えさのじかんだ,  ふでのゆくまま

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シリコンスチーマーなる物をお買い上げして、使ってみる。レンジのサイズにぴったり収まるものが手に入った。ぽちっとな、で放置できるのが便利そうだ。手始めには乱切りにした人参を調理する。運用にあたっては、レンジが持つ温め時間はおまかせ機能には向いてないようだ。時間を指定して使うものらしい。初めて使うのに全く見当がつかないんですけども…。

二分ぐらいの加熱をして、できを確かめて、というのを何度か経由して完成。想像通りとしか言いようのないものが出来た、蒸し人参。まずは食べないことにはなんとも…箸でつまんでハフハフと噛り付く。水を使わない分味が濃いというレビューは本当だった。確かににんじん味が濃い。その後、キノコ類なんかもやってみた。味わいにはそんなうるさくないので正直そこはもうどうでも宜しい。何より、ガスやIH火力と違ってうっかり放置しても比較的安全だということ、これが実に頼もしい。

という筈なのだが…。

本来はレンジを使うことで、時間短縮の云々のメリットも大きい。つまり、放置している間になにか他の工程を進めることができる。でも、自分は手順や工程が複雑なご飯なんて作らない。フライパンとか鍋一個で終わるものが殆どだ。切って火を通して味をつける終了。だから、シリコンスチーマーの導入で単純な時短を目指すなら、シリコンスチーマーだけで作れるメニューがなければそうそう達成できそうにない。コンロで何かを作っている間に、レンジでも何かが完成している状態だ。そんなものあるだろうか。

思いついたのが、麺を茹でるという作業。

これはレンジで茹でるための商品がすでにあると思うけど…原理は一緒だろということで水と乾麺を入れて、適当に加熱。確認→全然煮えてないので追加加熱→ということを三度ほどやると、トータルで何分加熱すればよいのかがまったくわからなくなっており、今後役立ちそうなデータの取得に失敗。しかもパスタと蕎麦で二回とも失敗する。ま、まあ…仮にデータが取れたとしても、麺の茹で加減なんて結局は試しにいっぽん口にして判断することですから……あれ?

気付いたのですが、試食の手間が半端ない。レンジ開けてスチーマー開けて熱々でブヨブヨの容器に気を付けて蓋を開けて…。それに調理中の様子も目視できないじゃないかこれ。麺を茹でるに限らず、大体でもいいからうまくいく分量と時間を見つけないと、放置していればできるというメリットが薄くない?これだけのサイズのものを、これだけの量いれる。これだけの時間加熱する。すべて数字で表現可能であるから、一度把握すれば次からは本当に放置できる。いやいやいやいや。そんなもの目分量でもOKだし、不満無いからずっとそうして自炊してるんですわ。「こうすればだいたい上手くいく」というところを把握するまで、すごく手間じゃないか?

ネットで情報をあたると、このシリコンスチーマーのレシピがそこそこ見つかる。レシピってそういうものだ。ちゃんと読めば、切り方、下ごしらえ、火加減に時間とかちゃんと書いてある。一旦は忠実にコピーしてみることが学びでありましょう。「そんなの適当だ思うようにやったるわ平気平気~♪」などと根拠もないのに突撃するのは、以前に考えた「嫁の飯がまずい」の典型パターンだと気づく。

何をどう作るにしろ、このシリコンスチーマーがあれば普段まったくやらない「蒸す」ができる。例えば鶏肉の塊とか、ホッケの干物でも放り込んでみるか?ああホッケを煮つけにしてみたこともあったな。納豆の自作にももう一回挑んでみようか?納豆は長時間の保温が必要だからちょっと無理かな。でも、もしかするとお高いレンジは50度で7時間保温、みたいなことできるのかな。

などと昔の話も蒸し返しておりますけども。

子供が絵本の中身を実体験として話している漫才あるいはつげ義春あるいは座敷童の誇張の無い物真似あるいは本物の座敷童。

新しい洗濯機がミッションをこなす時間がはやい。洗濯が先代のほぼ半分で終わる。先代の洗濯機の製造年はたしか2009とか2008とかだった。今上のものと十年の差があるとはいえ、洗濯機なんて全体として同じような動作しているわけで、こんな進歩するものだろうか。たまたま短時間に特化した商品を選んだか?基本的にサイズしかこまかくチェックしなかったからわからないし、まぁ、調べなおすこともしない。だって不満がございやせん。何より、ガスやIH火力と違ってうっかり放置しても絶対的安全だということ、これが実に頼もしい。

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