ふでのゆくまま
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ざっき
ネゴシエイターという映画を観た。学生の頃、バイト先で客のクレームを上手く捌いてついたあだ名がネゴシエイター、そんな知人がいたような気がする。内容はまあ普通のアクションというか、普通のハリウッド映画だ。普通。普通だった。
雪が降った。数日後、一日冷たい雨になった。この日も雪だったら出勤も大変だったところ、持ちこたえた。四月だというのにたまらん。帰路スーパーで買い物をして、自動で開く折り畳み傘をぽんっと開いたらコメディみたいにカチャカチャと部品が落ちた。取り合えず傘は開いているので大丈夫…なのか?暗くて何が落ちたか全くわからず、状況が把握できない。手に持った傘のほうを確認すると、自動で開くときに押すボタンが取れてた。閉じるときにもこいつを押してから畳むのであるからして、この傘はもう畳めないのではないか。店の入り口でまごついているわけにもいかないので、帰宅。様子をうかがうと…柄にくっついてる部品が割れている。触ると、カロンと落ちた。ダメだこりゃ。ばねのテンションが掛かりっぱなしの状態になり、力づくで閉じるのにも一苦労。ぐぬぬぬとすったもんだして、養生テープでぐるぐる巻きにして、燃えるゴミ。自分も玄関もびしょ濡れ。たまらんよな。
本当にたまらんのは、もう一本のビニール傘も時を同じくして壊れた。あの、畳んだ後にくるっとまとめるヒラヒラが切れた。あれが無いだけで、混んでる電車に持ち込む気にはならん。いやいや、電車に乗る時は折りたたみ傘にする。同時に壊れるかね…。折りたたみ傘をネットで発注、ビニ傘をどうしよう。コンビニで買うもんだろあれ。スペースの都合上、雨の時しか出てなかったりする。雨の日に、折りたたみ傘をさしてコンビニへ行って、ビニール傘を買って帰る。…別におかしくはないか。服を買うのに服を着るし、靴を買うのに靴はいて行くもんな。でも、達人は雨に濡れてコンビニへ行くのである!素人がそれをやると売り切れているときに即死する。だから、雨が落ちてきた!コンビニダッシュ!傘が出ていない!傘ありますかー?聞くなら晴れの日でもいいやん。恥ずかしい。素人がやると自殺してしまう。東京では傘を買うのに命が要る。
さてさて、靴下まで濡れているのは傘が壊れたせいではあるまい。なんと靴まで底に穴が開いた。靴はさすがに通勤靴も普段靴も二足はキープしているけどさ。洗濯機も壊れる前に買うか迷っているうちに、世相がこんなことになってしまった。前回も年末に壊れて、しばらくは風呂で踏み洗いとか面白いことする羽目になった。学びがない。
Forbesという雑誌を読んだのだけど、どういう人が読む本なんだろう。ビジネスマンになりたい人?「ロスチャイルド家系図」とかなんかのジョークかと思った。結局のところよくわからないが、人生にはこういう書籍に書かれていることが本当に助けになる、そんなシチュエーションもあるんじゃないですかね。難しいですね。西洋の(?)エリートビジネスマンは美術のたしなみがあるので、西洋美術史の知見があると会話のネタに良い、とかいう記事もあった。仲間に入れてもらう足掛かり的なことかな?そもそもこれはおそらく日本版だけの記事だろうけど、そのうち「クリスチャンに改宗するべき」とか言い出すんじゃないのか。一緒にXXを差別的用語で罵れとか始まらないか。
よのなかわからんことばかりですなあ。
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昨今のコロナウイルス
役に立つようなことは何も書いていないただの雑記。書き留めておくことに何か意味はあるかもしれません。
ヨーロッパ、特にイタリアの死者数、感染者数が急増しつづけている。政府の対応がどうとかそういう問題なのかは、わからない。ただ、人から人への感染なので、各々が対策をしないとどうにもならない。日本で騒ぎになり始めたときに、真面目に対策を考えたヨーロッパ諸国の人々がいたかは疑わしいと思っている。いまだにただの風邪だろというような人がいるらしいが、未知のウイルスであるので、凶悪なものに変異するやもしれない点が怖いと思うのだが。インフルエンザにしたって毎年微妙に違う型が流行っていたりする。
「ただのインフル」なんてことを言う人までいるらしい。俺は人生でインフルにかかっても良いと思ったことは一度たりともない。ふつうみんなそうだと思うんだけど、どうやったらインフルエンザならオッケーとか思うんだろう。正常さを失っている。パニックに陥っているのだろうか。こういう極限に追い詰められた人々がへんなものに縋りだすという場面は「ミスト」を思い起こす。ド傑作なので見ると宜しい。
幸いにして、今のところは通常の感染症対策が効果があるという結論に揺るぎはないようだ。しかしながら、防御一辺倒ではいずれ力尽きることは自明であり、端的に言えば治療薬のようなものが求められる。イギリスが、「防ぐのは無理だからみんなで緩やかに感染してワクチンを得よう」という趣旨の対策を発表をした。自分は仰天したが、合理的だという意見もあるようだ。その方針も変わったらしい。「ようだ」「らしい」なんて認識の情報を書く意味あるのか。イギリスの話なんぞに興味をそそられているような呑気さ、そんな余裕もなくなりつつあるのではないか。
個人的にこの状況に悲壮感はないが、乗り切れそうだという思いが徐々に掠れていくことが怖い。冷静に対応し続けるにも余力というか資源、リソースが要る。あれ、ダメなんじゃね?となった時にどうしたら良いんだろうか。先の震災の時に、ぎりぎりのところで生還するには日々の備えと共に個人の体力、身体能力が極めて重要なんだなと思い知った。あれ十年近くが経つが、デブのおっさんのままである。十年分衰えた。
あれ、ダメなんじゃね?
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雑記
風呂の湯を洗濯に使おうと思って、流さずにおいておく。翌日の晩、風呂の戸を開けて使い忘れたと気付く。その翌晩も同じことをして、さすがにそのまま排水。冬とは言え、自分の出汁を二晩熟成させて衛生面で問題ないとは思えないのだ。洗濯したのに却って臭くねえかこれ?なんてな。
キーボードのテンキーが調子が悪い。ねばりつくような感じがあり、打鍵に難儀する。くっそ使う時期になんだよもう。そういえば何かこぼした気がする。
小ぶりの片手鍋を導入。これなら油の消費が少ないのでは?と天ぷらを作ってみたところ、盛大に弾ける物理エナジーに雨でも降ったかというぐらいに油まみれ。一体どうしたことか。ググった感じでは、油に水分が混じっていたのではないかという結論になった。確かに数か月使った油の最後の一割ぐらいで揚げようとしたわ。新しく買った油で揚げたら、そんな派手には弾けなかった。なるほど、よしよし。そんな理由で二回も食うなよ。その夜三時ごろに吐き気で目がさめる。天ぷら食ったのは夕方ぐらいだったんだけどなあ。歳だね。
「ティッシュが無くなるとかデマですよ!」という勧告がネットで流れてきて、そもそもそんなデマが広まっているとも知らなかったので少し驚く。「デマだろうけど(本当だったら困るし)念のため買っておく」などとインタビューに答える様子を見て、そのテの人がみたらカモなんだろうなあって思います。…いやいや、俺が見てもカモですなあ。
一般的な生活必需品まで買い占めてネットで阿呆みたいな価格で転売してればヘイトもたまるもんだ。今後規制されるだろう。「いやいや、それは今までの商売人がやってきたことじゃん?」って主張するんであれば、同じことをやってみればよろしいな。マスク50枚2万円!!とかで店を開いて、非難や石が飛んでこないか。密造酒とおんなじようなものだから、政府が規制に乗り出すかもしれない。”商売”であれば、戦略間違えたーって頭抱えるところだけど、適当に転売してあとは撤収するだけだからダメになっても傷がつかないと考えているのか。ひどい話だ。この事態にいよいよ行政の手が入るようだというニュースも流れてきた。そらそうよ。
ネット商売と言えば、楽天と公取の揉め事も耳にしたけども、いまいちどんな争点なのかわからない。わからないので首を突っこむことも無いんだけど…楽天ってすんなりと物事始まらないイメージがある。電子書籍の件もそうだし(もう覚えている人も少なかろ)、昨今のキャリア始めるの件もそう。始めてしまえばあとはなんとかなるってものなのかもしれない。プロ野球球団の楽天だって初年度と比べたらまあまあ頑張ってんじゃないの。野球もあまり知らないんだけど。
学校が休みになった。春休みや夏休みと同じってだけの話で、出勤時に学生みかけねえなあって景色は見慣れないものでもなんでもない。それでも夏休みであれば、勉学や部活動に熱心な生徒を見かけるもんだが、今回はそれもほぼない。
コンビニのレンチンご飯で、玄米ご飯というのがあったので朝ごはんに食べてみたのだが、おなかを下してしまった。これが本当に原因とは限らないが、今後気安く玄米を口にするのはやめよう。原材料のところには「うるち米」と書かれていて、ははあん耳慣れないこいつが原因かなーって調べたら普通のコメの事だった。驚きすぎて、その後布団で仮眠とったら夢の中で白米に味噌のっけて食事してた。これを書いている数分前の事実なのだが証明する手立てもない。うるめしや、なんちて。知らなかったのは本当だわ。
例の米騒動を体験した世代だけど、あのころタイ米ってのがあって、代わりに食ったなんて話も耳にした。上記うるち米の流れて調べたら、生産量は日本や韓国あたりで食うジャポニカ米より多いんだって。おコメ売り場に行けばもち米と玄米はあるけど、タイ米は無いなあ。じっくりと記憶を巡るに…多分人生で食べたことないかな。スーパーで一食単位で売ってるわけはないし、コンビニの弁当でタイ米チャーハンなんて作られねえかなあ。あー、アジアンなめし屋に行けばいいのかー?
塩パンというものがあった。そりゃあパンに塩ぐらい入っているでしょうよ?例えば「塩コンソメスープ」とか書いてあったらぎょっとするわ、なんだよ塩パンって。ぶつぶつ言いながら買ってきて食った。バターの風味が強く、なるほど確かに塩分も強いと感じた。いやいや、バターの塩分じゃないの、これバターパンじゃねーかと思ったけど、どうもパン生地の所々に、塩分の濃い部分を作ってあるようだった。その部分を口にするとなるほどこいつは塩パンだ。ネーミングに偽りな…なし…なのか?
ザ・ファブルという漫画を読み始めたらめっちゃ面白い。なんというか、「男の子」向けの作品だよな~ってね。おっさんになっても好きなんだこういうの。ウシジマ君も好きだった。どこか自分の思想と共感できる部分があるということなんだろう。昭和のおやじーーいや自分も昭和生まれだけどーー世代で任侠映画とか言われるジャンルの流行ったのも、当時の世代に何か共感があったんだ、きっと。んで読んでいったら、そろそろストーリーの区切りで一部完みたいな状況のようだ。また面白い漫画探すかーってところで、手塚のおやじの作品。火の鳥。…これは確かに読んだことある筈なのだ、ある筈なんだけど印象が薄い。それはもう方々で評価されているんだけど、印象が薄いってことは自分は面白く思わなかったということか。
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新型コロナウイルス
何はともあれ政府の端的な説明をご一読。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
本日2020年2月9日時点、新型コロナウイルスによる死者は800名を超えたとのこと。致死率およそ2.5%ほどかな?どんな治療を施してその結果の致死率やらわからない。予防策として庶民に提示されたのは、インフルエンザと同じような、一般的な感染症予防の方策。都内で混雑した電車にのって換気の良くないオフィスに勤めていれば、「普段やってるわ」という内容。
ウイルスが人工的に生成された可能性をインドの大学が指摘。エイズ治療薬が効果的との報告があがる。いずれもググるとソースが出てくると思う。とはいえ真偽はわかりようもない。
日本国に着岸を拒否された船が、ふらふらと台湾方面を南下している。日本に接岸中の船「ダイヤモンド・プリンセス」は、乗客の感染患者多数により事実上の隔離状態にある。
水際対策などと言っているが実際にどんなことをしているのか。中国より帰国した人が症状を訴えて病院に行くも、とても呑気な対応をされてしまったという報告がTwitterで話題になる。一般的な理解力がある人が冷静に読めば、本人はまるで楽しんでいるように見えてしまう。事態はややこしくなる一方なのでは、と学びがある。大体、現時点でそこらの病院にふらっと行って、ちゃんと診断できるものなの?そんなわけないのでは。
https://admin0105/status/1224983632260943873
とはいえ、自覚症状と感染の可能性に強い確信があれば、自分も同じように病院に縋るしかないのではないか。
オリンピック中止騒ぎは盛り上がらずに消失してしまった。連呼したところで簡単に中止にはならないのは、そら、そうだろうと。とりま延期すれば?というのが誰もが納得するところだと思うのだがどうか。すでに観光地が閑古鳥という話に、日本国内では、「今が観光地行きどきでは?」という意見が散見。ごもっとも、自分もそう思います。
根絶されるまでこの状態が続くとも思えない。でも、少なくとも治療薬が出てくるまでは各所の影響は長引くんじゃねえかな?街中ではマスクなしの人のほうが多いという事はしっかりと記録していてほしい。結果どうなるかわからねえけども。通勤電車ではちょっとマスク率高いかなーと。
追記:政府チャーター便で武漢から日本人を脱出させたものの、日本についてから検査を拒否して帰った馬鹿が二名。馬鹿どころかテロに近い。人権云々という話になるのは一応はわかるのだが、感染させられるリスクを負うほうにも人権があるわい。また、帰国者をホテルに一時隔離したようなんだけど、それが相部屋。ここら出来事だけ見たらこの国はもう気が狂っているとしか思えないが、兎にも角にも、現場は混乱していたということだろう。
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左右の銘
小学生低学年だろう。ランドセル背負って、手にはパンパンに膨れたレジ袋をぶら下げて歩いておりました。唐突にレジ袋を路傍に放り投げて走り去ったのでえええええ。なるほどそこはごみ捨て場。なんのことはない、学校に行くついで、お手伝いの風景。…しまった、そういう自分はゴミ出してくるの忘れたーと思いながら眺める、駆けていくその子の足元、靴が左右で違う。世に珍奇なファッションが流行っても、手袋とか靴は左右揃いなものばかりと思っている。何かあらたな流行か?あるいはキッズならば、うっかりはき違えることが…あるかな?
またある日、同じ子供が同じように左右が違う靴を履いておるのを目撃する。だったら、そういうデザインの可能性を考える。あるいはお子様であるからして、ふざけてそういう履き方をしているのかもしれない。左右で違う靴にすることは簡単だ。靴が二足あれば、それぞれ左右の対を入れ替えればよい。無理なく「左右違う靴」が爆誕する。「左右違うデザインであることを意匠とした靴です」という製品があるだろうかと探したが、いまのところ見つからず。
製品としては見つからなかったものの、商品としては発見した。ネットショップで、「アシンメトリー」などという言い回しで売られていた。詳細は見ていないが、単に色違いの二足の靴を入れ替えた類のものだったりしないか。あるいはそう…汚れや製造のミスなんかで、左だけ売り物にならない靴と、右だけ売り物にならない靴を、足して一足にすれば商品たりえる。廃棄することにはならない。売れ残りの色の靴が二足あったら、二色を互い違いにするだけで新商品!アシンメトリー!これはうまい儲け話ではないかなあ。こち亀でやりそうな話、というたとえも令和の時代には通じない。
一方。ピンクの靴が大いに目立ったという話を耳にしました。そらピンクなら目立つだろって、そういう
林家話ではなく、箱根駅伝で高性能の靴が記録をガシガシ更新して大変な騒ぎになっておりました。実際は箱根駅伝より前にもこの靴のニュースは見かけたのですが…。こういう必須の装備に対するレギュレーションってどうなんだろうね。箱根駅伝ぐらいでは、そんな細かいことは言わないかもしれないけど、だからってレギュレーションなかったら山からの下りはみんなローラースケートになっちゃう。レギュレーションがあったとしても、ちょっと性能が良いぐらいでは急に禁止にならんだろうとは思う。「留学生ということで招いてうちの学生にすればいいんだ!」がまかり通る世界である(※要検証)、靴ぐらいなんだというのか。ゲーマー的にはリアルに「エルメスの靴」ですね、という例えも令和の時代には通じない。…なんて言ってたら禁止になるかもって。どうも、「ちょっと性能が良い」というレベルを超えているようだ。そう言われれば…水泳でもなんか特殊な水着が禁止になっていた。理由は好成績が出るからだった筈。これは下らないと思ってしまう。スポーツ用品は日々進歩しているだろうに、記録の更新が容易になると途端に禁止され始めるのか?野原を裸足で走れとでもいうのか。また、器具の機能の話になるんなら、パラリンピックはどういう価値観で取り組むの…。動力付きはダメ、ぐらいならわからんでもないけどさあ。
キッズが元気に走り回る様を眺めるのは良いもんだろう。都会の住宅街の細道でぎゃいぎゃい騒ぎながら走るのは、確かにハラハラする面もあるにはあるのだけれど。そうそう、左見て、右見て、左見て。でも次には後ろを見ることも覚えてほしーなー道路のど真ん中でそれやられてもなーーーー。
無駄に解き放つ活力こそキッズの世界。翼を授かるにも気を遣う大人のかけっこなど、まあ放っておいてよろしい。靴を履き終わればそれで、合図を待つことなどなく、空まで駆け上らんと飛び出していく。両手ひろげてきーーーーーーん、という例えも令和の時代には通じない。
フライングやん。