ふでのゆくまま
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じゅうを我らに
大手のプロバイダーなどが児童ポルノ(としか言いようのないもの)を大っぴらに始めたって知ったときに、「ANIMEとHENTAIで国家を潤そう」、なんてえ意見が現実味を帯びた影響力を持っていることに事象の地平の向こうまでドン引きしたのですが、流石に閉鎖に向かっているようでしてー。まあ当たり前か。しかし出演している女児は何処から見つけてくるのか?ちょっと考えたら「それ」専用に育てられた子供が多数いて、みたいな想像をしてしまって、柄にもなく気分が悪くなったんだけど、あれって親が売り込みに来るらしい。ですよねー。いまだに親の世代(って自分もさほど変わらないけど)にはテレビ業界にたいする強い憧れがあるみたいで、事務所に売り込みにくるんですってよ。これを単に病んだ親で片付けるととある勢力の思う壺って気もしなくはないけど、でもね、やっぱ病んでるよな。
子供ぐらいしかうるものがないって暮らしも現実に存在するってことなんだろうなあ。でも、誰を咎めたらいいのやら。最後には矛先は社会に向かっていくしかないだろう。そこで銃を抜いたやつを咎めるのは簡単だけど、放って置いたのは自分たちなんだぜ。
明るい未来が見えないときに、耐え忍ぶことのみを善良の証にしてもしょうがない。共食いはもう始まってるんじゃないのかしらん。でも俺を食ったらあんた太るぜ。 -
おめかしがおぢょうず
電車の中で化粧をするというのは、モラルがどうこう言う前にちょっと考えてみると、実に合理的な感じだよな。どうせじっとしているだけだったら、無駄にするよりかは化粧の時間に充てると。そんな考え方をしてみれば、書類に目を通す、メールを送るあたりと大差ない。学生が単語帳熱心に読むならば、営業が路線検索するならば、
おばおねえさんは熱心に化粧をする。の、だけど。なんかね。いくらなんでも万人に公開しすぎじゃないのかしら。だって、同じ職場の人にメイク中なところ見られたらどうすんのさ。見つけたほうも気まずいわ。俺だったら必死に気付かないフリをする、というかフリをしつつ全力で一部始終を把握しようと努めるんだけどさ:笑;さりとて。『そんなのは承知のうえで、やむにやまれぬ事情があって幽かな勇気を奮い起こして化粧してるのよと。だっておうちで化粧してたら間に合わないのだもの』『ええそうよそうそうそ』一理あるなあ。自分だって電車の中で済ませたら楽だと思うことがたくさんある。でも、単語帳や携帯とは違うと思う点が一つある。化粧品のサイズだ。電車の中で音楽やらモバイルPCやらってのは、運ぶことが可能なサイズにまで小さくなったから生まれた過ごし方なのであって。化粧台ごと持っていく、なんて話なら誰もが諦めるわけで。でも化粧品ってだーいぶ昔から今ぐらいのサイズじゃないの?でも化粧するおば、おねえさんを見るようになったのは都内では間違いなくここ五年以内の話だろう?日本人が忙しいのも半世紀前からだ。なんでー、ここ最近でそこまでして化粧するようになりましたかー?
といった疑問に女子のみなさんが答えてくれないかなあ。サイズというか、製品が変わったのかなあ?
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Action
10/15日は、BloggerActionDayと題しまして、世界のブロガーが、人類の抱える問題について語るというものです。が、特に書く時間も無く終わってしまいました。世界の貧困、などの問題が一向に解決しないのは、のうのうと「時間が無かった」などという恥知らずな言い訳をする、私のごとき輩が数多いるから、でしょうか。普段からやってる、とか、明日からやる、など、全て論外なんですよね。だけれども、ブログを書いてどうこう、なんてのも、呑気だなあとは思います。フリーチベットってなんでしたっけ??
ライ麦畑で子供たちを見守っている人を、立ち入り禁止の貼り紙をプリントアウトした人が笑うでしょう。
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せむかたなし
出かける直前に宅配便の不在通知が届いていたのに気付いて、その日の遅くに帰宅途中にお親から電話。集配センターから電話があったらしくて、荷物届けられないので連絡くれ云々。「そんな事前に伝えてもらわないと受け取れるわけないじゃないか」などとえらそうなことをのたまう俺。親に伝えてもらった電話番後にかけると、今度は発送もとの集荷センターらしくて、「じゃあ伝えておきますから~」なんて軽い対応に不安。翌日、午前中にお願いしたのに届かない。コールセンターにかけると、ドライバーに説明させますから、電話を切って、そのままお待ちくださいとのこと。すると。十五分ほどして「ぴんぽーん」 荷物届く。何の説明もなしに。なんのせつめいもなしに。中身はふるさと名産の梨なんだけど、ぶちぶちいらいらしてしまって、親に怒気満載でメール。「受け取れたけど、次からは事前に連絡ください」ここまで、お礼の言葉一切無し。
いつからこんな人間になりましたかね。
これが先週の話。ダンボール十五個ほど送ってもらったのに、三つしか食えずに全部腐らせてしまった。異臭を放つ梨は、表面に謎の泡立ちまであって、なんつうか怖い。へたりこんで一個ずつ、床に置いたゴミ袋に放り込む。僅かにバウンドする。かなしい。
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いたいけな携帯(回文) みたいな。
ケータイ小説というジャンルがある、らしい!携帯の画面でメールとtwitter以外読むということをしたことが無いので、そんなに読みやすさに影響があるかどうかわからないけど、文体の特徴としては短いセンテンスをぼっつりもっさりつなげていくのが人気、らしい!最近話題になっているのが、「あたし彼女」って作品で、パロディ生成のシステムも実装されるなど、えらくフィーバーしている、らしい!
実際に読みにいくと、文章がどうのこうの内容がどうのこうの以前に、この程度の情報量でいちいち次へを押して進まなきゃいけないストレスで沸騰する、じっさい!コンビニATMとかで苦戦する御老の気持ちがわかる気がする、じっさい!などと・・・・憤慨したことでも書こうと思ったらさあ、そうでもないんだよね。ただただ次へ次へをクリックしていくというのは、文章にスピードやリズムをのせる良い手法なのかもしれない。切り替わった画面にシンプルに一言ふたこと、一瞬で表示される文字はやっぱり印象的だ。一人称のモノローグ文章なので、思考においてその彼氏がどんだけぇ大きな割合を占めているかってのが、まんじりと伝わってくる。・・・・・・、しばし読み進めると、審査員の秋元康(最近は俺も似てきた)氏が、「台詞のリアリティ」を評価していたのを思い出した。氏は確か恋愛云々的なエッセイも書いていたはず。ブックオフのエリア105で見かけたことがある。しかして稀代の売れっ子作詞家の感性とこの作品のムードがマッチするのもさも、ありなん!・・・でも200ページほどで挫折した。
なんか見知らぬ人のミクシーの日記読んでるような感覚なんだろうなー、これは。作者の最後のコメントも、まあ、なんかそれっぽいよな。フィクションの日記って言うなら自分も相当に自信があるからな、こんな時代が来るのなら、ずっと作家でも志してればよかった、みたいな。
