ふでのゆくまま

  • ふでのゆくまま

    金色免許

    露骨にイラついておりました。混むから朝イチで、優雅にタクシーで、と決め込んだものの、一向にタクシーの姿がありません。十分ほどもかかって、しかも反対車線のタクシーを捕まえて、府中運転免許試験場に到達いたしました、マルハチサンナナ。遅れとるやんけ。クソが。既に行列が出来ておりますなー、夏休みに教習しました、って大学生が多い時期。自分も当時との一員だったんだなー、と懐かしくなる。ついでに十年前の写真をflickrに晒しておいた。意味は無いが、痩せてんのな、当時の自分。今は酷いポテトピザだ。

    君子危うきに近寄らず、というか君子じゃないので手綱を取る必要がありません、即ちペーパードライバーで、もちろん無事故無違反。優良講習はビデオみて終わり、みたいな記憶だったんだけど、30分みっちり講習でした。殆ど寝てないので居眠りは気まずいなーなんて思っていたんだけど、主婦っぽいおばちゃんから歌舞伎町から直で来た様なホストっぽいにーちゃんまで小部屋で大人しく座っている空気が面白く、講師の話もまあまあ上手だったので眠くはならなかった。講師が「毎日乗ってる人~?」って質問。五年前もこれ聞いた。当時も自分はペーパーで、その質問に五人ぐらいが手を挙げて、講師が「いやこれ、本当に凄いんですよ」なんて言ってたのを思い出す。本日も三名ほど挙手。自分は運転自体むりっぽいのでそういう人がいることに感心する。

    免許が出来る。写真は、うはは、疲れた顔してる。

    五年ぶりに眼鏡が必要になる日。前日まで忘れてて、視力が悪化してたらどうしようとか不安になったけど、あの機械を覗き込んでの検査は余裕だった。また五年間使わない気がする。次の五年もペーパーかどうかは、わかんないけどねー。

  • ふでのゆくまま

    なつやすみ

    敢えて「なつやすみ」としてみました。この夏何度目ですかこのタイトル。
    トシくうに連れて、この夏休みという言霊の魔力をビシビシと感じるようになりました。学生の頃は特になんもせんでも一ヶ月ほどお休みが頂けたわけですよねー、いまでは必死こいて三日。土日足して五日。それでも貴重な貴重な自由時間に、うおおおお、あれもこれもそれもなにもはわわわ、目を血走らせてカタログやらガイドやらを凝視、詰め込めるだけ詰め込んだスケジュールで「ああ楽しかった」と言わなければ負けみたいな。だって夏休みだろうが!

    そんな時代が続いてたまるかとも思うけども、無尽蔵にゆとりある時間を希求してもしょうがない。なんだろ、普段の日々の濃さが休みの充実にも繋がるんだろうなー。などと思いながら、今年の夏休みの予定を紐解くと、雑用多く、未解決の仕事も多く、煮え煮えで過ぎてしまいそう。そんな自分を情けなく思い、もろもろ解決する勇気を鼓舞すべく、合宿ということにして、夏季休暇を拝領する由。えいえいおー。ばっちこおおおおおおい!クソが!

    やれやれ。まあ夏休みがやってきましたよ、と。

  • ふでのゆくまま

    コミケ

    行ってはいないのだけれど、今年はちょっと興味の向きが違う。まず、ついったーのTL上で、実際に参加しているひとの発言がだいぶ目立ったこと。出店する(出展?)人たちもちょこちょこ居たようで、夜になると「今日は来てくれた人ありがとー」みたいな書き込みも、ちらほら。ま、自分は完全に野次馬視点になってしまうのだけれど、直接関わっている人たちの発言が読めるというのは妙に親近感が沸くというか。ニュースで今年も何十万人とか現地の映像とかコスプレ写真が流れてくるよりも、説得力あるよね。む。

    破滅。コミケって、漫画とアニメのお祭りかなって感じだったんだけど、創作モノの小説とか、雑誌スタイルの出版物もアリなのかーと。破滅論は好評で第二弾も出版も予定されているみたい。買えばよかったかな。

    と興味をそそられるんだけど、だけどさ、現地及びそこまでの行程があんまりにも過酷な気がして、全く足を運ぶ気にはならない。これは始発で先着何名を求める人たちだからかもしれないけど、行列二キロ以上とか聞くとなー。昼過ぎからまったり出来たりするのかな・・・。・・・いや、今後も野次馬で良いです・・・。

  • ううう,  ふでのゆくまま

    蝉時雨

    祖父の思い出をついったーなどでぽそぽそ呟いていたら本気で泣けてきた。語るべきことは全てそっちで語った気がするんですけど、と。一夜明けて、この部屋にも蝉の声が響いている。最近、アスファルトに蝉が乾いて転がっているのを良く見かける。毎年のはずだ。同じ季節、同じ道。だけどどういうわけか、今年は特に目に付く。蝉が大発生でもしているのかと探ってみたがそんなことは無い。ならば目に付く原因は自分にあるんじゃあなかろうか。只管に俯いて歩いている?それとも、目に留まっても全く気にならない地味な色の蝉の死骸なんかが、今年にはそんなに目に留まる理由でもあったかしら。見上げれば注ぐほどの蝉の声がするが、姿は全く見えないのでありまして。

    朝から汗を拭き拭き仕事に行くとなれば蝉の声など鬱陶しいの一言なんだけど、麦茶でも飲みながらブログ書いてるとなれば、暫し手を休めて目を閉じて聞き入るのも良いもの。静かな静かな昼下がり。静かに、静かに、物思いにふける夏なり。

  • ふでのゆくまま

    いたばし花火大会へと

    いたばし花火大会へ行って参りました。げほげほ・・・・。

    田舎育ちで御座います。田舎ながらに一丁前に花火大会などありました。記憶では誰か打ち上げの資格を持っている鉄工所のオヤジかなんかがいて、そのオヤジゆえに開催できたなんて話の筋だったかと。地元商店が協賛だったりしたと思います。「この花火○○んちじゃね?」「だなー」みたいな会話を同級生としながら、まったりとゆるゆると、田んぼのあぜ道あたりでまばらに腰掛けて、見上げたもんで、御座います。嗚呼あの暗さがなつかしや。花火の匂い、青々とした稲の匂い。微熱。

    20年が過ぎました。東京にも空は御座いました。星が全く見えないのが、花火の為に薙ぎ払ったようで大変におどろおどろおどろしいのでありますが、当日朝からの曇天のせいでもありましょうし、嗚呼この黒さにもなれました。浴衣から漂う安い香水の匂い、ビニールシートの下のアスファルトの匂い。恍熱。・・・いや、涼しくて良かったけどね、当日。

    えーと。社員イベントではあったのですが、諸般諸々あって、4つぐらいのグループになって集合することに。自分は一人でしょんぼりと。混雑を避けるために相当早くに現地入りして、路上でパソコンなど広げておりました。ホームレスな風情の方にじろじろ見られたりしましたが、花火客が増えてくると、彼らも何処かへ行ったようでございます。穴場的公園などとついったで書きましたが、改札でて目の前の交番の裏手です。穴場でもなんでもない。にしても退屈ですなあ。ちょっとつまみでも買っておきますが、いやいや、退屈だ。

    時間が迫ってきましたが、とてもじゃないが時間通りに集合は無理そうだということで、電話も繋がりにくくなってきましたし、現地入りしている自分がうろうろしながら一人見つけては合流、二人見つけては合流などしておりますと、同僚がもそもそと荷物を弄り始めます。あー、でたでた、DSが。ドラクエ9のすれ違い通信って奴ですか。これだけ人が居れば・・・とも目論みは見事に成功したようで、終了後の解散の時には30人近く増えたとかなんとか。

    「ビール買わないとなー」「もうあのコンビニしかないんじゃないの」「いや、通り道に露天がある」「高くない?」「そこまででもないよ。ここで買うと重いじゃん、まだ距離あるし」「なるほでぃうす」(註:言ってません)そういうわけで、露天で買いました。一万円ほど自分が払いましたが、誰が清算してくれるんですかね。領収書などありませんが。花火のような美しい良心に期待したいところです。

    ちょっとトラブルなどありまして、席に落ち着いたのがだいぶ時間過ぎてから。事前に集まれなかったのでしょうがないんですけど流石に時間勿体無かった。風下だったので大尺球を見上げるように楽しめるのは良いのですが、この席からは見えもしないナイアガラのなんたらの煙がもくもくと流れてきて、いやいや、これ事故じゃないの?ってぐらいに流れてきて、その煙に巻かれたまま最後の締めの花火。げほげほ。微妙ながっかり感を残しつつ、会場の警備にはよかえれと追い出されるまで、まったりとしておりました。

    毎年毎年、参加者の数が増えていってる。一人とか二人とかってレベルだけど、そのぶん会社は成長できている。来年もこうありたいものです。ビール代払えクソどもが。