どくしょかんそうぶん

「塗仏の宴 宴の始末」を読んだ

一応ネタバレ。ぴえんな人は死んだふり。

結局、「支度」も「始末」も読んだ。こンだけ長いのを読んだのは初めてだったかもしれないサ。案の定、誰がどこと関係があってどこどこに移動した、とかあまり把握できなくなった。メモとかとって横に置きながらじゃないとだめだあ。とはいえ、流石に全く右も左もわからんほどに忘れるものでもなく、存分に楽しめた。正直な話をすると、加藤〇〇って誰だか最後まで読んでも思い出せなかった。主人公が「うっかり関わった」と失態を認めたものなんだけどな。ほんとう?誰だよ。

そういうわけなので、おそらくは他の人よりも体感でマシマシに散らかったスジがまとまり始めた終盤はお見事なものでした。なぜてんやわんやで現地にまで移動する必要があったのか、という点にもちゃんと回答があった。各人が催眠術で自分の記憶を…。本作には「不思議なことなど何もない」という決め台詞みたいなもんがあったが、本作のメインのトリックである催眠術こそがたいそうに不思議なものだと思うんだけど…まあそこはお約束みたいなことかな?よくわからない。「記憶を改ざんした」で済むんだから不思議と言わずしてなんと申さむ。んでシレっと記憶が戻るってなんだエスエフかな。

読み終えて、冒頭。「宴の支度」の冒頭を思い出す。あれは死体だったのではないか、みたいな文章があったと記憶している。確認してみると、文章はちょっと違ったが、その「場」にいた人物の名前が書いてある。その後しばらく読み進めると、物語の後半でも出てくる人物、これらの人物が何年までどこどこにいた、みたいな情報もさらっと書いてある。「建物の位置は同じように思うが住んでいる人の話が容量を得ない」という核心まで触れるようなことを書いてある。とても記憶しながら最後読めるものではないと思うけど、これを覚えておかないと後ほど意味が分からないような小説は作らないだろう。このテの情報などをちゃんと覚えて読み進める読者なら、先の展開が読めたぞってニマニマできるんだろうか。なるほどなるほど。

そう思って何か所か飛ばしながら読み返すと、やっぱりこれどういうことだろうか、と思う場面がぽろぽろでてくるけどもういいや諦め。自分が忘れておるんだろ。

記憶がどうとか出てくるのでまたBIGBROなんとかってオチで〆ようとしたけど、イマイチなのでボツであります。以上。

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