• えさのじかんだ

    めし短観2024年10月

    ペヤングの焼きそばを食った。ずいぶん久しぶりな気がする。とっても美味い。以前よりペヤングが大好きだったという事実もない筈なのに「やっぱりこれだよな~~~」としみじみと懐かしく美味い。刷り込みって奴だろうか。子供の頃のCMまだ覚えてるんだもんな。ペヤングの名前の由来がペア・ヤング(pair young)だと聞いたことがある。でもURLはpeyoungですって。確かにpairyoungにしたら焼きそばのペヤングに繋がらない。でも例えばpeyangなんてしたらヤング要素がどこかへ行ってしまう。ジャポニスムの魔境、言の葉地獄祭文。まろやかぁ~ン。うまい。

    https://www.peyoung.co.jp/products/000007.html

    かっぱえびせんのフレンチサラダ味を食う。なんだこりゃ。よくわからん。不味くはないが普通のでいいよ。(期間限定商品だった模様。実際に買ったのは6月の末ぐらいか)

    https://www.calbee.co.jp/newsrelease/240508.php

    同じくカルビーから、ケンタッキー・フライド・チキン味のポテチ。早速頂いてみるが、マジで美味しくないので困った。芋と鶏肉が同じ味になる筈もないのは当たり前だけど、なんーーーの驚きもないコンソメチップスみたいな味で、Gordon Ramsayだったらゴミ箱にブン投げてる。F$$k me!!!!

    https://www.calbee.co.jp/products/detail/?p=20240606173307

    レンチンお料理シリーズ。今回は「鶏とねぎの香ばし醤油味」をチョイス。鶏もも肉を一枚放り込むというなかなか豪快な物。長ネギを入れて、きっと焼き鳥で言うところのネギマの味わいかなと想像したら、本当にその通りになった。レンジの中でパンッパンに膨れている状態を見ると本当に大丈夫かと心配にもなるが…問題なく作れた。だいぶ濃厚な味付けで、学生のお弁当のおかずなんかには良さそうだ。ご飯の上にドカンと載せてしまえ。なお、胸肉を使うなと念押しがされている。胸肉はレンチンで破裂するのは自炊勢にもおなじみだ。こういう密閉タイプに向かないんだろう。

    https://www.ajinomoto.co.jp/steamme

    キッコーマンの低糖質麵。大豆麺。味わいまあまあよし。実際に食べた商品が公式サイトのリストにないんだけど、俺、何を食ったの?

    https://www.kikkoman.co.jp/kikkoman/soynoodles/set

    幻と呼ばれる梅干しを頂いた。ぶよんぶよんのハチミツ漬けだった。しかし、幻とまで言うからには、期待していたのはクッソしょっぱいすっぱい、保存食としても成り立つ、日の丸弁当に使うような本格の梅干しでありました。コレジャナイ感。とはいえ味わいは良好。おやつに消費する。

    https://okahata.com/SHOP/151232/150153/list.html

    じゃあ、ってんで梅肉のチューブ入りを試してみる。こちらがうひょおおおおおおおおおおというほどに酸っぱくて、頼もしい。これこれ!!どう使おうっかな♪タモリ倶楽部の傑作企画の一つに「焼酎の梅割りに合うのはどんなタイプの梅干しか」という企画があった。こういったチューブ梅肉はどうなんだろう。酒飲みの方に、お試しいただきたいものであります。わたくしは茹でたオクラにでろでろぶっかけて食った。

    https://housefoods.jp/products/catalog/cd_1,091587,spice,neri,popular.html

    野菜生活100の甘夏&レモン。見事に野菜の味がすっとんでいる。微かにパセリっぽい風味があるかな?これなら野菜嫌いのキッズにもいけるかしらん…ああ、季節限定ですってよ。

    https://www.kagome.co.jp/products/drink/A4236

  • ふでのゆくまま

    忘れもの忘れ

    風呂でシャワーを浴び始めて、ふと視線を左に送るとオレンジの靴下が干してあった。

    風呂に干していた靴下を取り込まぬままに、服を脱いでシャワーを浴び始めたということのようだ。なんというか、がっかりだ。がっかりすぎて10秒ほどそのまま眺めていた。確かに風呂に干した洗濯物を取り込んだ。取り込んだのだが、この一足だけが残されていた。先に他に干してあったものを取り込み、まだこの靴下が残っているにも関わらず何か他の事をして、そこで残ったこいつを取り込むのを忘れられたのだろう。自分の人生にはこれが多い。さっきまで持っていたのに、どこに置いたっけ?みたいなこと。そんなもんだから、鍵、スマホ、調理中の火といった取り返しのつかない事になりそうなものは特に気を付ける習慣ができた。

    靴下なあ。例えばこの一足が自分の見ていないところで不可思議な穴に放り込まれて消え去ったとしても、気付かず過ごすだろう。風呂に干してある洗濯物なんぞ、注意を払う対象ですらないのであります。慣れた申し開きをしておりますが、それ以上に気付かないってところね。視界に入らないものだろうか。自分で再現してみたが、確かに案外目に入らない。FPSゲームみたいなクリアリングするわけじゃないからな。風呂の入り口の折り戸を開けて、正面にシャワーがある。一目散に浴びようとすれば気付かないもんな、いやあしょうがない、わけねえだろ😰大丈夫か俺。

    なんでその一足だけ後回しにしたんだろうな。ミステリー小説だったら、謎解きの鍵になってしまう。「犠牲者はここで靴下を一足だけ干したまま、現場を離れた可能性が高いのです!」「馬鹿を言うな!やっぱりそんなことがあるわけないだろう!」「しかしそれ以外に考えられないでしょう。先ほどもその結論となったじゃないですか」

    22:00を回った。薄明り。小部屋。沈黙が続く。一同がうろたえたまま泳がせた視線が徐々に自分に集められ、そこで終端していることがわかった。納得できない点はあるが、いったんはこの結論で前へ進めれか良いじゃないですか。そう言っている。全員がそうしましょう、そうしましょうとお互いを後押ししている。まずは一旦この部屋から出せよと謗りながら眉間にしわを寄せている。しぶしぶ口をひらいた。

    「こちらにあるペットボトルのキャップのようなもの―――」ジップロックの中に雑に放り込まれた、まさにキャップのような黒い部品。椅子の真下に落ちていたものだ。しかし、椅子にはその”キャップ”をはめる場所が見当たらなかった。横から見ると凸形に絞られており、その狭くなった首の部分には何か液体が残っている。潤滑油だろうか。普通に考えれば椅子の部品だ。椅子のメーカーと商品の特定はできているので、明日の朝に問い合わせる事になっている。こっちの鑑識もこの時間では動いてはくれない。それにこの部品だけ渡してもどうしようもないだろう。あいつらはこういう部品に異常に詳しい。まさに職人のカンとでも言うべきものだろう。明日、現場で椅子と一緒にあれこれ調査してくれれば、案外すぐにわかるんじゃないかと期待している。その期待というのは、勿論、「この部屋にある家具の部品ではないですね」だ。そうすれば実行犯の手掛かりとなるに違いない。

    しかし、俺はこの部屋に一人で住んでいるわけで、やっぱり椅子の部品だと思うんだよなあ。椅子は問題なく使えているけど、この部品が取れたことで何処かの接続というか、組み合わせがおかしくなって、普通なら壊れないような場所がある日突然ガッコンと外れたりするかもしれない。そう思ってもう二回ほど椅子をひっくり返してマグライトで照らして「🤔ふーむ」なんてやっているのだけどな~~。あるいは机か?机の部品だったら、猶の事すぐに影響が出るだろう。ドゴシャと崩れ落ちてもおかしくない。今日はちょっと念入りに調べてみるか。机の下に潜り込んで、こんな時だけでも体重半分にならんかねとひいひい言って足の部分とか隅っこの結合部を覗き込む。脱いだ靴下がゴミ箱の影から出てきて、床に顔を近づけたままため息ついていると、なんか風呂場のほうで何か落ちたような音がした。ああ、そうだ、洗濯物を取り込もうとしてたんだった。オレンジの靴下を握りしめて、いったん机の下から立ち上が―――

    やれやれ。

    知人が親が存命のうちに実家の断捨離をしておけと。ほんとその通りだけど、こちらから懇願してもやらないだろうなあ、めんどくせ。言う前に自分もやるかーという秋の一日。

  • fuckyeahinternet

    広告が全部嫌いなわけじゃないけど

    Amazonのプライムビデオに広告が流れるというニュースを聞いて、さてどうやって流すんだろうと考えた。例えば映画作品だとして、流石に本編の開始前後に広告が流れるんじゃないのかと想像した。改悪ではあるが、そこまで問題にならなさそうだ。しかし、ストリーミングサービスは途中で停止ができるというのも大きな利点で、それを前提に浸かっている人だって多い。出勤時に途中まで見て、帰りにその続きを見る。しかし帰りの電車で続きから再生始めたら広告が…あれ?このパターンは広告流れそうじゃないか?

    Amazonプライムビデオの件に関して言えば、大きく2パターンで作品が提供されていると思っていて、「プライム会員なら無料」の作品と「プライムでもお金払って見る」作品がある。前者だけが広告表示の対象というのならば、まだマシとも言えるか。ニュースリリースでもプライムビデオって言ってるから、蓋を開けてみればそうだった可能性は残る。あと問題はどんな広告なんだろってこと。最近のYoutubeの広告は、ちんちんのサイズだとか一線を超えてきたと思われるものが増えた。せめて面白そうとか目新しいものを見たい。

    広告を見たくなければ金を払え!はwebサービスでは正論のようになっているからな…ではおいくら万円払えば良いんだろう。広告が現状で出ていないであろう映像コンテンツのサービス、そのおねだんざっくり年額で比較。年払い割引とかなさそうなものは月額x12してまして。

    amazonプライム5,900円
    YouTubeプレミアム12,800円本来はアメリカドルで価格設定されてる
    netflix11,880円
    U-NEXT26,268円
    abemaプレミアム11,520円
    hulu12,312円

    amazonとこんな差が出るのか。Amazonプライムはこのお値段で書籍も同時に10冊までは無料で読めるし、音楽も不評な仕様変更あったけど結構な曲数聴けるし、画像のストレージとかお買い物でのポイントとか配送の特典がある。スマホアプリがバックエンドでも音楽再生できますしオフライン再生もあります。動画も。

    冷静に考えれば、お値段が倍と言っても差額は5000円程度。(U-nextはさらに倍なのは意味わからん)余暇はひたすら映画など映像コンテンツを見て過ごす、という人ならば選択肢に入るのか。他にも何か、自分には関連の薄い理由があるんだろう。支払い方法がどうのとかでっかいテレビで見たいとか。しかしながら、YouTubeにはYouTubeでしか見れないものが多い。圧倒的に多い。故に世界一だ。加えてamazonプライム加入済みだから、上記の映像配信サービス一回も利用したことがないし、する見込みもない。

    話を戻して。YouTubeプレミアムは、正直言って高い。アカウント複数使っている人は、アカウントごとに課金必要になるだろうし…それでも年3,000円なら課金すると思うな。どうだろ。あるいは広告の内容が💩になればなるほど少々高くても…あゝ思う壺だ。そこまで行ったら他の動画サービスに期待したいけど、現状Youtuebで動画制作する人たちは、自分の収入が得られる形でなければ同じようにはやらないだろうなあ。amazonがtwitch運営に本気出せばワンチャン対抗馬ぐらいになりますかね?

  • ふでのゆくまま

    電線に蔦が絡まっている。と…傍らのお宅からにゅっと高枝切りばさみが伸びて、ぎこちなく蔦のカットを試みているのだがどうもフラフラと安定しない。見上げながら通り過ぎると、老婦人が一人で二階のバルコニーから身を乗り出し、なんとか切除しようとしていた。危なっかしいなあとは思えど、脚立の上とか不安定な足場じゃないので、落下して大けがなんてことには至るまい…。しかしあのぎこちなさでは電線を切ってしまいそうじゃないか?こういうものは何処に頼めば良いのだろう。植木職人?便利屋?ひと月ほど過ぎて同じ場所を通ると、蔦は絡まったままだが枯れていた。

    暑い。旧体育の日あたりの連休でも最高気温が26~7度に及び、衣替えなどとてもとても。それでも空気は秋。夜は確実に寒さを積んでいる。きのこやカボチャが店頭に並ぶ。ここ数年同じように秋の暑さを嘆いている気がするが、本当に暑いんだろうか。過去のデータが気象庁のwebサイトで見れるのでチェックしてきたものなり。以下リンク先は2000年10月東京のデータ。

    https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/nml_sfc_d.php?prec_no=44&block_no=47662&year=2000&month=10&day=&view=

    うーん。今よりちょっとは涼しいか?サイトの造りが分かりにくくて調べにくいんだけど、快晴であれば25℃を超えてくるというのは、実はここ20年ぐらいで見てもさほど珍しくも無い。リンクはりなおす。観測地点は府中市。左上のほうの前年とか翌年のボタンを押して比べてみよう。

    https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/daily_a1.php?prec_no=44&block_no=1133&year=2022&month=10&day=&view=p1

    じゃあ暑い暑い言ってるのはわたくし個人の事情か?10年まえ、20年まえ、30年まえはどうだったかなあ、なんて思いを巡らせてみるも、流石に空模様なんてまるで何もわからないのでありました。ハロウィンは確かに無かった。

    妙に救急車止まってることがおおい場所があるのに気が付いた。スペースに余裕がある駐車場前で、駐車しやすいのだろうか。半径50mぐらいをその駐車場所でカバーしているとか。それにしたって出動要請が無ければ駐車もしないわけでして、もしかしたら最後は自宅で迎えましょうという人とか精神がアレでアレな人なんかが近場にいるのかもしれない。

    サンマが高いと。「そういえば食べてないなあ」ってことを毎年言ってる気がするぞ。サンマのフライが売られていたので有難くおかいあげ。(´~`)モグモグ。それこそサンマの塩焼きなんてものは何年も食べてないなあ…ってこれも毎年言ってる気がして、実際どうなのか記憶にない。どうせ年に一回ぐらいは食ってんじゃないのか?そーいやAKIRAに出てきた人口サンマはどんな味わいだろうか。骨の形をしたものをたくさんぶら下げて培養液にざぶん。しばし時間をかけると身が付いていく。そんな様子を想像する。

    いや、サンマ味だろ。何言ってんだ。

  • どくしょかんそうぶん

    「文学部唯野教授」を読んだ。

    本書は学園パロディ…とは違うのか?文学部教授の筒井康隆式ドタバタ劇のようで、くそ真面目な講義の内容もみっちり詰まっているというお得な詰め合わせ。お中元にどうですか。

    自分のような人間には作中の講義の部分はとても難解だ。この感覚をどう伝えたものか…文章の意味はわかるのだが、要点がわからん。一体なにを言わんとしているのかを把握するのが難しい。文芸批評の講義ということらしいので、もはや哲学みたいなもんか…?批評を学問するの??唯野教授、講義を受けている学生ともに、何を伝えん/学ばんとしているのだろう。いやだから文芸批評でしょ?って言われてもなあ。まあ「内包された読者」とか言い回しは格好いいので、知っているテイでどこかで使っていきたいぞ。これは「作品を買った読者」の特権だと筒井も言っている。言ってません。

    引き合いに出される文学作品や著者の名前もまるで知らない。聞いたことのある作品は『重力の虹』ぐらいか。ハイデガーとサルトルの名前も出てきたな。勿論読んだ事などない。あるわけないだろ。一般人なめんな😡世の読書家とか…活字中毒😰の方々にはこんな書籍もおなじみなんだろうか。

    批評ってなんなのだ。ブログのことか?めしの評価には美味いか不味いかしかなくて、不味いという表現に気を使うようであれば口に合わないとなり、もっと気を使うと特に何も言わない。逆に美味い場合もいちいち美味いというお気持ちを表明などせず、ただ「うめえ」っつって満足することだって普通だろう。この食感が~とか素材の本来の味が~とかこれは何の香りだろう?とか、実際に口にする人いる?映画もそうだし文学作品だってそうだろう。おもろい/つまらんで良いだろう。「内包された感想」だ。批評なんてもんタラタラ書くのは一体なんなのか。ブログのことか?

    ネットのどこかで見かけた話だ。「この文章を読んで、この時の作者の気持ちをかきなさい」という問題がちょくいちょくある。とある学校で、その出題された文章の作者の子供が実際にいたらしい。その子は、親に「どんな気持ちだった?」と尋ねたところ、詳細は覚えてないけど締め切りがどうのとかそんな、職業作家っぽい事を答えたんだそうな。それを子供から答えとして提示された先生がどうしたのかがこの小咄のキモだと思うんだけど、そこを覚えてねえわ。

    筒井康隆はどんな気持ちで本作を上梓したんだろうなあ。わざわざ脚注に大学内の仕組みについてあれこれ入れるぐらいだから、このディテールは作品のキモなのかもしれない。ちゃんと大学内部の裏事情を書きたかったんだろう。だからきっと、ホモとエイズが出てきたり、きちがいが刃物を持って暴れたという物語も取材で得た事実なんじゃないか?ひひひ。これはツツイてみればとても面白いものになると思ったんだろ。(©小林よしのり) 現代ならば臼本大学を舞台に面白い事になってそうだけどなあ。筒井先生もう一作書かないかなあ?しかし情報を漁ったら筒井センセは既に引退を決めているようだ。

    筒井康隆で読みたい作品と言えば、自分の聞きちがいでなければ、勤めているホステスがみんな身体に障害を持っているというブラックユーモア作品のアイデアがあった筈だ。当人も「日の目を見ることはあるまい」と書いていた気がするが、きっとどこかに草稿ぐらいは現存するんじゃないかと思っている。