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dancyuを読んだ
2020年1月号。コンビニで売っていたのでお買い上げ。雑誌の面白さに最近気づいてから、こういう本を風呂で湯船に浸かる時と、あとは寝る前にオフトゥンで読むのが楽しい。湯船でのミッション時には、洗面器を浮かべてそこに本を置くというハックを発見してからなんとも快適だ。今まで風呂桶とかない暮らしでしたので、そういうのがあること自体が新鮮で~。
町のお寿司屋さん特集など。寿司は好きなんだけどプライベートでは回らないお寿司って行ったことない。その他寿司の作り方だったりが載っていた。あとはテーマに沿ったコラムとか広告的なもん。レシピも結構載っているので、イメージ通りのグルメな人向けの本だ。単に美味いもの食いたいというよりも、何かグルメ道を研鑽する人たち向けの専門誌みたいな。こういう本が好きな人が、グルメ転じて自分の店を出す、みたいなことするんだろうか。
載っているどのレシピも、自分がみれば「うわめんどくせ」の一言でぶん投げてしまうようなものが多い。家から持っていくお弁当の中身が、茹でた春雨にパスタソースをぶっかけたものというレベルの人間が、手順も使う調理器具も材料も多いものをやってみようなんて思わない。他人に食わせる責任を負うほど覚悟を持てるわけでもなし(特に衛生面で)、誠意をこめて作るわけねえし、皆さんが僕の料理を口にする機会はないです。
お料理は、おもてなしの手段としては永久に放棄します。こうして皆さんの食卓に恒久的な平和が訪れました。良かったですね。
2月号も買いました。
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←年末年始→
大みそかは風が強かった。
早くに湯船に入るが、換気扇が動作を止めたのにごんごん鳴っていて、逆流した冷気がすーっと顔にそよぐ。外はまだよほどの風が吹いている。あるいは日中より勢いを増しているだろうか。ぼーっと湯につかりながら、外を吹く風の間合いを図っているこの感じ、いつ以来だろうと思い巡らす。中学生とかのころ以来じゃないだろうか。あの風呂には窓があって、顔だけ出してみたりもしたものだ。しばし、まったり、外の気配をうかがう。今日と明日、北国ではとても厳しい寒さとのこと。
元旦は日の出前から出かける。ここのところ毎年そうしている。一年のテーマたるべき場所を訪れてみようなどと考えての事だ。…嘘であって、行ってみたい場所に行って何か理由を後付けしてみようというだけのこと。今年行った場所は、ここでは明らかにできないが、行ってみた価値はあった。モチベーションと絶望感が同時に襲ってくる。これが人生って感じでとても良い。一年で一番好きな時間がそこにある。今年は無計画が過ぎて、日の出前に帰宅まで済ませてしまった。電車の乗り換えが数度あったから、このぐらいでよかろうとデッパツの時間を見込んだところ、乗り換えには待ち時間なく電車が到来した。ここで足を止めないと焼け落ちてしまう。そう思える人生を送る機会はあっただろうか。
元旦こそ休みではあるが、翌日、二日にはスーパーが営業を始めている。ATMだって止まりはしないし、この便利さに感謝するしかない。そういえばコンビニの営業でもめ事になっているニュースがあった。さながら宗主国から独立を勝ち取らんとするかのようで、面白七割ぐらいの興味で記事を眺めている。勿論、親玉のほうにも正当な申し分はあるし、世の道理ではむしろ親玉のほうが正当だろう(じゃなきゃこんなビジネスの規模に成長しない)情状だけで世の中を回していこうという考えも、また良くないことだと思っている。地獄への道は善意で固められる。このことわりもまた「道理」である。足を止めないとその先に待つものは、
ある場所で写真を撮ろうとしたら、警備員に写真NGなんですよーって言われて、すいませーんと引き下がったが、NGなわけあるか、という場所(公道から見える、アクセスできる公共機関)だったので思い返すに、警備員が「(私の写真は)NGです」だったんじゃないのか。誰がお前を撮るか馬鹿。
渋谷に行ったら例の再開発の規模に驚いた。あの辺は、渋谷でバイトしていた時にはたまに歩いたあたりだ。釣具屋と、テニス用品店なんかがあったと記憶している。飲食店もあったな。モアイ像のはす向かいのビルも、なんだあれ、シャレオツな塩梅になっていやがった。東急か?もう建築工事で景気の動向なんて話は古いのかもしれないけど、例えばどこに行っても工事やってないなーなんて状態になったら、そらそれでヤバいと言えそう。
例の三億円事件の強奪現地を通りかかったが、別に面白いこともない。ただ、あの古い歩道橋はそのままのように思われた。「歩道橋がカバーで覆われているのは、府中刑務所の中を覗けない様にするためだろうか」なんて書いてあるのをネットのどこかで見かけたが、あのカバー隙間だらけで、塀の中をチラ見できる。そもそもグーグルマップで上空から見える。
いまさらながらパナマ文書のデータを眺めた。我々素人が簡単に内容を把握できるのはアドレスのリストぐらいなもんだろうか。元の流出データはテラバイト単位と見かけた気もしたが、アドレスリストは全部解凍しても100メガバイトに及ばないようなものだった。リストからあっさりと見つかる「Yukio Hatoyama」でひと笑いしたあと、日本国内の適当な地名をキーワードに検索してみる。歩いていけるような距離の場所も載っていたりして、タックスヘイブン使うほど儲けておるやつがこんなところに住んでいるんだろうか。ペーパーカンパニー的なものだろうか。想像を絶するルーズさでうっかり住所を間違ったとでも言うのだろうか。たちが悪い。ここでフォローしてもしょうがないが、リストは2014年時点のデータであるので、今の住人が全く関係がない可能性は高い。
チーズに胡椒を阿呆みたいに振りかけると良いおつまみになると読んだ。ちょうどうちにあるのは粗挽きと呼ばれるタイプ。残り少ないのを使い切るつもりで実践してみる。コンビニで売ってるような、6Pチーズに胡椒をどばばばばば。皿の上で裏表側面にまぶすと、精神病患者の描いたイラストみたいな物体になり果てた。胡椒は全部使いきるつもりだったので、6Pチーズすべてを心の病に罹患させた。食べてみると、チーズと胡椒の味がした。なんだこれ。スーパーでSBの粉になっている胡椒を買う。料理に使うならやっぱりこっちだよね。2日から営業しております。お値段三億円、寒い日には換気扇から降ってくる。
初雪と鳩山由紀夫は似ている。
散歩中になんてことない通りで、入り口に警官小屋のある建物。調べたらその理由は分かったが、どの程度の「格」からこういう待遇になるんだろうなと思う。あまりに急に登場したので、自分は狼狽えて奥のほうを見入りながらの通過になってしまい、これは怪しさ満点、警備担当者は自分から視線を外すことはなかった。
ツイッターのトレンドにWW3が入っており驚いた。情報を追うと、まーーーーたアメリカと中東でドンパチの気配ということであったが…驚いたのにはほかの理由がある。楽しみしていたのに随分と残念だったゲームの名前が、そのまま「World War 3」だったのですわ。2018年の11月だったかに発表されて、いわゆるアーリーアクセスだったので少々粗末な点があることは許容の上なんだけど、…いろいろ残念なことがあってプレイする人はほとんどいなくなってしまった。自分個人のみならず、界隈ではぼちぼち期待値の高いゲームだっただけに、みんなでがっかり(´・ω・`)していた。ところが、このテのゲームは、アップデートで奇跡的な回復を見せることがある。このトレンド入りもそんなポジティブなニュースだったりしねえかなー、なんて一瞬だけ、もしかしてーーーって。そんなわけなかった。
こまごました不用品の整理。保存個所をまとめたり移動したり。結果、部屋が少しだけ広くなった。部屋のスペースなんかに合わせてちゃんとサイズの収まる収納グッズなんかを揃えるべきなのはわかっているが、少々のスペースを取っても、別に置きたいものがあるわけでなし。でも収納スペースに如何にも非効率な隙間があったりする状況。日々の暮らしの効率化という観点も含めて、もっともっと時間取って取り組むべきで課題であった。考えてみれば確かに、おふとんとマットを畳むと下着や靴下の入っている引き出しが半分ほどふさがるの、意味がわからん。反対側に寄せれば掃き出し窓が塞がるが、開けることもほぼないしまだマシだ。では、こっちに畳むには、あれをこっちに移動してこっちのどかしてこれをずらして。休みも終わったというにこんなの楽しくなってきてどうするよ。
この一年の電気ガス水道など領収書お持ちの方は確認してみると面白いかも。4月までは31年の領収書が、1年になったり元年になったり、2019年になったりしてないでしょうか?これはポジティブに捉えていいのかトホホな事案なのか。少なくともベストな処理ではないと強く思いたい。元号自体は面白みのある仕組みだとは思うんだけどさ、節句みたいな、公的なものじゃなくしちゃっても良いかなーってね。意地でも残すのもまた、それはそれで良いけど。
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"スティング"を観た
歴史的な傑作として評価が高いとのこと。Amazonで視聴。これはプライムでも無料じゃないのよ♪ネタバレなのよ♪
確かになかなか面白かった。ペテン香具師がたまたまやばい組織の上納金を奪ったことから話は始まるんだけど、あとはこう、なんというか流れるようにサクサクと進む。わかりやすくテンポが良いと観やすいですな。以下、いろいろ感づいた点など並べていく。
オチが秀逸という評価があった。しかし最初に観たときはピンとこなかった…ものの、観終わってから少し考え、もう一度再させてみると納得した。これは、別のルートで彼らの仕掛けに引っかかった者同士が、真相を知らぬままに連れ立って退場していくという構図になっていると考えられる。本物の刑事が本物のマフィアを引っ立てるんだからあとは勝手に処理されるわけだ。なるほど。
その、刑事を嵌める仕掛けを完成させるために、フッカーは彼に逮捕され、”FBI”へ連行される必要がある。刑事が自由に捜査活動しているように思われ、またフッカーも意図的に彼に捕まるように行動しているとも思えない。しかしあっさりと捕まって連行されていく。このあたりが、映画上の演出というやつかな。つまり、映画の観客にバレない様になんかこう…組み立てている。急にわざと捕まったら意味がわからないし、だからって「刑事を嵌めるためにわざと捕まるんだ」なんて打ち合わせのシーンを入れると、最後の場面の緊張感がなくなってしまうわけだ。なるほど。
フッカーを始末しようとする殺し屋が、フッカーを取り逃した後に何者かに射殺されるシーン。殺し屋はそもそも上納金を奪われた件の始末をするための、組織の殺し屋だろう。そいつの最後のセリフから、彼を襲った人物が何であったか後で判明するわけだけど…ここで殺す意味がぜんぜんわからなかった。これは何だろう。シーンを見返してみても、何だろうのままである。なるh…うーん。
舞台は1936年、アメリカ。日本語字幕では丁寧に不景気のどん底とまで説明されている。このペテンに引っかかったのは、犯罪者をいびって小銭を稼ぐような警官、いかさまポーカーを好み、金融にも強いマフィアの親玉。この映画を観客が見ているのはもちろん1936年ではないにしても、指差して「ざまあwww」と煽るような楽しさがあったのかも。なるほど、水戸黄門的な?違うか。
ポール・ニューマンって名前だけは聞いたことあるけど、初めてみたかも。調べたら「タワーリング・インフェルノ」に出ていた。なるほど。しかし自分が観たのは子供の頃で、俳優の顔まで覚えてない。
なお、AmazonのレビューではDVDで購入した人の低評価が目立つ。結果として、映画の評判を見ようとして、DVDの使用についての愚痴を読まされることになる。Amazonは映画以外の商品でも、なんでこのレビューが同じ商品として扱われてまとめられているのか、謎なものが多い。古くからの手法ではありますが、ブログなんかにレビューを残したほうがよっぽど価値あるものとなっておりますのよ。なるほど。
こっちのスティングじゃないというボケの出番が無かった。スティングなだけに、レビューの内容と刺し違えようとも載せるつもりだったのに。なんてなwww
-32341点。
なるほど。
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2019年をふりかえる
毎年やってるいつものアレです。今年は危うくテロに巻き込まれそうになるところからスタートしました。本件はその後ニュースにもなりませんな、どうなっているのか。本年も最終日までお仕事残業という状況ではありますが、なんとかクリアできそうです。テッテレー。
今年は何よりも天皇の譲位で改元という一生に一度のイベントがありました。この改元に対応する必要があった技術畑のみなさんは、もっと早くに次の元号を公開しない政府に恨み、罵ったと思われます。全く同感です。幸いにして自分は修羅場には巻き込まれませんでした。2000年問題のころ、世の中の仕組みはコンピューターの仕組みに合わせていくほうがみんな幸せなんじゃないかなと思ったものです。年越しのバイトしてたので、駅で電車がしばらく止まり、何事もないこともないことを確認してから発車したっけね。何がうるう年だよって、って思いません?いまだに夏時間とかやっている国があって、人間の世の中は難しいと思うわけです。伝統って言われればまあそうだけど、伝統を一応生かしつつ、実生活システム上は無視するぐらいできんもんか。でもオフィシャルな書類に昭和とか平成とか書いてある我が国もたいがい。
さておき。
オリンピックに向けた云々も相変わらずたいがいではないですか。個人的には決定した時から否定的でした。オリンピック競技への興味が薄いことと、阿呆みたいな工事とかで日常が不便になりかねないこと。もちろん、開催期間中も不便を強いられることでしょう…。準備が進むにつれてネガティブな情報ばかり流れてきます。こんなおもてなしがあってたまるかと揶揄されます。そりゃあそう。東京湾で泳がせるとか、例えば学校の先生が生徒にやらせたらどういう顛末になるだろうか…。運営の人出はボランティアで賄おうとか、いやこれは他国の事例を知らないから一概に言えないとかあるかもしれないけどさあ。ぜったいぜったい、なんかの伝手で強制的にやらされる人が出てくるんだって。夏休み中の高校生とかさあ。
これらの愚痴が、来年末にはどう変わっているでしょう。愚痴のままだよ、きっと。しかしながら、今回のオリンピックに個人的に一つ注目したいところがあります。クソみたいな新国立競技場は勿論ですが、それに加えてパラリンピック競技です。パラリンピック開催の趣旨の本当のところは存じません。ただ、オリンピックに出る人はパラリンピックに出れず、その逆もまた、と理解しています。枠をくっきり分けた。結果、技術の投入工夫、ルール調整などが”通常版”とはだいぶ異なったのではないでしょうか、なんかエクストリームな競技になってきてないですかこれ。目が見えないから伴走を付けて走る。義足でも全力のダッシュが出来る。見世物じゃないんだよ、と苦言を呈されるかもしれませんが、はっきり言ってなんとなく見る分には”通常版”より驚きに満ちていると思います。そして、オリンピックであるからには記録に注目が集まりますが…最近はパラリンピックの記録が”通常版”を上回ることもあるんだそう。
これは凄い。生の足より、技術を介入した義足のほうが速いとなればどうよ?ゲームならよくある話で終わってしまいますが、現実になるとなんと感慨深いことかと。だったらロケットブースターと滑車で…みたいな事にはならないようにオリンピック、パラリンピックのルールがある筈ではあるんです。かりに予選から”通常版”で出場してメダルを取ったりすれば、これは大きな節目になるんじゃないかな。資金や技術に左右されすぎ?ってそれは通常版でもいっしょだろーがよ。
かつてローマの奴隷は観客の眼前で命がけで戦わされて、品定めをされたと耳にしたことがあります。
ところでこのオリンピックに関連があると思うんですが、地下鉄の運転士が英語でも案内しているのを耳にした。カタカナ英語でぼそぼそと。自分も英語の正しいイントネーションとか発音とかを、サービス提供レベルまで勉強したことないですが、それでもどこか違和感を覚えるレベルでした。もともと、日本語でも何言ってるのかわからんよあんなの。毎日のように乗っているし、乗ってる区間ならその駅名ぐらいは覚えているから判断つくのであってさ。英語案内に関しては、運転士がこんな仕事までさせられては大変そうと同情もできますけど、そもそも運転中に、そこら中に掲示の出ていることをマイクに向かって喋るのがおかしいんじゃないかなあ。あ、ここ数年、扉の上に出る案内表示が大きく、情報量も増えたのは大変に良いことだと思いますね。英語放送については、オリンピック終わったらやめそうだ、と予想。
冷蔵庫を買い替えた。洗濯機はもう少し頑張ってもらうが、前回は年末の真冬に壊れて大変な目にあったのだった。その時も忙しくすぐには買いに行けず、風呂で手洗い足洗いしてみたらどんな感じかな?なんてのんきに構えたら結局半月以上も洗濯機がなかった。コインランドリー活用したのなんの。今回も年があけたら対応しよう。なんなら新年セールなんて、ずーーーーーっと縁のないものに参加も目論んでみたりしてさ。
ちんげを切りました。開腹手術とかじゃなく、ハサミで雑に。そういう人の話を聞いたので、試してみました。どうも、「短髪のほうがメンテしやすい」という単純な発想のようです。メンテ…?とはいえ、短髪のほうが楽には納得がいくものですから、真似てみました。でも…ものすごく短くする勇気はなかったので、”短髪”のメリットを感じるほどでもない…半端な長さに。冷静に考えて、仮に野球部ボウズ的な仕上がりを実践したとしても、メリットってなんだよ、と思いました。衛生的ではあるかもしんないけど。メンテ…。
今年はストレス解消が食欲に結びついて非常に良くないという自覚がある。実に歪な形で出ていて、暴食とはこのこと。普段は質素に食している。平日昼飯もタッパーに詰めたおかずがメイン。面倒とか忘れたとかで、コンビニの弁当、外食になることもあるが、それは週に一度ぐらいか。でも、予定のない休日には朝から揚げ物揚げ物米二合デザートみたいなの食ってげふーとか言ってる。死んじゃうわ。そこでyoutubeにある外人さんの筋トレ動画みたいなもんを実践してみるも、長続きはせず~。それでも1週間続けたときは、腿とか上腕の筋肉痛が妙にうれしかったりしてな。
酒はほぼ飲まなくなった、仕事先の忘年会でも乾杯からお茶だった。「ほぼ」というのは、確かに家で数回のんだから。ズブロッカ買ったなあ。ああ思い出した、高い酒ってどんな味がするんだろうって思って物色したっけ。「クルボアジェ XO」だとか「マッカラン」だとかふむふむとネットで眺めてみたりした。オークションで話題になる新車買えるようなものではなく、2万円~もあればかえるかなーという酒もあるようだ。でもウイスキー美味しいと思ったことないしなー、で買うには至らず。思えば、ボトルを買おうとするから二の足を踏むのであって、ちゃんとしたオーセンティックっていうのかな、正統派、スタンダードなバーとか行けば、適量のそういう酒を飲めるんじゃないのかな、と思いつく。でもそっちのほうが二の足を踏む。
ワカメの天ぷらって食ったことありますか。スーパーのお惣菜で置いてあったので食ってみたのですが、かき揚げスタイルであるからには油の量も半端ではなく…。味わいは思ったより良かった。考えてみれば、うどんに揚げ玉とワカメ乗せたものとそう変わりはないもんな。天ぷらのほうが強烈な磯の香りを感じて、一度体験する価値はありました。
印象的なインタビュー。
――ご両親はなんと仰っていましたか?
2人がそこまでいうなら、と事業計画にかなりアドバイスをしてくれて。結果的に、両親個人から2億円を借りて、銀座に1号店をオープンすることが決まりました。
――眞琴さんの場合は大学を辞めてまで起業の道を選んでいますよね。さらに、固定費の大きい店舗型事業をやること、背負う金額の大きさ、不安要素はたくさんあったかと思いますがどうでしたか?
それが、不思議と不安は全くなかったんですよ。両親からずっと「何事もやりたいなんて言ってる暇があるなら、やった方がいい」と言われて育ったので。
https://type.jp/st/feature/5343二億円出せる親がいればそりゃ不安にならんだろうよ。あ、そういうことじゃないですかすみません。
今年も何か躍進できたような一年となりませんでした。「やっぱダメでした」というような一年を過ごしてしまいました。皆様、来年もよろしくお願いいたします。良いお年を。
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「沈黙の艦隊」を読んだ
199X年、世界は核の炎に包まれた。
名作、「北斗の拳」の冒頭。アニメのオンエアは1980年代前半で、「世紀末」という言葉が実にファッションだった。そういえば「聖飢魔Ⅱ」も人気でありました。ノストラダムスの大予言がどうこう、2000年問題を経て、20年。本日の我々は幸いにして核の炎に包まれてはいない。核兵器自体はそこいらじゅうにあるには、ある。
本作は1996年に連載が終了している。現実世界の我々は、”現場”がニューヨークであったいわゆる911テロと、インターネット時代の到来を現実のものとして体験済み。本作を連載当時に読んだ人は、これらの出来事を体験するあたり、本作を想起するようなことがあっただろうか。例えばオサマ・ビン・ラディンや、うーん…ネオ麦茶とか?の報道を見て、主人公の海江田を想起するようなことが、あっただろうか。
例えばどこぞのテロリストが、この作品に影響を受けたと言っても、なるほどなあと納得してしまうかもしれない。信頼できる立場を手に入れてから、正々堂々と頂いてとんずら。それだけは困るというものを人質にとって有利な交渉を始める。どれだけ恨みを買おうとも、全世界が敵に回ることはない。非道をなじるひとびとの、正義のルールには必ず綻びがある。
主人公は大胆不敵で聡明な人物として描かれるが、選択した行動はテロリストそのもの。911みたいに運行中の航空機ハイジャックと本質的にかわらなくないか?モノが核武装可能な原子力潜水艦であるからして、所在不明=世界中が危機に瀕する、というような話で。作中では、緊迫感のある深海での潜水艦同士の戦闘のあと、政治的なやりとりの場面が多くを占めるようになる。現実世界で、「テロリズムには屈しない」「断固たる措置を取る」とどの為政者も宣言するが、それは武力で潰してしまえばいい、という戦術が(戦術?)通用するからの話である。本作のようにそれがひっくり返ってしまえば、どんな要求だろうと交渉のテーブルにつかざるを得ないということになる。世界を人質に取ってしまえば、何でも言える。パフォーマンスの機会まで得ることができる。現実味がある話じゃないか。サイヤ人がやってくる以上には、現実味がある。
主人公の主張が明らかになるにつれ、大胆不敵から荒唐無稽に傾いていくかのように思えるが…。結局、暴力はとても雄弁だということになってしまうんだろうか。そこで。飛行機が突っ込んでくるとか、歩行者天国にダンプが突っ込んでナイフ持った男がとどめ刺しにくるとか、盗まれた戦車が市街地をGTAするとか、こういう事象とは違うのだ、ということを行動で示す。その行動とは…おそらく本作の主眼ではあるので、んまあ興味があるなら読んでいただければ。現実世界がこの作品の世界の実現もありえるかもなあ、という気がしてくるんではなかろうか。核原潜と人類の希望はありまぁす!
なお、電子版でお買い求めの際はいわゆる「見開き」の表示が出来る環境で閲覧することを推奨します。自分は本作のほとんどをPCのKindleで読みました。iPhoneではちょっとどうかな…?