剰余
ほんのわずかだけ必要なものが、セットでしか売ってないということがあります。自分の場合は、はがきや封筒、ご祝儀袋に香典袋…。勿体ないので余ったのは取っておきます。次に必要になった時に慌てて買いに行くぐらいなら、そりゃあ取っておきますが…数年前の年賀はがきが10枚もあったり、いろんなサイズの茶封筒が数十枚あったりして。流石に処分しました。
はがきは郵便局で交換できるとうろ覚えしていたのですが、調べてみると手数料分を差し引かれて、切手と交換らしい。切手だって、年に一回も使わないな…。それに年賀はがきは、交換できる期間が限定されているらしい。官製はがきは2,3枚しかないというわけで、全部処分。
これらと保管場所が近かったので、ついでに、なんとなく取っておいたマニュアルの類も処分する。処分済みの家電のマニュアルとか出てきやがる。棚とかの組み立て/分解のマニュアルは紙で持っていたほうが便利なので保管するとしても、電化製品の神マニュアルはいらないよな。インターネットもスマホ使えないけど家電を自力でなんとかする必要がある!そんな場面があるだろうか?暴走したら電源引っこ抜くし、動かないのは一旦は諦める。そんなもんだよな。
んで…紙対応だけに留まらず、ここ数日整頓やっておりまして。すると、棚に空きが出来たりカラーボックスもスカスカになったり、模様替えでもして部屋を広く使えるチャンスではある。ただ、いろいろ配置の組み合わせから考え直す必要があるし、どうみても50cm四方ぐらいしか広がる可能性もない。正直、サイズをぴったりしたもの選びすぎたなと…余地がないのよね。
その、余地を少し作ったと思えば良い。
スカスカの棚に何か置くことができると仰せだ。なんだろ?鉢植えサボテンか?そのような、インテリアのようなものをお買い上げしたことはないかも知れない。じゃあ何か思い出の品でも、というところだけど、それこそ乏しいわ。かつて、トロフィーとか思い出の写真とか賞状とかをガラスケースに並べてるお宅にお邪魔したことがある。お子様のものなんかも含まれていたことだろう。自分が真似してみようとしても、何もないなあ。そういう人は、当人にだけ意味があるオブジェクトを奉じる。その人格は思い入れで奮い起こされるが、実用性で殴ると死ぬ。
余地に思い入れがあるということにして、脱いだ上着でも置きましょ。
小寒。