「はりぼて」を観た
富山の新興ローカルテレビ局が、市議会のなんか不正を暴いてなんたら、というドキュメンタリー。取材してたら不正が続々出てきました~って話。内容はあらすじ通りというか、捏造された領収書がザクザクでてきて市議会議員たちの不正が発覚していく。ま、それだけと言ってしまえばそれだけ。もちろん、それだけで大問題だとは認識しております。
本作の映像って、本作品で初出なんだろうか。取材が続いていた期間にテレビ番組内でも流したと思うし、そう思われる場面も作中に見て取れる。事件から数年経過して今、なぜ映画という形になったんだろう?何か主張したいことがあったんだろうか。わざわざ(?)映画化して、タイトルを付けた。号して「はりぼて」と。言葉の意味自体は普遍的な物だ。じゃあ「はりぼてなのは何か?」って事になるんだろう。本作を観た印象だと、ちょっと捻くれると「市民の声」とかになったりする?
配信サイトのレビューには映像は三流なんて書かれていた。現場記者のドキュメンタリーなんだから、そんなもんだろうと考えていた。実際に観てみると想像内の映像だったけど、確かに少々わかりにくい感じがあった。最初のほうにあったナレーションが途中でどっかいってしまった…。「半年前」と画面に出た後に、いつ現代に戻ってきたのかわからなかったし、何度か映っている建物もなんだかわからないし。→ググったら富山市庁舎っぽい。キャスターが部長に「話いいですか?」って伺う場面の映像もなんだこれ?ってなる。テレビ局って、業務中のオフィス映像がストックされてるもんなの?最後には、「んでどうした?」みたいな疑問が残ったというか。う~ん🤔
報道とかで目にする、インタビュー中の画面に表示されている氏名と肩書。やっぱりこれがないと、いまいち話が入ってこないものだな、という実感があった。でも映画で画面に人物が出る度に、ふわふわ名前がくっついて浮かんでいるというのも、コレジャナイ感あるもんな。なんか不思議だ。俺は一体何を観たんだ。