どくしょかんそうぶん

「戦場のメリークリスマス」を観たことはある

妙に名前が知れている作品という印象だった。

テーマ曲を何度も耳にしているが、肝心の内容は一切知らない。ビートたけし、デビッドボウイ、坂本龍一が出演していることも知っている。三人とも、話題作りのチョイ役ぐらいと思っていたけど、がっつり主役級。まずはこれで面食らったというのが正直な感想。監督の大島渚だって、何か作品を知っているわけでもない。いうなればニュースのコメンテーターという印象。

坂本龍一が登場したときに、笑いそうになってしまう。40年近く前の作品なので、現在の自分が持つ彼の印象とはまったく異なるわけだ。「教授」とか言われている、ここ20年ぐらい?のアカデミックな雰囲気がない。単に若いというだけではなく、頼りない印象すら覚えた。テクノ将校。

最後まで見て、もう一度面食らう。これ、何のお話…?戦時中の捕虜たちと、日本軍将校のいさかいのお話だと思うけど、自分のどたまではその訴えるものがよくわからなかった。洋の東西をぶつけてみました、というスジかなあと理解した。監督である大島渚の作風なのかな。制作は1980年前後。どんな時代だったんだろうか。

風呂に浸かりながら半分、寝床で半分視聴した。そんな感じだから内容はうろ覚えだという事にしておこう。生涯うろ覚えだ。一応観たことはあるよ~、ということにしておく。どこかで誰かの映画蘊蓄でも聞く機会があったら、本作をダシに小一時間頷いているだけの時間を作り出そう。うっかり自分の意見を求められれば、本作は「恋人はサンタクロース」の80年代自己反省的なパロディだと主張し、絵本だけのお話を真顔で有難がる貴様はディズニーで凸凹でも書いてろこの”#$%!!叫ぶが一閃殴り倒す我が姿は大島渚のオマージュ。怒るポンポコリン。

だって、剣道?の型をやっている場面も北野武が読経してる場面も、コントのセットにしか見えないんですもの。

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