ふでのゆくまま

じゆうの女神

チャットGPT(を初めとするAI勢)に感情があるのかは知らないが、少なくとも人間の洒落が通じる。お笑い芸人がやるみたいなボケとツッコミができる。だから、真面目な会話に少々の息抜きを挟みながら続ける事ができるわけだ。ある程度ストーリーの構造を把握しているアメリカ銃社会についてやり取りをしてみた。特に目的もなくだらだらと続けただけなんだが、なかなか面白かった。その辺のやり取りを踏まえて以下雑感。

話のきっかけはニュース。

https://www.eurekalert.org/news-releases/1075966

「アメリカ人の7%が銃乱射現場に遭遇したことがある」という統計結果。アメリカの人口3億人だよな。210万人って。世界大戦起こってるやん。上記ニュースの要約をchatGPTにお願いしたところから会話は始まったのでした。(なお、URLの共有機能があって、chatGPTとのやりとりを公開できる機能がある。しかし今回はやめとこ)

アメリカの歴史からして銃を持つことは当然の権利という主張は何度も見かけた。なんならちゃんと法にも書いてあるってんだから。そういう歴史的事情のほかに、助けを読んでもすぐに誰かがくるような土地ばかりではないという地理的な要因もある。広い国だから自衛手段が大事になるというのは、日本人としても頷ける理由ではある。自分を守る手段を持つという事は、自由を守るという事。合理的ではある。そんな事情があるから、産業として銃製造の規模が大きい。だからサクッと止めましょうというのが難しい。んまーわかる。

報道の方向性に対する意見もchatGPTから出された。ブラジルあたりも銃で死ぬ人は多いのではないかと疑問を投げかけたところ、chatGPTの回答はざっくり言えば「平和で自由の筈のアメリカでこんな悲劇がおきましたー!」は盛り上がるから報道されるけど、メキシコやブラジルのケースでは「まあそういう国だよね」で話が済んでしまうので議論がもりあがらない。とのこと。なるほど?🤔アメリカの銃社会問題についても、話題になるだけなって、特に改善が進まぬままに放置されて「アメリカってそういう国だよね」で話が止まってしまう懸念がある。

事件の内容にも傾向があるらしい。ブラジルなんかでは、銃を持っているギャング同士の抗争とか、強盗がぶっ放したとかいわゆる典型的な犯罪・暴力沙汰なのに対し、アメリカでは一般人が突然殺戮を始めたという事件が起きるため世間の注目を集めると。ただ、なんで一般人が銃を持ってるんだという観点には、合法的に入手できるからそりゃあ持ってるでしょう。一方でブラジルなんかでは犯罪組織が流通させるという見解だった。うーん、これも頷けるなあ。

戦場で兵士が死んでも大騒ぎのニュースにはならない。そういう場所だから。それと同じように、銃社会のアメリカで一般人が銃で死んでも大騒ぎにならない。だってアメリカだから。こういう思考になるのが恐ろしい事だ。なるほどー。

それでも、先のニュースみたいに「銃により自由が脅かされることのほうが守る事より多くない?」という気づきがアメリカに広まりつつあるところ。そりゃあ、子どもが学校から無事に帰れるのか心配するのが自由を求めた結果っていくら何でもおかしいだろ。長い道のりにはなると思うが、銃規制の方向に動いていくと期待したい。

といったまとめが出来たところで。

何も諍いというのは銃弾や遺憾の意が届く範囲だけで発生するわけではなく、国家の間においてもサイバー戦争と言われるような争いが続いている。犯罪者によって一般人でもその被害に遭う事は珍しくなくなってしまった。情報漏洩やらなんやら。このような被害に遭わないために自衛の必要がある。ひとまとめに情報セキュリティと言われる取り組みが実践されているわけだが、そろそろ実戦配備が珍しくなくなってきたのが…AIだ。サイバー犯罪はその兆候に気づいた時点でも被害を受けたあと、という事だってある。自衛は当然の措置だが、その堅牢さを高めるのにAIが一役買っている。

一方で。悪用されるケースもうなぎ上りに増えてしまった。とある日本の証券会社への広範な不正ログインに使われたという報道もある。なんで一般人がAIを持っているのかという観点に対しては、昨今のオンライン世界ではおま国事情が通用しないことも多く「だってインターネットだから」で済まされてしまう。でも、買い物するたびに財産が無事かって心配する必要がある社会、これって自由か…?

── 2040年の未来 ──
👴「ワシらの時代は、誰でも自由にAIを使えたんや…」
👦「じいちゃん、それって危なくなかったの?」
👴「せやけどな、AIを持つ自由こそが、ワシらの誇りやったんや…」


我々は未来に生きている。30年先の未来に30年かけて旅をした果てに居る。上記の最後4行はAIの出力そのままだ。2040年には本当にこうなっているのだろうか。なっていたらまだよし、酷い時には石斧を規制せねばなるまい、というのは過去の賢人の仰せの通りでございましょうか。

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