• ふでのゆくまま

    スティーヴン・ホーキング博士

    スティーヴン・ホーキング博士が亡くなったとのニュースが流れた。なんか宇宙の凄い学者、体の自由が利かない病で、車いすで生活している。知っていることはこのぐらいだ。あとは見た目。その見た目。

    この訃報の前に最後にみたのは何年前だかわからない。その時に見たであろう肖像だって直近の物とは限らない。この度の訃報でそこそこ直近と思われる肖像を拝見して、違和感を覚えたというか…。この印象をどう表現するものか。なんか…ねじれた?過去の書籍の表紙なんかが検索すると出てくる。それと比べるとねじれたというか歪んだというか…。もしかしたら肉体的にもかなりしんどかったりしたのだろうか。76歳だから若いころから健康満点の人でもコロッと死んでしまったりする歳だ。

    それがどうした、という話ですが、あまりにもギョッとしてしまったので、その事自体の記録としてもここに記しておきます。最後に共著した論文が学術機関で査読中だという。我々の理解が及ぶような内容ではないのだろう。とはいえ人類に福となれば報われる。ご冥福。

  • fuckyeahinternet

    Windows10 でウィンドウを他のディスプレイにドラッグできない

    マウスカーソルが画面端、つまりここから先は別のディスプレイという境界でひっかかり、ウィンドウをドラッグできない。原因はWindows10のスナップという機能。有効にした記憶ないけどなあ…。

    設定の歯車→システム→マルチタスク→スナップ。これをオフにすればOK。

    多分、いっぱい開いて目的のウィンドウ何処にいったかわからないよ、って時に使うと便利だという主張なのだろうけど、こちとらそんな事態を避けるため(というと誇張だけど)にディスプレイ二つ繋いでますし。まあ簡単にオフにできるんで良いでしょ。

  • どくしょかんそうぶん,  ふでのゆくまま

    「Gravity」を見た。

    宇宙に関する研究って、どのぐらいの進捗なんだろうか。「宇宙空間」というほうが自分の意図する進捗にニュアンスが近いかしら、どのぐらい遠くに何があるのか、構造は。光の速さで数億年という単位の構造があるらしい。そこに到達する日がいつの日か来るんでしょうか…。そしてまた、そのような距離に於いても果たして、我々の知る物理やら何やらの範疇なのでしょうか。観測範囲が広がるにつれて、新しい発見をしたり、仮説が実証されたりしてきたわけですよ。地球は丸いだの地球は青かっただの。はたして我々が次に辿り着く場所とは…宇宙の果て?あるいは火星に人類が到達したり?木星に着くころには我々もピテカントロプスになる。

    「インターステラー」という作品でもそういう「宇宙ヤバイ」系の世界を垣間見たけれども、あれは何というかSFでもありました。本作品は、近年の地球近傍の宇宙空間での話。一時期流行りましたね、気象災害系映画が。竜巻隕石火山なんたらって。本作は宇宙での事故からの生還劇。あっ。ネタバレしちゃった!生還しかしねえんだものこのテの映画。実際、映画の内容もこれといって語るような所はないです。美味そうに見えたもの食ったら美味かった。そんな感じ。特に難癖をつける点も御座いません。

    書くとすればこれが初めてスマホで見た映画であるというところぐらいでしょうか。

    amazonプライムの機能で、スマホにダウンロードができたので、通勤、退勤、乗り換え待ち、お布団のなかで鑑賞しました。トータル90分の映画なので、程よく一日の就寝までに見終わりました。ダウンロードが事前に出来るので、映画のデータ分の通信でギガが減る心配ないですね。多分、どこまで再生したか、みたいなデータを保存するためにちょっと通信しているようですが。ギガが減るって最初に言ったのだれだろ。

    ぶつ切りの鑑賞ってあまり本寸法ではないというか、敢えてそうしなくても良い鑑賞の方法です。ところがまあ、現代はいろいろ御座いますからね、映画一本落ち着いて見るよりは、他の事に時間を使ったりもするわけで、ちょっとキリの良さそうな場面まで移動中に鑑賞する方法もありなんでしょう。結論から言うと、あまり問題はなかったです。問題は走行音などのノイズが入りまくりということです。iPhone買った時のイヤホンそのまま使ってるからかもしれない。まあ、そこに納得いかないなら家で見れば良いだけの話しですよ。

    もう一つ言うならば。電車移動中ということは、隣にはほぼ見知らぬ人がいるわけで、あまりリアクション取れないという事だろうか。どんな場面でも仏頂面で見ないと何か恥ずかしい。自分は人間が腐っているくせに感涙ものには涙で応えるような所があって、そういうのは見れないなーって。あと突然エッチな場面が始まるとやっぱ常識的に考えて気まずい。サイタマノラッパーも唐突にそんな場面が出てきてちょっとおろおろしました。休日の午前5:00ですが始発から乗ってきたので椅子が埋まるぐらいには乗客います。隣は朝帰りっぽいアジア人の方でした。いや~~~見られたくないわな~~~。

    寒さも和らいだので、今度は公園とかで見てみようか。昔の俳句みたいにね、お城の草にねころんで、ぐらいに気ままに過ごしたいもんだ。40歳だけどな。ケッ。宇宙では歳を取らないぐらいのボーナスないんすかーーーー。

  • どくしょかんそうぶん,  ふでのゆくまま

    「サイタマノラッパー」を観た

    そんな東京と離れてねえだろ。

    実に評判の良い作品だとは前々から伺っていた。評判通り、素直な青春作品と言ったらよいだろうか。ワンシーンワンカットという撮影手法も話題になったみたいだけど、見終わってから言われてみれば、カメラの位置というか、視点というかが変化のない映画だなあという印象だった。印象深いということは滅多には使われないということなんだろう。撮影手法なんて詳しいわけではないのでこれはこの辺として…。

    作中は田舎町という設定で、人物も東京に行ってXXXみたいな会話が出てくる。しかし舞台はタイトル通り埼玉。東京の隣やんけ。深谷は東京から移動するならば、本庄のすこし手前だ。本庄で朝九時からの仕事を当日の朝自宅出発で間に合ったんだから、東京からそこまで離れてないんだよね。それでもやはり「生活圏が東京」とは状況が全然違うんだろうなあと思う。電車で二時間ぐらいなんだけどね。

    何かをやりたいけど何もできない、みたいな若者のもやもやした葛藤がビシビシ伝わってくる。みんなそういう時期を経て大人になるもんだ。俺はこうなりたい、というだけで何をやっても上手くいかなかったり、何をするのかもおぼろげで全然つかめない…。このシチュエーションが、例えば渋谷と深谷では違うというのがリアリティなんだろうか。

    「やっぱ地方じゃなんでもダメなんだねえ」みたいな結論だとなんか寂しい。でもああいうカルチャーだとなおの事東京じゃないとって事にはなるのもわかる。電車で二時間の距離が、決定的な足掛かりの差になるんだろう。

    それでも映画のポスターにある「アメリカまで8000マイル」ってのがさらに厳しい現実だなあと。むしろ距離測ったら僅かに深谷のほうが近そうだ。でもそこじゃなくて、カルチャーへの近さが、東京と深谷では圧倒的に東京のほうが近いんだろう。その、どこか理不尽さもサイタマノラッパーからは感じられませんか?東京を経由しないとアメリカに届かないかのような…。はてさて東京は近道なのか、深谷からのメッセージを跳ね返す邪悪な壁なのか。

    ところで作中に出てきたブロッコリーは本当に深谷の名産品なのね。へえ。