• えさのじかんだ

    めし短観

    生ハム買ったら不味かったので、焼いたが不味いままだった。

    充填豆腐というものがあるらしい!と調べたら、普段から食べているおかめのあいつだった。言われてみれば、確かにパッケージと豆腐の間になんの隙間もない。ここしばらくは、冷奴はこれにしていたけど、しばらくぶりに通常版の豆腐も食べてみる。切れ目からあふれる水。勿論、そんな大きく味わいが違うこともなく。

    今年の麦茶も準備おうけい。ピッチャーに蓄えて冷え冷えを頂きますぞー。だからってまた鶴瓶のアレにしなくても良かったんだけど、アレになってしまうんですねえ。

    鉄のフライパンを使わなくなってから、かめのこたわしの出番が減った。流しの上、水切り網にS字フックでぶら下げたまま、殆ど使ってなかった。おろし金を洗うのに使ったあとで、何となく匂いを確かめたら生臭い。うへええええ。

    スーパーの棚の前でみりんを探したが、無い。あやしい隙間を見つけて覗き込むと、棚の奥のほうに一本残っていた。この小さめのサイズがみんなに売れているんだな、と実感。ご家庭だろうと自炊おっさんだろうと、毎回和食を作るでもないし、そんな減らねえよな。小ぶりを選んでいても、毎回のように消費期限に慌てる始末で。味噌も同じで、使い切るペースにならず、消費にブーストをかける日々がある。茄子のみそ炒めにするとか、みそ汁にするとかでもりもり消費していく。器に味噌と顆粒出汁をぶちまけ、葱を刻んでわかめでも豆腐でも足して、ぐらぐらと沸かしたお湯を注ぐ。これで十分に美味い。

    スーパーの棚の前でコンソメスープで同じようなことが出来ないかと考えてみた。お湯を注ぐだけでいけそうな具材はなんだ?ベーコンと、コーンの缶詰。それにパセリとかクルトン?うちの冷蔵庫に常備されているものではないな。西洋のご家庭では、きっと蒸かした芋とか、マメとか、パンとかが置いてあって、コンソメにぶっこんで食べたりするのかね。いまいちな生ハムとか。

    八朔を買ったんだけど、薄皮剥くのが面倒でなあ。ググると良い方法があった。まずは八朔の上下を少しカット。果肉が見えて、すこし薄皮も削り取ってしまうぐらいのラインで切る。次にリンゴのように外の厚い皮を包丁でまるっと剥いてしまうのが良いらしい。すると、残った房の上下が切れているので剥きやすいんですって。実践はしませんでしたのよ、わたくしヲホホ。

    スーパーの棚の前でナンって食べたことないかもなあ、とぼんやり思って手に取った。店を出て家に帰る道すがら、ああカレーの食べ放題に行ったときに散々食ったと思いだしたが、下手すればその一回だけじゃねえか?十年以上まえかな。家にはカレーがなかった。レンチンで軽く温めて、そのままもしゃもしゃ。パンの一種だよね、って味わい。

    「マカロニ茹でときました」なる商品を見かけたのでお買い上げ。ゆーちゅーぶで広告見たわ。つまり、流水麺的な手軽さで軽く湯通しを、ってちがうんかーーーい。レンチンしろだって。まあ鍋に湯を沸かして茹でるよりははるかに楽のちんでありますが、味わいはちょっと残念。やはり普通に茹でて食うものに及ばず。これは、炊いたご飯とレンチンご飯の差をイメージして頂ければ。

    作ったことない一品。白和え。レシピをざっくりと眺めて、茹でた野菜を絹ごし豆腐と一緒にかき混ぜる、ぐらいの理解で作った。不味くはねえけど別々に食べたいひとしな。これ子供の頃嫌いだったな。食べる機会もあまりなく、材料が豆腐と知ったのは大人になってから。これはきっと、うまく成型できなかった豆腐とかの有効利用なんじゃないかなーって思う。二度とはつくらん。同じ材料と手間で、ほうれん草と人参と豆腐のはいったすまし汁が作れそう。

    作ろうと思って二の足を踏んだ一品。ジンジャーエール。糖分を激しく控えた甘くないほうが良いのです。ひと昔前にお気に入りだった、ハードなの最近売ってないので悲しい。そんでわ自作しようと思いましたが、こういうものをちゃんと頂くにはスパイスの類を充実させないと( ・´ー・`)ドヤァできるような質には届かぬ。シナモンやら八角やら…でも、買っても使い切らないんだよね。こいつらを使うようなレシピは、設えが本格すぎて相手にしたくなかったり、作るものがお菓子とかで縁がないものだったり。残してもしょうがないなら一発で全部入れて作ってみよう!は流石に悪ふざけの域ですし。…うずうず。いちおう、材料だけはスマホでおさえとくぞ、勢いで買うかもしれないからな。

    という二時間後に作成を始めている。下記リンク先のハウス食品のサイトのレシピを参考にした。スパイスの一部は手に入らず。はちみつを使わず、砂糖の分量も20g未満でハードな味わいを目指す。どのぐらいまで煮詰めるのか想像がつかなかったので、水を足したりなんだりしたんだけど、最終的には醤油小皿も満たせないほどの汁になってしまった。炭酸水でわって、マグカップ一杯分ぐらいにしかならず。味わいは強烈の一言。肝心の生姜の風味を底からぶち抜いてスパイスの香りが広がる。どの味がどのスパイスか全くわからないが、兎に角刺激的なものになった。材料が秘められたままでこれを飲めと勧められたら、絶対に拒否するようないっぴんだ。望んだ方向性に叶ったものが出来たことには満足だけど、流石に美味いとは言えない。たぶん漢方薬ってこんな感じかなーーって。近くリトライしよう。…するの?

    https://housefoods.jp/recipe/rcp_00022519.html

    スーパーの棚を左手で触れながら歩いてマッピングしていると、ソーセージ売り場にてアンティエを発見する。あれ?サイズでっかくなってないかこいつ。ワクテカしたので久しぶりに買ってコンソメスープに投下。さて、出来上がっていただいてみましたところろろろ、噛り付いた時にちょっと柔らかくていまいちでした。ジョンソンビルのごんぶと、あの、ぶちぶちとした食いごたえに及ばなかった。惜しい。その辺は無塩せきとかのこだわり故なんでしょうか。そもそも塩せきってなんだ。

    https://www.nipponham.co.jp/entier/

    スーパーの棚の前で歯を磨いていたら、どん兵衛の焼うどんなるものを発見する。昭和の時代からカップ麺の焼きそばはある、しかし焼うどんはなじみがない。ああっ。買うの忘れた。

  • しんみり,  ふでのゆくまま

    多生の縁

    当ブログからのリンクを3つ削除。アカウント活動停止の告知があったり、ふっと消えていたり。事情はみなさまいろいろございましょう。どうかお元気で。あまりお元気ではなさそうな気配も漂っていたのですがそこんとこどうなの。

    ビジネスでもサービスでも広告宣伝でも研鑽でもない。一般人がただの雑記を主に並べて十ん年。拙ブログのような体裁はもうよっぽどレアな気がする。なんなら、自分もきっちりと個人の事情に繋がることを書いていない、俗にいう「ネット上のアカウント」でしかなく。なんなら自分のアカウントも消えたりしたことあるだろがい。

    「研鑽でもない」

    うーん、どうしてこうなっtttttttnなるべくしてなったんだろ莫迦。いえっさー存じ上げておりままま。口を閉じることなら簡単だなんて、あの人ったら悪いうわさをたてたものネ。うそつき。

  • ふでのゆくまま

    雑記

    シャワーヘッドを外して打たせ湯をする。なれてしまうともっと勢いを強烈にできないかな、なんて思う。勢いとは即ち水流が落下する距離という事になるわけですが、天井の高さは限られてるもんなあ。一旦シャワーを止める。体をゲシゲシと洗いまして、泡を流そうか、というところでシャワーヘッドが外れたまま。打たせ湯モードでそのまま体を流してみると実に新鮮な感じだ。ホースで水を撒くような要領で体の泡を流してゆく。…はて?自分はホースで体を流したことなんて、今までにあるだろうか。全く思い当たる節がない。普通ねえわ、ばか。ホースで水を撒くなんてことも、東京に来てからやったことないんじゃないか。

    将棋の渡辺くんの新刊が4/8ぐらいに出るって。発行は二年に一回ぐらいだけど、楽しみにしている。

    停電の恐れがあるから節電せよのお達し。よりによって雪の日なのか、雪の日だから危ういのか。じゃあ節電しましょう!と言われても、すぐにできるのは暖房を止めるぐらいしかない。折角なので止めてみる。靴下をはいて、腰からしたは布団に包まってお仕事。停電したら水も出なくなるのではないか、ということでバケツと鍋に汲み置く。いくら何でも、何日も何週間も止まるなんてことはないと思っているからこの程度の備えだが、長期間停電したらどうするんだろうか。リモートワークにもならんが、出勤には8時間ぐらい歩かねば。着いたところで、非常電源がそこまで長く持つわけはないから何もできないし。どころか1週間の生存も危ういか?電気ガス水道が正常なら、1週間ぐらい生きれる蓄えはある。インフラ全部死んだとき、どうだろう。乾麺も二時間ぐらい水につければ食えるんだろうか。とにかく水が無いとどうにもならない。

    水に二時間ぐらい…これは実際にやってみるか。ネットで調べると「水に浸してから茹でると美味しい」とか時短とかマグニチュードの低い事が書いてありますが、わてはもちっとハードコアにやってみよう。水のみ。水道水を使うあたりはメードインジャパンのハードコア。令わ4年。

    なんて言っていたんだけど、加熱しないと澱粉の成分がどうのこうの、水に溶けてなくなったりするし、そもそも衛生面でも絶対に食うべきではないという情報を得て、学びがありました。やはり水だけで食えるようになるアルファ米は便利だ。そもそもこのアルファってのが、加熱した澱粉を示すアルファなんだって。「あるふぁまい」じゃなくて「あるふぁこめ」なの?

    https://www.alpha-come.co.jp/park/alpha_rice.php

    日頃、非常食のストックをちょくちょくローリングさせているけど、缶詰が減ってきた。二年もストックで眠っているものがゴロゴロしている。出番がなかったという事は幸いなれど、備えは続ける必要がある。買い足そうと思うんだけど、缶詰は種類が豊富だ。今のストックではホンマの非常時にはツナ缶あるいはサバ缶で乗り切ることになりそうだし、どうせ平和な今のご時世で買うなら、他にもいろいろ試したい。パンの缶詰とか簡単に手に入るんだろうか?

    素人の個人的な考えではあるけど、缶詰は災害時というか実際に被災した、どころか東京が壊滅した、みたいな本格サバイバル状況ではほかの物よりちょっと頼れると思う。何かに引っ掛けても中身が出たりしないだろうし、ちょっとなら火災にも耐えそうだし。金属として役に立つかもしれないし。そういったことを真剣真面目に考えているかいえば、そこまでは否なんだよな。缶詰で良かったということも、レトルトパウチでよかったと思う事もあるかも。準備だけしたけど使う事なかったわ、で済むのが一番よい。

    ネットで売っている缶詰は消費期限が近いから安かったりするわけで、いちおう備蓄用というおふれの商品を最低限選びたいが、そうなると1注文あたりの数が多かったり、高かったりで、なかなかしっくりとこない。吉野家の牛丼缶詰なるものを発見したが、6缶で4800円ほどする。また、25年保存缶詰なんてのも発見したけど、これは流石に火星に行くときに積むようなもの…だよな?

    空気の缶詰は真空パックの対偶。

    実際にストックを掘り起こすと、2021年11月が賞味期限のみかんの缶詰が出てくる。何度反省すればよいというのか。Me fuck my brain off. 2022年4月1日のサバ缶はセーフ、ってそおゆう問題ではなし。

  • ふでのゆくまま

    雑記

    包丁新しいの買うか、ってだいぶ前から思っていたが、このブログの記録によると一年前にそう言っていた。そうなのよ、ちょっと切れ味鈍ったなというところから、結構使い続けることができる。一応、効果があるのかよくわからない研ぎ機でガリガリやってみたりはした。うーん…切れ味に体感できる変化なし。ちゃんと砥石で経験者が研いだら違うんだろうか、そもそもこんな包丁ではメンテで切れ味がどうの、なんて詮無き事なのか。人参と大根を切るに不自由しない程度で良いからなあ。もも肉を切るのに皮が切れないのはまあ、頑張る。ぎこぎこ。結局、包丁の買い替えはテキトーな商品を適当なタイミングで買っているわけだ。「高級包丁一本持つのも良いな」なんて考えも、毎回言うだけ言って、買わない。どうせ素人なんだし、身の丈に合うものを使うがよろしいか。

    うだうだ言っているけど、買い替え時期であることは間違いないので、考えよう。1万円ぐらいの、ZWILLINGとかHENCKELSとかで、二年も使えりゃあ上等って考えでやっていきますかね。なんか一番そんする選択のようにも思えて毎回迷っている。ただ迷うのが一番の損だ。こういう時はAmazonさんで一番高いのを選んだろかいと勇ましく価格の高い順ソートをしたところ、にじゅうまんえんと言われて討ち死にであります。

    とりま、合羽橋デビューでもしてみる?それこそ包丁買うより腰の重そうな…。

    税務署への義務を今年も果たしたので、清い国民としては朗らかな気分になり、買い物とか不用品処分がしたくなる。一年の計は納税後にあり。二十万の包丁は買わない。これ、近代霊長類の習性でありますが、今回こそは不用品処分に重きを置きたい。以前にも見つめなおしたけど、自分は一人暮らしのおっさんとしては荷物の量はかなり多いと思う。三年ほど使ってない毛布とか五年着てない服とか十年使ってない大学生の旅行で使うようなスポーツバッグとか。「何かの時に役に立つかも」は正しいと思っている。絶対に役立つ。それにしたって、もう一工夫というか、考え直しがあってもいいだろう。そのうえ、消耗品のストックが豊富なのは震災を経験してから意図的にそうしてきたつもりなんだが、そこに計画性があまりないため、あれ?醤油が無い?みたいなことをしている。

    昼飯を買いにスーパーへ行った道すがら、引っ越し現場を二つほど見かける。シーズンですね。引っ越しに使う軽トラっていわゆる幌がついてるもんだと思うけど、その日見かけたものにはついてなかった。すると見た目はちょっと小型のダンプカーになる。引っ越しの荷物もぼろい大きめの手提げ袋に乱雑に詰められていて、よく見れば作業しているのは引っ越し業者と言うよりは建設現場の作業員スタイル。「ほっ!」とか言いながら壁の配管をメリメリ引っ張りはがしていたので、ああこれは取り壊しなんだなと思うと、その隣の部屋に洗濯物が干してある。なんだこれは。流石に住人がいなくなってから着手するんじゃないの。その後何度か通るも、人気はなくなっていた。建物はそのまま。

    何年かぶりにPCの壁紙変えた。変えるとなると、これもいい、アレも良いって始まってしまう。windows98の頃からモノトーンのべた塗りが落ち着きがあって好きなんだけど、Windows10ぐらいから良い写真やデジタルアートの画像が目に付く。ディスプレイ複数枚並べたサイズに対応した壁紙を提供しているアーティストもいるし、選択の幅も広がった。とりあえず、暗い色合いのCG作品にしてみたが、改めてもう一回探しに出てみようか。

    リアルデスクトップに子供の写真を立てている…という風景は、今ではスマホの壁紙なんかに移行したんだろうか。自分のスマホはずうっとデフォルト3択ぐらいの中から選んだものばかり。なんかこう、手に持ったスマホにずっと人物の顔画像が映ってるってちょっと気味悪くない?スマホだと、PCの壁紙ほど目にする機会はないかもしれねえけどさあ。なんかねえ。タッチで操作するわけだしさあ…なんかねー。

    Wordle 274 4/6

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    おお、貼れたわ。

  • どくしょかんそうぶん

    「魔術の麻雀」を読んだ

    赤坂ドリブンズ所属、園田賢による麻雀の戦術書。入門書以外の麻雀の本を買ったのは初めてかな?そこまで驚くような内容は無かったけど、なるほどねーという感じ。これは園田賢しか言わんだろ~みたいなものがあると面白かったのになあ。ただ、土田浩翔みたいに宇宙とか風とか書かれては「なるほど!」とはいいがたい。だから、これはこれで良かったと思う。

    著者は、「期待値の神様」が強い麻雀プレイヤーだと定義する。期待値の最善を選択し続けることができるプレイヤー。同意できる。同意できるのに、「期待値」って言われてもちょっとすっきりしない。概念が指数的なものなのか、放銃・上がりの理論上の得失点パターンを指すのか、ちょっとあやふやというか。「8割ノーテン」って、これが7割なら何か変化があるのか。数値化、データ化してそれに準じるというのは、選択肢の王道だとは思うけど、麻雀だと自分の頭で理解できるような形にプレイに組み込めそうにない…ような…気が…するような…?

    どのみち、ランダムな要素が多すぎて正確に弾き出せるとは全く思えない。「あとツモ三回で聴牌するか?」みたいなテーマに正解がでる可能性あるんだろうか。出ないからこそ「期待値」って言い回しになるのかしらん?ゲームの性質上どうしても不確実な情報をごにょごにょして期待値を弾き出す。仮に〇〇だったら、という検証を行うことになると思う。この精度が高い人が強いプレイヤーというわけで、どう精度を高めますか?というのが本書にあるような知識の、山のような積み重ね。これをプレイ中に引き出せるかどうかが、プレイヤーの練度ということになるだろうか。

    良くわからんものを良くわからんままに書いてて、お前は何を言っているんだ状態ですがーーー。

    ところで。たまたま、本書の後半を読んでいるまさにその時、著者本人が2021年Mリーグの最終戦を対局中だった。ちらちら見ながら読んでいた。園田が所属する赤坂ドリブンズチームの状況は苦しく、この対局一回で数十万点のトップが必要という、現実味の無い目標に挑んでいる。ふいに、軍師勝又のツモ切りリーチを受けて、あっさり放銃してしまった。ちゃんと場の進行を把握して読みを入れたこそ、あっさりと放銃した形になった。勝又選手は「ツモ切り確認放銃」を期待したことは間違いない。期待…?ってことは、これ期待値で表現が…できませんよね。本年度のハイライトだと思う。ソニー損保のCM行きなんじゃないのこれ。けんじやっております!

    一つ本書には興味深いところがあります。著者の会社の後輩がアフィリエイトで月収200万を稼いだ!じゃなくて…いわゆる「目なし」問題への言及がありました。タイトルの決めるような大舞台においても、スコアの差が大きくなりすぎて、どうやっても下位が上位を逆転できない場合のゲームは、下位プレイヤーはどうプレイするべきか、という問題。スコアを通算にしてるんだからそりゃ当たり前にこうなるだろと思います。避けようと思えば、例えばどんな下位からでも一発逆転があるルールにするとか、逆に大きなスコアにアドバンテージがないルールにするとか。前者はクイズ番組とかで「最終問題は100億点です!」とかふざけているのと大差ないので論外として。後者は野球や相撲の試合結果と同じく勝ちと負けだけの結果になる。これでも試合数が決まっている以上は目なしになり得るし、これだとなんか華が無いんだよね。実践している麻雀団体もあるけども。

    本書の提案は、「スコアとプライズを密にする」というのが一つ。優勝までは届かなくてもスコアが伸びれば賞金増えますと。マイナスの場合の扱いに無理がある気がして、いまいち。スコアが天文学的に伸びたら、賞金も天文学的になるの?この場合、マイナスのほうもすごいことになるし…。あらかじめ上限決めてます、というのであれば、その上限までの追加予算をそのまま賞金に載せてほしくない?目がないプレイヤーのために優勝のプライズが下がる(かもしれない)っていうのも、どうなんだろう。この辺は法律のアレとかありそう。信じられないぐらいの超超大手スポンサーがついたものの、その辺のアレで中止になった麻雀大会ありましたね。

    もう一つは「RMU新決勝方式」と紹介されていて、無茶苦茶なような合理的なような。時間が全く読めないのは運用上しんどくないかな?RMUではどうしてるんだろうか。個人じゃなくてチームだった場合にどうするんだろう。代表者にすべてを託すのかな。どんなアレな成績でも、新決勝で代表が頑張ったら優勝です!で納得感あるだろうか。このトピックに結論でるかなあ。

    昨今のMリーグ、プレイヤーが持つべき一つのモチベーションが(悪く言えば言い訳が)色濃くなりました。

    「ファンのため」

    野球でもサッカーでも耳にしたこの言葉が麻雀から聞こえてくるというのは、すごく良い事だと思います。目がないからってやけくそオールツモ切りとかせずに、真摯に対局するという事は、これも一つのプロの要件だと思います。そのほうが期待値も高いことには説明要らんでしょうよ。