• えさのじかんだ

    めし短観2025年10月

    「マルハチ村松 だしプレッソ鰹節」出汁のみ。調味されてないものだという。試しに買ってみたんだけど、ちゃんと調味しないと美味しくないという当たり前の話。自分はそこらで売ってる麺つゆだとか白出汁みたいに、ぶち込むだけというほうが性に合っています。過去に、レシピを見ながら鰹節で出汁を取って麺つゆをこさえたことぐらいはあるのだ。みりんを沸騰させて砂糖と醤油とかつおだし。すると案外うまく作れて、これは桃屋の麺つゆだ!という味になったと記憶している。この商品はそういうことを、面白半分じゃなくて日常として継続できる、こだわりの人向けなんでしょう。当然ですが、砂糖や塩と言った分量の調整も効く。そういうのが必要な人にも需要があると想像します。だから本商品が美味しいかどうかは「わからなかった」という事ですね~。ぎゃふん~。

    https://www.yaizu-zempachi.jp/items/dp_katsuo

    味の素の「CookDo 極 麻辣回鍋肉用」あまり気にせずにお買い上げして、この「麻辣」の部分を見落としており、大変に辛かった。辛すぎて美味しいかどうかどころの話ではなかった。残念。改めて商品ページを見ると、辛口と書いてあるし辛そうな素材画像を使っている。もちろん口に入れるまで気付かないなんてことはなかったけど、炒め始めてすぐにやっちまったなあとは思ったよ。買ったことなさそうなものをあえて選ぶなんてことをやっているからこうなるのだ。捨てるわけにもいかないし頑張って食べました。みなさまも注意深く生きませう。

    https://www.ajinomoto.co.jp/cookdo/lineup/awase_053.html

    日清食品の「完全メシ」は思ったよりちゃんと米の噛み応えがあって良いのですが、今回は台湾めしとのことで。魯肉飯。ちゃんとした?魯肉飯食べた事はないですがどうなんだこれ。具材と米をまとめてお湯で戻すからには、なんかこう…おじやみたいなもの?イマイチでした。決して不味くはないけどね。

    https://store.nissin.com/products/12308

    ビオ・フォルコンブロート。なんだこれ?蒸しパンみたいなレンガみたいな感じで売られていたので、試しにひとつひょいとお買い上げ。フォルコンブロートってのは、ドイツの伝統的なパンですってよ。ライ麦を全面に押し出した感じの、いわゆる黒パンに近い見た目だ。薄切りになっていて、しっとりしている。そのまま齧ると、ボソボソしているしなんか酸っぱいということで、腐ってるのかと驚愕した。そういう物らしい。美味しく頂ける方法を探す気にもならんかったので、我慢してモソモソ食べた。文化に根付いた伝統食品ってところなんでしょう。

    https://www.mestemacher-gmbh.com/product/bio-vollkorn-brot-japan/

    じゃがびーの梅。やはり、じゃがいもっぽい味わいは完全にどっかに行ってしまった。サクサクしているのもイマイチなのかなあ…。梅と相性良いのってなんだろか。ガムとかグミ、酒、米。

    https://www.calbee.co.jp/products/detail/?p=20250328133328

    たまたまカルビーが続いておりますがあ。「ベイクドオーツナッツ&シード」如何にもなアメリカ人の朝めしの雰囲気。牛乳は苦手なのでそのままボリボリといくか、ヨーグルトのトッピングとして。これが大変にうまい。種子を食っているという感覚に満ちている。噛んでいると種からにじみ出る油っぽさがあるのも、ガチっぽくて大変に良いですぞ。(´~`)

    https://www.calbee.co.jp/frugra/product/bakednt.php

  • どくしょかんそうぶん,  ひどいもんだ

    「Oggi」を読んだ。

    はあ?( ˘•ω•˘ )

    おおざっぱに言えばキャリアウーマン向けの雑誌という感じ、のようです。Amazonプライム枠があるとこういう物も読んでみようかって気になるから偉大なビジネスモデルだなあこんちくしょう。内容、広告もそうだろうなあ、こういう感じだろうなあというものが並んでいる。

    コスメ、ファッションのレビュー、アクセサリーの広告。仕事終わればリア充の物語。人物近影は山ほどあるけど知っている人は一人も居ない。一人だけ、ジャニーズの名前知ってる男性タレントがいた。いやーおもしれー。もし、オフィスで見かけるウーマンがすげえ奇抜なメイクやファッションに見えたら、こういう雑誌を買っ…買わないだろうけど、情報を得て世相を調べることとするか。

    Oggi読む人はヤングギターの表紙で両手タッピングしているキコ・ルーレイロを知らんだろうし、将棋世界の表紙でそうた絶対ぶっころの気合を見せる永瀬拓矢を知らんだろう。これは偏見です。もちろんそうです。でも「本誌専属モデル」なんてクレジットされている人物だって、ゴリゴリのメタルTシャツを着てディスクユニオンに居るかもしれないじゃないですか。

    そんなことはないと、断絶を誉れと賛美しているように見えてしまう、雑誌一冊で、自分の狭い世界に石を投げつけられた気分で大変に…おもしろい。

    さて、OggiスタイリストのプライベートQ&Aというページがありました。5つの質問にOggi誌面の制作に関わるスタイリストが回答するというものです。スタイリストの近影とお名前、MBTIと血液型が書いてありました。

    えっ、スピってる?

    マジか、これは驚いた、若者言葉で横転した。あるいはこれってとても一般的な事なのか?履歴書に血液型とMBTI書かないよな?MBTIなんてネットの悪ふざけの一種じゃないのか。良い大人向けの書籍で血液型なんてもの出してくるんだなんて、ちょっと怖い。

    なんというか、世界が広がりました。

  • ふでのゆくまま

    手作りの家

    「東京のサグラダ・ファミリア」とか呼ばわるお宅と聞いて頭に思い浮かぶ人もあるかもしれない。大昔にタモリ俱楽部なんかでも取り上げられた。個人で住居を建築している人物がいらっしゃる。散歩日和の休みの日、ちょっと見に行ってみるかと足を運ぶ。

    現地へ近づくと道沿いは白い塀で覆われている。あの、ビルの建築現場に良くある、ペラペラの囲い。塀というかフェンスかな。過去に一度通りかかったことがあるものの、詳しい場所を覚えていなかった。されはもう取り壊されてしまったのかーっと焦ったが、そのフェンスに沿って歩くと、あった。あったんだけど、あっていいのかこれ??フェンスの内側だ。

    その日は天気も良かったという事で、近場の公園のベンチで平和を満喫し、買い物などして帰宅。ネットで情報をあたる。

    https://www.cinra.net/article/202412-arimasutonbill_imgwyk

    ま、その。タモリ倶楽部に出演するぐらいなんだから、なんだか変な人なんだろうぐらいに思っていた。実際の施工主に関する情報を拝見するのは初めてだったが、建築に関しては素人ではないらしい。ただやっぱり、アートに造詣が深い人らしい。建物の外観は如何にもそういう趣で、名前も蟻鱒鳶ルですってよ奥さん。

    この後、曳家して大体完成という流れだそうだけど、自分が今回目撃したのはその作業が終わった後ということのようだ。タモリ俱楽部にも曳家の回なかったっけ?ほんとタモリ倶楽部って目の付け所にハズレないよなあ。

    気になる事には、建築物として認められるには法律の要件を満たす必要があると思われるけど、その辺が大丈夫なんだろうか…というあたりも、下記のサイトで20年も前から話題になっていた。今の法規でも大丈夫なのかが肝要だと思うのだがどうだろう。何十年もかけるとその辺の事情も変わってしまうと思う。

    https://www.1101.com/selfbuild/2006-09-06.html

    さらには着工当初からの流れまで事細かに書いてあるので興味を持たれた方はご一読。当初は3年ぐらいで出来る予定だったそうな。

    https://www.1101.com/selfbuild/index.html

    自分も過去にこの場所を通りかかった時、全然できそうにないなあ、なんて思いながら通り過ぎた。2017年ぐらいだった筈。いよいよ本当に建物はできたと言える状態みたいだ。あとは人が住むという所をどうするんだろうか。

    という…この一年ぐらい界隈は盛り上がっていたようだけど、私は全く気が付かず。界隈ではないのでそれはそれで良いんだけど、インターネットで野次馬ぐらい上手にやろうぜと思った次第。

  • えさのじかんだ

    めし短観2025年9月

    赤坂離宮の海鮮炒飯。冷凍チャーハンは概ねハズレが無くて大変に宜しい。本商品も味わいやよし、でもエビの食感がいまいち気色悪かった。なんでだろ。冷凍ものの限界か。

    https://www.maruha-nichiro.co.jp/products/product?j=4902165002133

    若鶏のチキンカツ。最近は冷凍の揚げ物も大変美味しくなった。しかしこの商品はニッスイの公式サイトに載ってない。ので商品リンク無し。たまにあるんだよな、なんだろうねこの現象。味わいはまあまあ。カツというほど衣はしっかりしておらず、ザクザクという感じはあまりしなかった。冷凍ものの限界か。

    カップヌードル シンガポール風ラクサ。うまい。油揚げっぽいなぞのかやく入っていたけど、原材料みると本当に油揚げなのか?

    https://www.nissin.com/jp/product/items/11689

    ボンカレーネオ <にんにくマシマシ 辛口> マシマシというものの、殆どにんにくを感じることはなかった。カレーは万物を凌駕するのでにんにく少し入れたところで変化はないのかもしれない。しかし仮に、名前通りの強烈なにんにく風味を足した場合どんな味わいなんだろうか。今度カレーを作るときににんにく丸っと放り込んでやろうかしら。

    https://www.otsukafoods.co.jp/product/boncurryneo/mashimashi.html

    「じゃがビー 広島県産はっさく味」八朔。パワフルに外の皮をむいて、中の皮は歯で切れ目をいれましておててがびしょびしょになりながら齧り付いて。塩とかちょっとつけたりするとうんまい。しかし、じゃがビーとの相性は…ううむ。惜しい。

    https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/181ce873e94f689532facd5aa5c1e503feb60ba9

    「蒟蒻畑 塩レモン味」美味いぞこれ!!ちゃんと爽快なレモン風味だ。リンゴ味やブドウ味と比べて、甘すぎないのが大変に宜しい。無限に食いそうになるので気を付けねばならない。

    https://www.mannanlife.co.jp/lineup/konnyakubatake/saltlemon.html

    西友お墨付きシリーズ。ライチのゼリー。うまい。ライチ味ってのもすっかり一般的になったと思う。しかし俺はライチの果実を食ったことあるか…?

    https://www.seiyu.co.jp/pb/mo/mo-3362

  • どくしょかんそうぶん

    「あたらしい憲法のはなし」を読んだ

    なんとなしに青空文庫の作者一覧を眺めていた。知ってる名前のすくねえこと…無学はこれだから困るね。するとそこに、作家ではない筈の、しかしよく知っている名前が作者として挙げられていた。

    文部省

    これは強い。しかしてその著作とは「あたらしい憲法のはなし」である。読んでみますか。

    https://www.aozora.gr.jp/cards/001128/files/43037_15804.html

    憲法そのあらましはwikipediaでも読んでいただくとして。当時の中学生向けに新しい日本国憲法について説明したいわば教科書的な物。書籍として出来上がったのは1947年8月ごろらしい。昭和22年。同年5月3日には既に日本国憲法が施行されている。流石に発布されてから施行までの間に本書の内容のような説明が各所で…どうかな、されたのかな。

    印象的な挿絵と共に淡々と文章で憲法の精神だとか基本的な仕組みが述べられている。当り前だが、そこで述べられる為政の仕組みは現在の日本国の仕組みでもあるため、三権分立だの基本的人権の尊重だの耳慣れた説明も多いってわけだ。

    サンフランシスコ講和条約よりも前であるから揚揚と「国民主権」と言ったところでほんとのところは国家の存続も怪しかったのではないか。シベリアからの帰還事業も始まってない。戦争は終わったものの、もしかしたら見切り発車だったのかも?実際のところどうだったんだろう。二年も経っているからそんなことは流石にないか?

    そんな時期、中学生に世の中が変わりますと伝えるのはどういう感じだったんだろうか。家族を失った生徒だって沢山いただろう。寺の鐘だとか家の鍋みたいなもんまで提供して戦争を支えたのに、軍隊とか兵器とか今後そんなもん(ヾノ・∀・`)ナイナイって話になった。想像も及ばないが、やっぱり困惑したんじゃないかな。平和を謳歌するなんて世相には程遠かったんじゃあないか。衝撃だったろう。あるいはその激動を受け止め、僕らがこの国を作り直すのだ!って志を抱いた少年もいたんだろう。そうじゃなきゃ未来がない。

    個人的な妄想の話は良いとして。

    一通り読んでみると、前述のように当然聞いたことのある内容が多い中、衆議院と参議院の二院制について、野球で例えて「バック・アップ」という言葉で説明されているのが新鮮だった。どこかで目にしたことがあるけど、戦時中は野球の審判のコールもストライクとボールを使わなかったらしい。敵性言語なんつって。この変わりよう。そして終始、戦争良くないサーセンの一点張り。この変わりよう!!!「今お伝えしているような(民主主義的な)仕組みが過去に無かったから戦争になったのです!」みたいな事まで書いてある。そうとも言い切れないんじゃないのか?という事は当時の世界、とりわけ同盟国の顛末を見てもわかりそうなもんだけども、当時の学生に知る由もなく、ほいで残念ながら戦争自体が未来から消え去ることもなかったのであります。

    もひとつ。選挙制度について説明する中で「しかし、いくら普通選挙といっても、こどもや氣がくるった人まで選挙権をもつというわけではありませんが」この一文を入れた理由についても興味がわく。今までは”そういう”人たちなど捨て置けばよかったものが、日本国憲法の下ではそうも言ってられなくなった。こんな実態に備えた説明と読みとることもできないだろか。無下にすることもできないが、かくかくしかじかで選挙への参加はご遠慮願う。戦前の制度ではどうだったのか比べないとこの自分の想像が的を得ているかどうかもわからんが、ちゃんとしたソースで調べるのはめんどくせ。じゃあ現行の制度ってどうなってんだろう。簡単に調べてみると、重度の知的障碍者でも選挙権自体はあるらしい。

    日本国憲法も変えるの変えないのと騒ぎがあったけど、そんな議論がすぐ引っ込んでしまう。これじゃあ変えようと思ったらまた戦争するしかねえぞ。しかし日本国憲法九条に「国際紛争を解決する手段としては」放棄するとある通り、埒のあかない議論にケリを付ける手段としてはまこと合憲であります!村田製作所謹製、戦艦大和朝廷武蔵丸がその全貌を顕し、その主砲の驚くべき射程距離、呉の軍港からはるか真珠湾を直撃!気象衛星ひまーりから放たれるSOLはネバダ州全域を2秒で湯豆腐にいたします。

    80年たってこんな大人がいるのでもうだめで草生えておりますが、憲法の条文一個をすんなり変えれない事を堅牢とみるか脆弱とみるか。次の戦争が終わるまで分からないってんなら、本当にもうだめだ。トラトラトラ。