• えさのじかんだ

    お料理系男子は自前で燻すという。鶏のささみやなんやらと燻製にして食うらしい。最近はそういうものを作るキットを売ってるが、それにしてもご苦労なことで、ものぐさな自分にはなかなかやってみようという気にならない。そもそもアパート暮らしでできるわけがないと思うが。まあ出来上がったものは間違いなく美味かろう。

    ここ一年ぐらいだろうか、コンビニに一個500円近い缶詰が並んでいる。鮭のハラスやサバやウィンナーなどがラインナップだ。これが大変に美味で驚く。燻製の味わいが実に好みで素晴らしい。業務用燻製風味調理液なんてものがあるがそれはおいといて、美味い。そんなに燻製が好きという認識はなかったが、疑いようもなく私は燻製が好きだ。ちゅっちゅ。

    初めて「いぶりがっこ」の名前を耳にしたのは深夜にやっている流浪の人気番組だと思う。その呑み企画では、酒屋を巡ってただ呑むというものだったのだが、つまみに出てきたのが「いぶりがっこ」だった。同僚に秋田出身のやつがいるので聞いてみると、秋田名産としてはそこそこ有名だと。たくあんの燻製みたいなもん、らしい。…燻製…。ならばいつか食ってみるかと思った矢先、ご近所のスーパーでふつーに売ってた。あらま。

    これがまた美味い…。麦茶との相性がたまらん。元が野菜だと思うといくらでも食ってしまうが、塩分キツイ。…まあすぐに飽きるだろ。

    唐突ですが食料品の調達です。

  • ふでのゆくまま

    centigrade 150

    毎年ながらこの季節の過ごしやすさよ。

    地方から修学旅行的なイベントで来ていると思われる中学生が見られるのもこの時期だ。制服着て5~6人で男女混合で群れているからすぐわかる。んで、自分が駅で見かけるということは、いわゆる通勤ラッシュの時間帯。あのね、なんでそんな時間に電車で移動するようなスケジュール組みますかね。どうせ学校から何時に宿泊先を出て、戻りは何時で、なんて言われてるんだろうけどもさ。もうちょっと学校も配慮してやれば…と思うのだが、案外当人たちも楽しんでいるのかもしれない。やっぱりみんな原宿行ってスカイツリー行って雷門で写真撮って、なんてするのかね。レアなスポットを楽しんだりしねえのかな。

    レアスポットに足を運んできた。高輪橋架道橋であります。品川駅近辺にある、山手線の下をくぐるための通路なんだけど、一番低いところで1.5mしか高さがないらしい。地下鉄で泉岳寺駅が近い。A4出口から出ると第一京浜道路沿いにでる。南にある高輪センタービルを目指して歩き、ビルを超えればすぐに入り口だ。

    takanawabashi1

    ゆっくりと歩く。実際にやや屈むところはあったけど、167cmの自分でもほとんどは普通に立って歩けた。150cmの部分ってもしかして歩道ではなくて車道なのか。ここ数年で随分話題になったようだから、自分のように野次馬的に通行する人の姿も、姿も…ま、一人それと思しき人はいたけども、じっさいここは近隣にお住いの人やタクシーの近道としてよく使われているらしい。

    抜けると、そこに小さな公園があった。水道の生臭い水で手を洗い、ベンチに腰掛けて一休みする。実はここに来るまでに他の場所もほっつき歩いてかなり疲れてはいた。公園は思ったより奥行きがあり、遊具も何点か置いてある。ここいらのアパートにお住いの親子連れだろう、にぎやかに遊びまわっていた。とろける様な平和がここにある。いくらでも長居したい雰囲気だ。とはいえ明らかに不審者な感じなのでそそくさと退散する。

    高輪橋架道橋を抜けた道をそのまま進むと、品川駅付近にでる。東京に住んで20年近いが、おそらく初めてだろう。大きな駅だ。天井が高く、頭上の空間が広い。先ほどの1.5mとは比べようもない。そういえば品川丼などといった名物があったのではなかったかと思いついたが、もう疲れていたので帰ることにした。途中で回る寿司でたらふく食って休日終了。

  • ふでのゆくまま

    等々力渓谷へ

    一つ前の投稿が真冬の風情であるのに、今回は、完全に夏の一日。等々力渓谷という所へ行ってきた。淡々とつづるだけであるので訪れようと企てている皆様のご参考になれば。

    5/3 11:00ぐらいに等々力駅に到着。ド快晴。等々力駅から人の流れに沿って歩く。混んでいるなどとは微塵も思わなかったけど、そーいえばGW二日目にしてド快晴のお昼前、一年で一番混んでいても不思議ではないのであります。想像以上に近くに渓谷への入り口がある。階段で下りるが、渓谷はそこまで深くはない。名だたる観光地のような大袈裟な景色ではないのだが、これでも地理的には渓谷と呼ばれるのだろう。

    谷底には小規模な川の流れがあり、川面から2mほどの高さに歩道がある。水深20cmぐらいだろうか。川底は見えている。歩道のスペースは狭い。すれ違う事は出来るがやや気を使う必要がある。先に述べたように、一番の混み具合かもしれない本日でこの程度ならそこまで憂慮するもんでもないかな?見上げれば緑に覆われており、文句なく美しい。歩道があるだけなので、ゆっくりと腰を下ろして過ごすような場所ではなさそう。虫も多い。

    思ったより歩道は濡れていた。山側から染み出る水もあるんだろう、所々にぬかるみがあった。狭い事もあり、混んでいる日には足を突っ込むぐらいは覚悟する必要がある。キツイ起伏もなく、のんびり歩むには不満ないが、やはり狭いので周りのペースに合わせる事にはなる。渓谷自体は15分ちょっとも歩けば抜けてしまう。そのまま住宅地を抜けて十分ほど進むと多摩川の土手に出る。土手に沿ってしばらく歩くと二子玉川の駅前に到着する。案外良い散歩コースとなりそう。渓谷の道中には茶屋と等々力不動尊があるが、混雑していたし、どちらも素通りした。

    二子玉川からは渋谷にも、都心部へも出れるので良い。