せとうちフェア
近場のスーパーでやけ食いの依代を漁っていたところ、店内放送が耳に入った。
「とうてんではただいま、せとうちふぇあをじっししています」
瀬戸内フェア。なんとなしに見当がつくが、ふと寂聴のほうを想起してしまった。ボンカレーのパッケージが目に入ってしまい、それを脳内で寂聴に変換したところ実に愉快な買い物ができた。ボンカレーは買わなかったすけど。
こんな一言を書くために瀬戸内寂聴についてネットで調べると、実に豪快な人である。出所が怪しいような情報もあるものの、ちょっとイメージと違っていた。こういう味わいを人間味と言うのだろうか。故事に言う、英雄色を好む。談志が言う、業の肯定。それでいて清らかで純であるという雰囲気を称すならば…例えば「徳」とか?
まあ寂聴さんのケースでは法曹に属していないとまた色眼鏡の色が変わるかもね。西原理恵子みたいな扱いになったら楽しかろう。具体例は書かねえ。徳が下がるし。