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ははのひ
母に何をか贈らむや。・・・うーん。・・・むーん。・・・ぬうううん・・・。わからんな。一緒に暮らしてないから、「あっ、これがあったら良いんじゃね?」って発見がない。正直困った。で、こういうときはギフト券とか食料品というのが相場なんだけど、さて母は何が好きだったっけ・・・。そこで父に電話で訊いてみた。その答えがまた素晴らしい。若いフリをするという資質は父から受け継いだものであることを実感したのだわ。ああ恥ずかしい。恥ずかしくてこんなところにかけない。きゃー。
というわけでもろもろ贈りました。一方自分のもとには下着と靴下がとどいた。それはそれで、偉大なる日常の賜物である。はれるや。
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雑記
開け放った戸から飛来物。叢が近いのでよくあること、開け放ったままにすればそのうちに出て行く。日差しがもう眩しい季節になりました。三日ほど干しっぱなしの毛布を取り込んで、休日はもうお終いなのです。あなや。
さりとて部屋掃除。主に部屋からの不要物の撤廃に成功したんだけどまあ、良く考えればら。アジトには押入れというものがあって、二年ほどまともに開いてもないんだけど、中にあるものは真・不要物。想像するに、壊れた小さめのファンヒーター、壊れたギターX4(!)、キーボード・・・は取っておきたいけど・・・一回も使わないままの厚い布団などがある。書籍もあるかもしれない。衣料品も結構あるはず。・・・夏休みの予定が埋まったな。
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amazonなどのネットでお買い物は、始めてみると確かに便利すぎる。商店街が閑古鳥云々という話は耳にするけど、これでは残念ながらこのシステムを作った人の勝ちだと言わざるを得ない・・・24時間あいてます、発送してくれます、コンビニで受け取れる商品もあります、クレジットカード使えますなんたらかんたら。食料品はスーパーに買いに行くけど、米とか缶詰みたいな鮮度関係ないものは、もうネット注文でまとめ買いしかしないと思う。この便利さゆえに、個人的に一番シビアだった「値段」をあまり気にしなくなった。正確には高いかどうかは検討するけど、安いかどうかは検討しなくなった。自分は一人暮らしだから宅配の受け取りに難があるけど、誰かは家にいて宅配を受け取ってくれるというなら、もう外に出る理由がなくなる。自分の住む街に不満は無いのに、こんなことしていたんじゃあゴーストタウンになってしまう。
商店街でamazonの倉庫とか始めたらどうか。
さっき飛んでた虫がまだ部屋の中に居る。殺虫剤なんて年に一度も使わない。
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部屋整理
連休といえば部屋掃除、これってなんか男の趣味って感じ。
その実態はあばばばば、情報量と物質量に翻弄されること頻りなんだけど、今回は捨てさえしなきゃおkと分類していた書類たちを整理することにした。想定では有効期限の切れた割引券とか、処理済の通知書類などがいっぱいあると思ってた。市民税の額面とか銀行からの通知とか。しかしてその実態は、12年前の英検の受験票とか、大学の履修届けまで出てくるありさま。これはいくらなんでも放置しすぎだ。しかもその受験票の写真が痩せてるのなんのううう。水道止めるぞごらあああ、という役所からの通知などもあった。水道が止まりそう、ええ、そんな暮らしをしている時代もありましたし、もっと当時の人生のピンチを感じる書類もあった。大学の履修届けを見ると、二年修了時で卒業必要単位の殆どは終わっていた。三年生になると、週に三日しか履修していない。この時期、腐るほどあった時間で何かに打ち込みたかったなー。いや、ギターと読書に打ち込んだんだけど、そんな娯楽趣味じゃなくてさ。あばばばばばばば。
そういうモノを捨て捨て捨て捨てしていくと、残るのは現状で利用する会社の書類とか、各契約書などになる。紙の枚数で言ったら1000分の一ぐらいに減ったと思う。でも所詮紙なので、それで部屋が広くなったりはしないんだけど・・・。あとは書籍を減らして、CDをどうにかしたい。
書いてて思い出した、廃品回収のおっちゃん捕まえて、何点か持って行ってもらった。これはだいぶ広くなったのでうれしい。一部有料でお金かかったけど、タダでゴミが捨てれるなんて今までが単なる奇跡だったと思えばおっけい。
そして部屋掃除はこのまま深夜まで続くのです。
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武蔵陵墓地に行ってきた。
昭和天皇・大正天皇の陵墓に行ってきた。一言で言うと不思議な空間。
中央線で終点の高尾まで。駅からは徒歩。大雑把な記憶を頼りに歩いて道を間違えるが、この山がそうだろ、と思われる林をすぐに発見できたので、それに沿ってぐるりと歩くこと十数分。普通の住宅地の裏道みたいな所に出てなんか不安になるが、目的地は墓地だからなあ、そんなもんかと思ううちに入り口に到着した。
到着は14:30ごろだったと思うが、案内には15:30まで入場が出来る旨が書いてあり、一瞬焦る。特に受付的なものもなく、他の人の後に続いて玉砂利の林道の奥へ続く道へ進んだ。内部での飲食は禁止のようだ。手水があり、いちおう口をゆすいで手を洗う。正式な作法とかあるのかもしれん。道幅の広い玉砂利道をザクザク足音を立てて進む。両側には背の高い杉の木があり、一番低い枝は自分の目線ぐらいの高さ。花粉症の人は春には近づけないと思う。
少し歩くとY字の分岐になっており、右手に昭和天皇の武蔵野陵(むさしののみささぎ)があり、左手に大正天皇の多摩陵(たまのみささぎ)がある。まずは右へ行くことにした。自分以外にも家族連れなどがおり、連休初日ということもあって十名ほどの姿が見られた。家族連れのほかに、年配の男性が一人、あと30ぐらいの女性も一人いた。10歳ぐらいの子供らに天皇について父親が説明しており、どんな説明をするのか興味津々だったが、あまり近づくのもアレで聞き取れなかった。また、警備も一名だけだが待機しており、立ったままシリアスな面持ちで様子を伺っていた。靴がいかにも実用的な感じのブーツで、体躯も絞れた体をしていた。いわゆるエリートなのだろう。油断の無い気配が陵全体を包んでいる。
昭和天皇の陵は道なり正面にあり、右手には香淳皇后の眠る武藏野東陵(むさしののひがしのみささぎ)がある。どちらも見た目には大差がないように思われる。正面には大きな木製の鳥居が設けられている。丸く加工しただけのようだ。目前まで行くことは出来ず、二重の柵があり、だいたい30mぐらいの距離まで立ち入ることができる。どうも携帯で写真を撮るのは憚られるようで撮らなかった。撮影している人自体は何人もいたので、特に禁止ではないと思う。
ただそこにあるだけの風情で、陵墓に何かの覆いもないし、案内板などもない。恐らく皇族の揮毫と思われる石碑がぽつんと建っているだけだ。観光施設でもあるまいし当たり前なんだけど、自分はなにか見栄えのするものを期待していたらしいと気付きやや反省する。黙祷し、すぐ脇の武藏野東陵も眼前まで行ってみる。またここで黙祷。
今思い出したんだけど、二礼二拍一礼・・・の音の出ないバージョンをやるべきだったんじゃないか。たしか神式の儀礼である。母方の祖父の葬儀はこれだった。しかし半ば観光気分で赴いたので、その辺の調べは一切していなった。
道を引き返し、先ほどの分岐へ戻り、大正天皇の陵墓、多摩陵(たまのみささぎ)へ向かう。こちらはだいぶ高い位置に埋葬されているようだ。階段は当然昇れず、昭和天皇と比べるとだいぶ見上げる形になる。それ以外に大きく異なるような点は見当たらない。ここで少々疲れたので、日陰にある石のベンチに座って休む。詰所から視線をジリジリと感じ、ノートPCを出すのはさすがに憚られた。本当に観光気分である。不敬の国民であります。先ほどの警備員も妙に自分を見ていたようだ。きっとこういう年恰好の人間が過去にいろいろトラブルでも起こしているんだろう。
そろそろいいかな、と思い、また道を引き返し、入り口へ向かった。正直な話、何か珍しいものでもあるのかと思っていたが、珍奇なものはなかった。ただの陵墓である。業績を称えるものも、故人を偲ぶものもない。しかし昭和52年産まれの自分には昭和の天皇ははっきりと記憶に残っている。あのじーさんが何を成したのか、断片的とはいえ知ったのは最近だ。敗戦、そして復興と、昭和の60年を越える治世に感じ入るものがあるならば、一度足を運んでみてもよいでしょう。以下、参考URLなど
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昭和
かくして昭和の日。その前はみどりの日だっけ?その前は・・・?ああ、昭和の天皇誕生日か。
小林よしのり「天皇論」「昭和天皇論」を読む。うんんむ、すばらしい。どちらも固い内容ではあるけど、特に「昭和天皇論」は横山の三国志読んでるみたいな面白さがある。
「温州蜜柑でございます」「あ、そう」・・・おお、不敬なネタ。
天皇という立場の特殊性は中学の授業でもなんとなく聞いた。「国民の象徴」って具体的になんだよ?って思ったし、「内閣の承認によりこれを行ふ」・・・?って実際は偉くないのか、って思った。(今にして思えば)いわゆる日教組系列の思想が所々色濃く滲んでいたような、しかし暢気など田舎の中学校だ。それ以上に話が深くなるわけでもなく、誰も興味を持つではなかったと思う。その前年ぐらいには昭和天皇が崩御したけど、「珍しいイベントに遭遇したもんだな」としか思ってはいなかった。まあ普通そうでしょ。だからこそ、知らないことが多くて、「昭和天皇論」は面白かった。RPG作れそうだ。伝記モノと考えても良いね。戦中戦後の話が大部分なのは・・・まあ仕方が無い。もともとエンタメ本ではないし、争点の多くを検証するにはどうしてもそこになってしまうんだろう。
今上天皇の即位の礼の動画などがインターネットの力により広く閲覧可能である。
そういえば昭和天皇陵はそんな遠くかった筈。・・・高尾から徒歩三十分ぐらい?ここか。近い。こりゃ行ってみるしかねえべ。