• ふでのゆくまま

    日記どころじゃない。

    大げさに言うのならば、インターネットはこの西洋文明が、いやいや、人間があるかぎり利用され続けるだろう。技術的な革新は当然今後も相当数見込まれる。インターネットという名前ではなくなるだろうし、現在の技術的な云々も『むかしの船乗りは北極星を目印にしました』みたいな太古のライフハック伝説の一節に収斂され、他愛の無い話になってしまう。

    しかしどうよ、オレゴン州の農家のオヤジの日記とか、地球の裏で爆撃され肉片になる人々とかを観察できる、場合によっては意見するなりなんなり、直接関わることができる。すげえな。先日、ustreamでGNRの曲を練習中・・・か単に見せびらかしたいだけ・・・の外人さんのチャンネルを見てた。見てるのは自分ひとりだったから軽くサシで話したようなもんだった。十分ほどだったけど、まあ楽しかった。んー。すげえな。お互いに誰かわかんないんだぜ?そりゃ調べればわかるけど、そのときそこではあんまり意味は無くて、「何か聴きたい曲あるかい?」「”Locomotive”とかどうよ?」「難し過ぎて無理だっつの!:(」なんてやり取りが成立したことがすげえ。ほんとすげーよなあ。

    と、ここまで。この自分の意見に賛同するには条件が二つある。インターネットと、日本語だ。この二つの条件をクリアした僅かな人の中から、さらにごくごく僅かの人が、これを読んでいるわけ。・・・ところが、これは、もしかしたら数千年残る文章になる。枕草子みたいになるかもしれない。聖書になるかもしれない!「おいおい、古代人、いろいろ入ってる財布落とすなんて何やってんだよ!」みたいに突っ込まれるかもしれない!!

    というわけで財布落として大変です。日記どころじゃない。

  • fuckyeahinternet

    祖国2009

    故郷であり実家であり祖国。今回は家族親戚以外にはお土産を買った店の店員しか口を利いていないほどの凱旋コンサバティブ。・・・だったんだけど、例年よりは濃ゆいお話もできましたか。21:00ごろに到着。まずは祖父母に挨拶。足を手術して入院してた祖母は、家の中なら一人で歩けるようになっていた。でもまた耳が遠くなったらしい。祖父も物忘れが増えたと。夏に帰省した時に、一人でぼんやりしている姿が目に付いたのでちょっとおかしいと思っていた。祖父の入院で気を落としているのは目に見えているんだけど、ウチの父はその辺は気付いていたのか疑問。父の苦手分野は「面倒見」で、理由は自分の思い通りにならないからだろう。それは自分が子供の頃から確信していた。・・・まあ、それはいいとして、自分は荷物置いて、軽く食事を取り、ちょっとまったりしたりなんだかんだ。

    後片付けも終わったら、もう23時近かった。父は早々に布団に入ってしまい、自分は持ってきたノートPCでLAN繋いでインターネットなど始めた。母と二人で今で夜更かし。あれやこれやと地域の話題など。同級生の話題も頻繁にでるけど、いや、正直興味ない。母お手製のはちみつゆず湯などすすりながら、一時位まで夜話。そしてぬくぬくの布団で就寝。風呂はいってねえ。翌朝は普通に起床。誰も起きてこないので台所で朝飯製作してたら母が起きてきた。

    夕べ寝る前に電話でアポとって、母の兄の家へ。従姉妹三名様が揃っていて、その長女の旦那と子供も居た。いやどうもおじゃましま。みんな子供をおもちゃにして可愛がるばかりで阿呆じゃなかろかと思ったけど、みんな血の繋がった親戚でありました、向こうが初対面で近寄ってくれないので母の後ろから怖い顔をしてみたら、もっと露骨に逃げ出した。わはは、ざまあみろw。

    従姉妹が保険屋なのでちょっと相談。しかし、前日に母に急に言われたもんだで、まったく考えずに話を聞く。うーん。月々一万円ぐらいなら、とか言ってみたが、自分の収入考えるとちょっと高いようだ。保険は兎に角複雑でわかんない。折角身内が相談相手なんだから、あれこれと話せばよかったんだが、なにせよくわからんかった。一通り話して、振り返れば窓の外には夕闇。あと某外資系IT企業で働いている従姉妹ともちょっと話す。UNIX系のスキルならパねえほどに高いはず。ちょっと教えてくれやー。名刺を三枚置いて撤収。もらったパンフレットを置いてきたのでもう一往復。すっかり真っ暗に。

    すき焼き的な晩飯。親父は仕切りが凄く下手で、仕切る振りして自分のやりたい様にやろうとして、周りに嗜められるというのを毎年やっている。昔は生意気で口達者な俺をずいぶんと嗜めたもんだけど、今となってはこのおやじは人の話きかない奴だな、と思う。おかげで毎年正月の帰省時に振舞われる鍋料理は、イマイチ美味しくない。鍋奉行なんてネタで言われるけど、素でやる人はあのように面倒なのですよ。困ったもんだ。

    叔父が帰ってくるらしい。もう十年以上も会ってない。叔父の長男はもう20ぐらいのはずだけど、最後に会ったのは自分が東京で住む部屋を決める時に、宿として使わせてもらった時。正直、三日の昼過ぎには東京に戻るつもりでいたけど、叔父に会うために伸ばす。が、結局何時に着くのかわからない。なんだよそれ。しょうがないから母に車を出してもらい、お土産を用意する。慌しい。叔父は来たら来たで小一時間で帰るらしい。おい、人数分蟹鍋用意したんだけどー。せかせかとしたまま食事をし、集合写真など取り、叔父の子、二人にお年玉を進呈して、見送る。渋滞には間違いなく捕まるだろうなー。そしてすぐに自分も出発する。大童で忘れものが怖いけど、コレを書いている時点ではなにもない・・・。父の車で新幹線の駅まで長躯。

    ところで、あまり考えずにお年玉渡したけど、自分の従姉妹なんだよな。歳は10歳以上離れてるし、相手は学生だし、そんな不自然なものでもないかと思うけど、どうなんだ。帰りの新幹線でちょっと考えてた。新幹線は混んでいたのでデッキに立っていた。それでもデッキに立つぐらいでおさまった感じ。座席の横まで人があふれることは無かったので想定よりはマシですか。立ったまま寝るなどしつつ、帰京。さて、明日は写真でも編集するかな。

  • ふでのゆくまま

    クソゲーオブザイヤー

    以下で触れるいかなるゲームも実際にはやってません。

    糞ゲー、あるいはクソゲーとはなんぞや。クソの様な出来栄えの酷いゲームという意味でありますね。クソと言っても、何がどう面白いかという価値観は様々。しかしながら、最大公約数的と言えば良いかしら、多数の人々の罵声を浴びるにふさわしい酷いものは、やはりあるのでございます。一般的には「バグが多い」なんてのは致命傷ですかねえ。事前の「宣伝広報が嘘だった」とかも。風呂敷広げすぎた系ですかね。そしてゲームの内容が「ただただ、つまらない」と。内容の話になると、細かい演出がどうとか、動きがどうとかいう話も入ってきて混迷しがちですが、「ゲーム内システムの酷さ、不親切さ」はまた致命傷ポイント。バグはパッチで直る可能性がありますが、ゲーム自体違うものにはならないでしょう・・・。あとは「ボリュームの無さ」あたりも槍玉にあがるとこですか。「え?もう終わり?」みたいな。二回目以降面白くもなかったり。クソゲー掴まされても、「次いこう、次」ってポンポン遊べる人は困りませんけどね、「この一本!」に期待してた人もいるわけで、そういう人の深刻な嘆き、「酷かったねw」で住む人のゆるい笑い、非ゲーマーの部外者の趣味の悪い笑い(私のことかーっ!)が混沌となって、クソゲーオブザイヤーは熟成してまいりました。さてさて。今年罵られたゲームとはどんなゲームなのでしょうか。

    本日で2008年も終わるけど、大賞が決まったと言う話はまだないみたい。いまではプレイ中の動画が配信されたりもするので、実際やらなくてもある程度リアリティを味わいつつクソか否かを判断できそう。あれ、そんな言われるほど退屈ではなさそう、とか。例えば『大奥記』はネタが珍しいし、不思議な動作もアクションゲームではないから慣れれば問題ないし、なんて感じでそこまで酷くないと思った。・・・買ってないから言えることばっかりだ。ゲームを買うなんて十五年ぐらいやってない。テレビだってないんだ!

    というわけで家庭用とかコンシューマとか言われるゲームに縁がないのに、わざわざブログを書いてまでネタにさせていただくのが、「Janline」「メジャーwiiパーフェクトクローザ」プレイの様子はニコニコ動画で見ることができるけど、酷い。うっかり気付かなかったバグがリリースされるということはままある。しかしこのバグに気付かないなら頭がおかしい。これは見てもらえばすぐわかるので是非どうぞ。「Janline」のほうも動画がある。ニコニコ動画はアカウント必要だけど、youtubeは要らないのでそっちで見ることも出来るかも。ゲームの中身以上に発売OKという判断下した人のほうがバグっているのではないか?とも思うけど、いや、そこらは社会の複雑な事情を鑑みて、ゲームの不可思議さだけに注目しときますか・・・。買った人間でもないのにそんなとこまでは攻撃しない・・・つもりだったのに。

    「Janline」は麻雀ゲームです。いいえ、実は違います。・・・麻雀知らない人はわからないだろうけど、修正パッチが配布されてもこれだというから凄い。開発者は麻雀のルールわかっていないのではないかな。オンライン対戦もゲーセンですでに「麻雀格闘倶楽部」と「MJ」の両シリーズが(多分)大成功を収めていてそこに割って入るにはそーーーーとーーーーなモノをぶつけなきゃいけないと思うんだけど、オンライン以前に麻雀が成立しない麻雀ゲームではどうにも。ランキングの集計とかあるみたいだけど。あと、一般的に麻雀て英語圏ではMahjongと表記されるのに「Janline」もなんだかね。掲示板も無くなってるみたいだけど、リンクをindex.htmlに張り替えただけ、ってのも凄い。ソースいじれるなら同じ行をコメントアウトでいけるんじゃないのか。firebugで実際にliタグ消したら、右端の枠も一緒に消えたのでその辺の用意が大変だったんだろうなあ。

    「メジャーwiiパーフェクトクローザ」は今(2008/12/31 19:00~)公式サイトにアクセスするとIDとパスワードを求められます。こりゃまた椿事。ゲーム内容とかもういいや。

    ゲームって製作にものすごいスキルが要ると思うのですよ。プロ仕様の数百万もするようなツールを使えばそこまで難しくないのかもしれないけど、だからってチェックしてないなーってクオリティでリリースしてしまうってのはどうなのかな。自分もむちゃな顧客の言い分にひいひい言ったこともあるし、こんなお粗末な結果の実態もまあそんなものかもしれない。にしてもさ。クリスマス狙いじゃないですか。何でもいいから市場に投げようとしてない?商売戦略として正しいけど、製作側で無理だからどうこうとか、政治に長けた人はおらんかったんかなー。そんなところばかり想像してしまって、笑うに笑えなかった、というのが正直なところだったりするんです。

    クソイヤーオブザゲーム