• ふでのゆくまま,  むじか

    大四喜

    年に一枚ぐらいは新作の音楽CD…というのはもう古い話なのか。データでも良いけど、兎に角音楽という文化の新作を賞味するというのを半ば義務のようにしていたのだけど、今年は何もない。年が暮れるまでもなさそうなので、何となしに選んだのがこの一枚。

    宮村優子「大四喜」

    「だいすーしー」と読む。麻雀用語ですなあ。生涯麻雀を嗜んでいるような愛好家でも上がったことある人は稀の筈。声優として著名な方らしいが、存じません。戸川純とか平沢進とかの名前が見えて、このアルバムの存在は知っていたので…このタイミングでお買い上げ。

    こういう言い方はなんだけど、特に嫌うでもなく惚れるでもない感じで感想に困る。宮村優子という人物が元気そうなのは伝わった。ただ、「秘密結社~金曜日の黒ミサ」という曲だけ耳に覚えがあったのはなんでだ。これは戸川純が歌ってた「ラジャ・マハラジャー」がみんなのうたで放送されたから覚えがあった、と同じパターンか。

    まあそんなところです。…やはり今年中に新作を何か買う方向でいこうか…。

  • ふでのゆくまま

    エアコンのいない夏

    今年の夏はエアコンが故障し、扇風機で乗り切った。乗り切った、といってよいですよね、流石に夏も終わりでしょうよ。これより気温は下がる一方であることは自明…。あゝ乗り切った。

    エアコンがないこと、扇風機があることで何が変わったのか。暑かった。いやそれはそうなんだけども、折角なんでなにか書くかあ。

    日々の暮らしは、朝に仕事に出かけて夜に帰ってくる。今までのエアコンの使い方を考えてみると、帰宅後に緩やかに冷やし、風呂上りに短時間ガツンと冷やし、あとはまた緩やかな冷やし方にして、あとは基本的にはスイッチを切ってから寝る、という具合。設定温度は24から25ぐらいと思われる。風呂上りとか22度ぐらいとか?もう忘れてしまったが、兎に角強く冷風が出ればよろしい。

    元々PCの稼働率が高いので、それなりの熱を発している自分の住まい、エアコンがないことによる室温の上昇は実に著しいものがあった筈なのだけど、具体的なデータはない。日当たりも良くはない自分の住まいは正直夏に向いてはいるのだ。夜の涼しい風もなくはない。けども、窓を開け放しで就寝するわけにもいかない。扇風機を付けたままというのもどうだろう。体に当てたまま寝るのは健康に良くないだろう。一時間ぐらいで止まるタイマーで寝るという夜が続いたのでが、止まった後は下手すれば30℃ほどの夜を過ごしたのかしら。そら汗もかく。暑さで眠れないとか、目が覚めるという経験もなかったのだけど、今までにない汗だくの朝を迎えることが毎晩。結果、寝具の更新もすることになるんだけど。それはまたいつか。

    このままエアコンのない冬を迎えることになるのだろうか。この部屋、前述のとおりに夏の暑さはそこそこ耐性あるのだが、冬はとても寒い。こちらのほうが健康状態には悪影響が大きそうだ。さてどうしたものかしら。

    ところで、扇風機は冬に用なしであればしまわなくてはならない、という当たり前のことを考えてなかった。あの形状のものを入れるスペースが押入れにない。部屋の隅に置いたまま、来年の夏を待つのだろうか。つーか来年もエアコンなし??うーん…。

  • えさのじかんだ

    黒蜜の心太

    人生初めての体験というのは、いくつになっても新鮮なもの。とは言え、なんでもかんでもそう新鮮かというと、それは違う…。例えば「XXXXはQQQQQらしいぞ」みたいな情報は無尽蔵に流通しており、そこに個の経験を付け足すことで未経験の何がしかをシミュレーションできる。月面を歩くとどんな感じ?想像した感じ、きっと大体あってる。

    心太に黒蜜をかける。初の試みが訪れた。黒蜜とは何かというと、黒砂糖で作った蜜である。黒砂糖の飴を口にしたことがある。あの感じなんだろう。心太はもちろんおなじみだ。そう、想像できる。想像できてしまう。美味しくなさそう、という所まで――。

    果たして、好んで口にすることは今後なさそうであったのでもう書くことねえわ。スイーツの類全般的に好きだけど、これはどうも。心太のあの口に入れた感じを心太でしか知らないので味が違う事をシナプスが受け入れていない!!

    酢醤油版の心太のカスタマイズは、一般的には青のりと芥子かな。白ごまあたり追加で実にリッチな感じになる。黒蜜を頂かない分は、木枯らしに震える前に何か新種のカスタマイズでも発見できればと思います。月の涙などはいかがでしょうか、ほほほのほ。

  • ふでのゆくまま

    フィンガーファイブ

    なぜユニクロは無地で黒のフィンガーソックスを売らなくなったのか。少なくともオンラインストアでは。

    ここ10年近く、少なくともスーツ姿の時にはそれしか履いてなかったのに、グレーしかなくなり困っている。例えばどうしても冠婚葬祭的なものには黒無地靴下になるじゃないですか。だったら普段から全部それで良いじゃないですか。というわけでストックしてあった10足ぐらいの予備も、もう穴なりほつれなり、履けるものが無くなってきた。まあユニクロで買えるように成る前には別の所で買っていた筈なので、またそこらで買えば良いわけですけども。ユニクロよりは丈夫であることを期待したい。ワークマンみたいな店でガテン系向けの商品で探したら多少丈夫なものが売ってたりするのかしら。

    敢えて言うならば「フィンガーソックスではない靴下を履くつもりはない」と言い切れるほどにお気に入りなので、どこかで買いためないとなあ。まあ黒無地なんてどこでも売ってんだろ。お気楽なもんだほほほのほ。

  • ふでのゆくまま

    重い殯

    今上の帝のお気持ちにより、にわかに来客が賑わった。その通り、このmogari.jpというドメインは、”その”「殯」から来ております。中の人たるわたくしの、身罷るまでのあれやこれやを書き留めております。セルフもがり。

    こういう話の流れで、チラ見ぐらいしかしてなかった動画をもう一度見てみた。もう一度見始めると、その画面の様子が実に不思議だと思う。皇室の紋も、日本国の国旗もない。日本語を解せず、この原稿を読み上げている人物が誰かわからないと、これがどういった動画かわからないだろう。お召し物も洋装だ。アジア系の老人が何か言っているなあ、としかわからない。個人としての「お気持ち」を強調してんのか。

    とはいえ、ちょっと聞いてほしいことがある、という時点でもう異例だよなたぶん。国民はみんなふうむ、と取り敢えず耳を傾けてはみただろう。皇室はあの発言受けてどうするんだろうか。こうして公式に発表したからには、皇室内部でもなにかしら意見の交換ぐらい事前にあったろ。粛々と「その」準備が始まったりしたのだろうか。例えば武蔵野の陵で何か整備が始まったりしてねえか。普通の民家に近くてええって思ったもんだ。

    なんにせよ、マスコミが今年の流行語に「お気持ち」など選びませぬよう。