「ラーメンハゲ」本来の出演作を読んだ。「ラーメン発見伝」と「らーめん才遊記」の二つ。

    ラーメンハゲとは。

    画像検索すると納得いただけると思う。凄みのあるキャラクターだ。他作で例えるなら「至高と究極でメニュー対決している新聞社員が出てくるグルメ漫画」の先生。でも、あの先生と比べて、このラーメンハゲのほうが如何にも現代的な、野心に富んだ実力者という雰囲気があり、一見怪しい容貌に威厳すら漂っている。結果、「ラーメンハゲ」という作中にも登場しないあだ名が知れ渡ることになった。

    どちらの作品も少年スポーツ漫画のような展開の作品で、とにかくただひたすらラーメン作って「勝負だ!」なんてやっているのだけど、そこそこの頻度でラーメンハゲは登場して印象的なセリフを残していく。「やはり、俺は…客を信じ切れなかった」という名セリフも生まれたりなんかして。「美味いラーメンを作る人」だけではなく、店主やオーナーとしてのビジネス観点がとても良い。美味いラーメン作って終わりなんてのはただのラーメンマニアであると。だからより一層「客を信じられなかった」というセリフが刺さる。なんで信じられないのか、というあたりは「ラーメン発見伝」をよんどくれ。

    自分は前述の通りラーメンに興味はなくて、「家系」が何を意味するのか知らない。でも、日本全国の地名を冠したラーメンがたくさんあるというのは、流石に知っている。町おこし的な要素で生み出されたものもあるかもしれないが、そんなにもバリエーションがあるというのは面白い事だなと思う。どの地方にもある銘菓みたいなもんかー?連休明けにお土産に頂くことのあるようなやつ。だったら、ラーメンも実際に食ったらそんな変わりないんじゃねえのか、なんて思ってしまう。

    ラーメンを外で、つまり飲食店で食べた経験が数えるほどしかない。子供の頃は覚えてないけど…東京に出てきてからは10回ぐらい?…試しに、覚えているのを紙に書き出したら本当に10回だった。25年で10回。旅先含む。仕事中の昼飯含む。法事含む。その全部が付き合いでラーメンになったもので、一人だったら外食でラーメン選ばない。…と、思っていたが、一回だけ、一人でラーメン食った記憶を思い出した。天下一品に一人で行ったことがある。

    その数か月前に、誰かと一緒に食べた。夜だったと思う。じゃあバイト終わりか?こってりのドロドロスープにびっくりした。そして、「もう一回食ってみよう」なんて思ったんだろうか?一人の時、どの店舗で食べたかも思い出した。で、その時、「このドロドロスープにはXXXXXが入ってるんじゃないか?」なんて思いついた…ということも記憶している。もう15年以上前だ。その思いついたアイデア、今度試してみよう。まさか寸胴でスープを作るなんて出来ないので、カップ麺に足し算でやってみよう。誰に食わせるでもないものだ、客を信じる必要も、自分の舌を信じる必要すらない。

    実際の回答は得ようがないが、万が一正解だったら面白いなあ。

  • きかいじかけのかみ,  ふでのゆくまま

    ひかりより速く

    アインシュタインが生み出した相対性理論は、世の中の捉え方を劇的に変えた、らしい。実感することも検証することもないけど、そういうこと、らしい。ニュートンの生み出した理論では矛盾が生じた事象に、説明をつけた、らしい。時間は相対的なものだ、という考えなんですって。時空がゆがむんですって。そのような内容に関連する動画や記事をぼんやりと眺めていると、自分の知っている常識を置き去りにすることが、しれっと登場する。

    「宇宙は光速を超える速さで拡大している」

    人類がさわれる物理の世界で、光速を超えても良いんだっけ…?光の速さは具体的に算出されていると認識している。例えば、円周を求めるにあたり、円周率の「π」に結論が出ていないから、半径×πと表現する。学校では3.14などと教える。およそ3とか。光は具体的な速度が判明しているので、記号への置き換えしなくても、計算できる。算数の問題で、「時速50kmで30分走りました。移動距離はいくつでしょう」と同じ計算で、光の速さで30分進んだときの距離が有理数で具体的に出せる。そう思っている。

    んで。光速を越えて移動することはできないとかじゃなかった?100kmで走る車のヘッドライトは、光速に100km/h上乗せされているのかどうか、みたいな話もなかった?とりまググってどーん。wikipediaの「光速」のページ。

    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%89%E9%80%9F

    その他関連ページもいくつか巡ってみましたが、正直よくわかりませんでした。テヘペロ。空間の広がる速度だから矛盾しないとか言われても「あっハイ」としかいえねーわ。

    自分のような一般人(下級)は、先端技術のトピックは雑学として取り扱う。ひと昔に流行った言い方だと、トリビアとでもいうのかな。例えば「馬の血液型は3兆種類」とかそういうのと同じ。ところが冥王星が惑星では無くなったり、自分の知る常識を覆すことが起こりうるものが。すいきんちかもくどってんかいめいが、すいきんちかもくどってんかいになった。2006年からってマジかよもっと最近だと思ってた。これほどの大きな変更は、義務教育レベルにも変更を及ぼす。

    光の速さは超えれませんというのが、どのレベルでは常識なのかわからないが、いつか変わるかもしれない。地球上で役に立つ発見ではないのかもしれないが、仮に光速の20倍の航行速度を持つ宇宙船なんて出来たら、そらあ人類は変化する。自分がテキトーに調べたところでは、光速の20倍だと、土星まで3分。加速と減速しているうちに到着しそうだ。東北新幹線で東京から上野までみたいな。冥王星まで15分ぐらい?近いんだから惑星に復帰させたれよ。

    実際そこまで人類が発展するのは不明だけども、とにかく雑学でも話のタネでもいいから、その先端を見つめていたほうが良いんだろうなあと思いましたとさ。

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    ラップの芯、葱

    何か使えないかと取っておいたものが二本。

    さっそくググるといくつか実用的なアイデアもあるものの、ちょっとしたインテリアみたいなものが目立った。自分は実用性に重きを置きたいし、また、やたら手の込んだ工作も自分にはできないだろう…。都合の良いアイデアが紹介されていないか、ネットの情報を漁っていく。見つけた情報の中には、工作するぐらいなら本物買ったほうが良いんじゃないかなというアイデアも多かった。例えばケーブルをまとめるとか。ベルクロ使ったほうがいいように思う。結局はこれというアイデアを見つけることもできず、仕方なしにラップの芯をもって部屋の中をうろうろ、うろろろ。何かあるんじゃないかと思うねんけど。

    実は、使っていたことがある。長ネギ入れ。マグネット吸着したカゴに立てて、その中にネギを入れる。長さも太さもほど良く、収まりが良い。しかし、短くなったネギは隠れてしまい、忘れちゃう。アイデア自体は我ながら気に入ったのだけど。くだらない使い道とゆーのが素晴らしくないですか奥様。実用性はない。

    ここはいったん落ち着いて、手に持った筒のプロパティを検討しなおそう。紙であるからして、水にも火にも弱い。軽い。熱伝導率はあまりないと思う。芯自体で何かを傷つけてしまう可能性はほぼない。多少つくりはしっかりしているものの、しょせんは頑丈な紙レベル。円筒形で転がる。絶縁体。通気性。あな空いてるし。

    通気性か…。例えば衣類がごちゃっと入っている箱に忍ばせるのはどうだろう。折り重なる衣類の断層に紛れ込ませるように置く。これでは筒の中に空気が行き渡るだけだな。それに二本だけでは効果が出るのか怪しい。筒の中に中に除湿剤?いやいやそれには狭すぎる。では上下に段ボールを張り付けてはどうだろう。港に積んである貨物をフォークリフトで移動するときに、フォークを差し込む部品あるでしょうよ。あんなイメージ。しかしサイズも安定性も効果のほども中途半端な感じが半端ではない(叙述トリック)

    切断して高さ(=長さ)を調整することが出来るという特徴を活かす何かがないか。実際、ネットを漁った情報では、そうして出来上がった筒を、細々したものの整理という用途に使っておられる方も見受けられた。しかしこいつもうちには需要が無さそうだぞ。もっと山ほど数があればまた違ったアイデアが閃くかと思ったけど、何年かかるんだよって話。だからこの芯だけネットで売ってる人が居たりするわけで。結局、捨てた。いつでも捨てれるからいままで先送りにしてきたんだよな。阿呆らしい。

    と…いうわけで、いろんなものを捨てる算段。